どんなペットを飼っている? 今どきのペット事情をチェック!

子どもが「ペットを飼いたい」と言い出して、困ったことはありませんか。ペットを飼うことは子どもの感受性を高めるなど、メリットも多いのですが、アレルギーなどの心配も。アンケートで、子どものいるご家庭のペット事情についてうかがいました。

ペットを飼っている人は43%

ペットにはふれあうことで癒し効果があったり、ペットがいることで家族のコミュニケーションがアップするとも言われています。
しかし、そうでなくても大変な子育てをしながら、ペットも…となると、なかなか簡単に飼うことに踏みきれない保護者も多いのではないでしょうか。

子どもをお持ちの保護者のかたに、「現在、家でペットを飼っていますか?」と聞いてみたところ、43%が「はい」と回答されました。

マンションや賃貸の場合、環境的に飼えないというご家庭もありそうですが、飼っていると答えたかたに、「どのようなペットを飼っていますか?」とうかがってみました。

もっとも多かったのは「犬」でした。犬と答えたかたの多くのお住まいは、戸建てが多く、次いで多かった「ネコ」では、マンション住まいのかたも見られました。
最近は、ペットが飼えるマンションも以前より多いので、意外とマンション住まいのかたも気軽にペットを飼われているようですね。
ちなみに「その他」には、「亀」がもっとも多く、「ザリガニ」「トカゲ」「シマリス」などが挙げられていました。

散歩もいらず、小型で比較的飼いやすいと言われている亀ですが、亀や爬虫類はサルモネラ菌をもっているものも多いと言われています。サルモネラ症に気をつけて、さわったあとはせっけんなどでよく手を洗うのが大事なのだとか。
小さい子どもやお年寄りのいるご家庭ではとくに注意したいですね。

世話をしているのは誰?

ペットを飼うときに家族でもめるのは、誰が世話をするかということではないでしょうか。子どもが飼いたいと言い出した場合、子どもが「自分で世話をする!」と言うものの、結局、保護者が世話をすることになるご家庭も少なくないのでは。

アンケートで、「誰が主にお世話をしていますか?」とうかがってみました。

結果は、「親」が66%と半数以上。「その他」では、「家族全員で」という回答もありました。平日、日中は学校、夕方は宿題や塾など、今どきの子どもは忙しくて、なかなかペットの世話までできないのかもしれませんね。なかなか子どもに世話を任せられないとはいえ、ペットを飼っていることで、子どもの感受性や生命にふれる機会を得られるなどメリットも。

「お子さまにとって、ペットを飼ってよかったことがあれば教えてください」と聞いてみました。

・ペットが病気になったときに心配し、思いやりの気持ちが表れたこと
・世話をすることを覚えたこと
・生き物に興味を示したこと
・飼う前に飼育方法を学ぶので勉強になること
・生活習慣の確立
・責任感が芽生えたこと
・相手に対して思いやりがもてること
・命を大事に考えるようになったこと
・家族共通の話題ができたこと
・動物を怖がらなくなったこと

など。ペットを飼うことで、人間とは異なる生命の存在を肌で感じさせてあげることができます。それは子どもにとっても非常に貴重な体験になるに違いありません。

いい体験だけでなく、ペットを飼うことのデメリットもありそうです。
「お子さまにとって、ペットを飼って困ったことがあれば教えてください」とうかがってみました。

・アレルギーがでてしまった
・世話があるので、泊まりの旅行に気軽に行けない
・死んでしまったときにしばらく落ち込んでいた
・部屋が汚れる
・宿題をしないでペットと遊ぶ
・鳴き声がうるさい
・結局面倒を見なくなる
・衛生面が心配

など。とくにアレルギーなどに不安を抱いている回答が多く見られました。

ペットを飼っても、結局保護者が世話をする…というご家庭も多いようですが、ペットが子どもにもたらすよい影響はいろいろありそうです。環境や状況が許せば、できるだけ生命にふれさせてあげたいものですね。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年4月18日~2016年5月2日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:3,379名

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