知っておきたい! 赤ちゃんや小さなお子さまに坐薬を使う場合の注意点とは?

赤ちゃんの発熱時などに、処方されることがある坐薬(座薬)。使ったことがないと、使い方や使うタイミングが分からず不安だと思いますが、心配はいりません。基本的なポイントを押さえておきましょう。

坐薬を使うメリットとは?

肛門坐薬は肛門から挿入して使う固形の薬で、解熱薬や吐き気止め、抗けいれん薬などが代表的なものです。直腸から直接薬の成分が吸収されるので、胃への負担が少なく済み、飲み薬に比べて効果が出るのが早いのが特徴。
また、味やにおいが気に入らない飲み薬だと、赤ちゃんや小さなお子さまは吐き出してしまうことがありますが、坐薬なら必要な量を確実に体内に吸収させることができます。

発熱時の解熱剤なら、どういうタイミングで使うのがベスト?

解熱剤の坐薬を使うのは、38.5度が目安。高熱でも水分がしっかり取れて、機嫌よく過ごせている場合はそのまま様子を見ても大丈夫です。元気がなかったり、ぐったりしていたりする場合は、解熱剤を使用しましょう。様子をよく観察することが大切です。

覚えておきたい挿入方法と注意点

坐薬は先端がとがったほうから挿入します。刺激により排便してしまうことがあるので、先に排便を済ませておきましょう。また、肛門が乾いていると摩擦が大きくなり、赤ちゃんが嫌がってしまうことも。肛門には水かベビーオイルを塗って滑りをよくしておきましょう。薬の先端にも水をつけておくとさらに挿入しやすくなります。
準備ができたら、赤ちゃんをオムツ替えの体勢にして、手早く一気に挿入します。薬が全部入ったら、ティッシュで約10秒肛門を押さえ、肛門が閉じるのを待ちます。ここまで完了すれば、直後に薬が出てきてしまうことはほとんどありません。
万が一、すぐに出てきてしまった場合は、出てきたものか、新しいものを再度挿入しましょう。5分以上経って出てきた場合や、坐薬が溶けて出てきた場合は、薬の成分は吸収されたと考え、入れ直さずに様子を見ましょう。

坐薬を処方されても、不安に思うことはありません。もしものときは、上記のポイントを覚えておいて落ち着いて対応してあげましょう。

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