「推薦入試って、うちの子は受けられるのかしら?」と思ったことはありませんか?
今回は、高3になる前に知っておきたい学校推薦型選抜・総合型選抜についてお伝えします。
◆私立大入学者の5割以上が学校推薦型選抜・総合型選抜で入学
学校推薦型選抜を実施している私立大は99.7%にのぼります。
国立大の場合は92.7%、公立大も98.9%が実施しています。
総合型選抜の場合でも私立大は90.8%、国立大76.8%、公立大40.0%です。
さらに入学者数に注目しても、学校推薦型選抜と総合型選抜を合わせると私立大入学者のうち58.2%を占めています。
※文部科学省公表資料「令和3年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」より。
上記の数字から、学校推薦型選抜・総合型選抜は多くの人に挑戦のチャンスがあることがわかります。
学校推薦型選抜・総合型選抜は学力だけではなく、志望動機や個性、能力を評価するものです。
この大学で学びたいという明確な意思や目的があれば、現役合格に向けた受験機会を増やす1つの選択肢として、視野に入れてみてはいかがでしょうか。
◆学校推薦型選抜・総合型選抜は一般選抜とセットの併願戦略が必須
挑戦のチャンスが広がる学校推薦型選抜・総合型選抜ですが、「早く決めたい」「学力試験は避けたい」などの気持ちから、安易に飛びつくことはリスクを伴います。
学校推薦型選抜・総合型選抜は多くの場合、「小論文」「面接」の練習や、「レポート」「プレゼンテーション」の準備が必要となり、学力試験対策の時間を削ることになるためです。
「学校推薦型選抜・総合型選抜=学力試験が課されない」というわけではありません。
特に国公立大では、大学入学共通テストを課す大学もあり、学力試験との両立が求められます。
国公立大は学校推薦型選抜・総合型選抜の募集枠が増えてきていますが、倍率も高くなっています。
私立大でも公募制推薦の場合は倍率が高い大学もありますので不合格だった場合を想定して、学力試験対策も手を抜くことはできないことを押さえておきましょう。
お子さまから学校推薦型選抜・総合型選抜の話が出た際は、保護者の方の冷静な視点から、両面をふまえてお子さまの考えを手助けしてあげてください。
本当に行きたい大学の受験機会を増やすチャンスとして、上手に活用しましょう。
最後に進研ゼミでは、学校推薦型選抜・総合型選抜対策の最新情報が確認できる「推薦対策Web」をご用意しています。
興味をお持ちの方は、ぜひサイトもご確認ください。
※お子さまの会員番号とパスワードが必要です。
◆学校推薦型選抜・総合型選抜の基礎知識はこちらでチェック
▼学校推薦型選抜の仕組み▼
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/nyushi_info/nyuushi03.html
▼総合型選抜の仕組み▼
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/nyushi_info/nyuushi04.html