Presented by 一般社団法人Jミルク

【小学生自由研究テーマNo.160】

牛乳が七変化!
夏の実験おやつ【PR】

体に大切な栄養がとれる牛乳。
飲む以外にもいろいろな食品に使われていることを知っている?
温度(冷やす、温める)によって様子が変わる牛乳を観察しながら、夏のおやつを作ってみよう

※材料に含まれるアレルギー物質:牛乳・乳製品

保護者のかたへ

この自由研究は、栄養豊富な牛乳でお子さまの成長を応援する企画です。そのまま飲むのが苦手なお子さまも楽しんで取り組めます。

牛乳の秘密にせまる
2つの実験を紹介するよ!

1
室内で固まる!? アイスクリーム

室内で固まる!?アイスクリーム

用意するもの

  • 牛乳 200mL
  • 砂糖 大さじ3
  • 氷(大きいポリ袋にいっぱいになる量)
  • 塩 大さじ3
  • 冷凍保存用チャック付きポリ袋
    大1枚、小1枚
    ★製氷器で作った氷など、なるべく小さな氷を用意しよう。砂糖の量は好みに合わせて変えてもOK。

保護者のかたへ

液体の牛乳が固形のアイスに変化することを体感できる実験です。氷とは違う固まり方や風味の変化も感じられます。氷に直接ふれ続けると凍瘡(とうそう)・凍傷の危険があるので注意してください。

実験の進め方

  1. 1

    牛乳に砂糖を入れてよく混ぜ、小さいチャック付きポリ袋に入れて口をしっかりと閉める。

  2. 2

    大きなチャック付きポリ袋に氷を入れて塩を振り入れ、軽くもんで塩を混ぜ、氷の間に①を入れて口を閉める。

  3. 3

    タオルで②をくるんで中の牛乳が揺れるように大きくよく振る。

    ★おうちの人と交代で振り続けよう。

  4. 4

    10分くらいしたら中の様子を見てみよう。かたまっていたら完成!

2
家で作ろう! ヨーグルト

家で作ろう!ヨーグルト

用意するもの

  • 牛乳 500mL
  • プレーンヨーグルト 大さじ3(牛乳の約1割)
  • 牛乳を温める鍋
  • ガラス製などの耐熱性の密閉容器(煮沸消毒する)
  • 温度計(煮沸消毒する)
  • 湯せんをするための容器(大きめのボウル、クーラーボックスや発泡スチロールの箱など)
    ★ヨーグルトを作るときは、量ったり混ぜたりに使う器具はすべて煮沸消毒したものを使うなど、雑菌が入らないように注意が必要だよ。かならず大人と一緒に進めよう。

保護者のかたへ

プレーンヨーグルトの乳酸菌を牛乳で繁殖させて、牛乳全体をヨーグルトにする実験です。他の菌が入らないように、開封したての材料を使い、清潔な手や道具、環境で手早く行います。温度管理にも気を配ってください。

★もし色が変わっていたり、苦みが出ていたら食べないようにしてください。

実験の進め方

  1. 1

    牛乳を鍋に入れてふっとうする直前まで温め、温度を計りながら45℃まで冷ます。

  2. 2

    プレーンヨーグルトを加えてよく混ぜ、密閉容器にうつしてふたをする。密閉容器ごと湯を入れたボウルやクーラーボックス、発泡スチロール箱などで湯せんしながら40℃を保つようにして4〜6時間待つ。

    ★熱湯ですすいで温めたまほうびんに入れて温度を保つ方法もあるよ。

  3. 3

    味をみて、ほどよい酸味と、とろみがついたら冷蔵庫に入れて冷やす。

    ★できたヨーグルトは2日以内に食べきろう。できたヨーグルトと牛乳で、ふたたびヨーグルトを作ることもできるけれど、使用するのは2回までにしよう。

まとめ方・提出の工夫

  • 実験の手順と感想を書こう。牛乳がどのように変化したのか、味や形状に注目して、気づいたことを書こう。
  • 牛乳を温めたとき、表面に薄い膜ができたかな?この膜は何でできているのだろう。膜ができる理由や、同じように温めると膜ができるものを調べてみよう。
  • 市販品の原材料を調べて、自分の使った材料と比べてみよう。プレーンヨーグルトのパッケージにある原材料を見てみると「生乳」「牛乳」「乳製品」などの表示があるよ。それぞれの言葉の意味を調べてみよう。
  • 他には、どんなおやつや食品に牛乳・乳製品が使われているだろう。いろいろな食品のパッケージを見て、調べてみよう。(例:おまんじゅう、ビスケット、食パン、チョコレート、シチューのルウなど)
  • 牛乳はいろいろな料理にも使われているから、朝昼夜の牛乳メニューを考えてみても楽しいね。
    ホットケーキやグラタンなどの洋食だけでなく、みそ汁や煮物などの和食に牛乳を使ったり、プリンなどのお菓子、ココアなどのドリンクも組み合わせたりしてみよう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のポイント

牛乳はとってもデリケート!
牛乳の「菌の変化」や栄養・衛生を
守る「流通の仕組み」を調べよう

ヨーグルトを作るときに細かく温度を計るのはなぜかな。50℃になると、どうなるのだろう。

牛乳が家庭に届くまでの流れを調べてみよう。どんな人がかかわっているのかな。

考えるときのヒント

  • 牛乳は牛の乳(生乳)をしぼったらすぐに冷やし、一度加熱(殺菌処理)してすぐにまた冷やして運ばれる。栄養が豊富な牛乳は、温度管理をしないと、体に有害な菌が増えて「腐敗(ふはい)」してしまうためだよ。
  • ヨーグルトやチーズは、牛乳の中の乳酸菌が増えて性質が変わっている。このように食品の中の微生物が増えて起こる変化を「発酵(はっこう)」というよ。「発酵」と「腐敗」の違いを考えよう。微生物には人に有益なものと有害なものがあること、微生物によって増えやすい温度や環境が異なることも調べてみよう。
  • 牛乳をおいしく安全に運ぶために、どのように衛生管理や温度管理をしているのかを調べ、家庭での保存方法についても考えてみよう。

暑い夏も温度管理に注意して美味しい牛乳を飲もう!

牛乳を飲む習慣が健康的なライフスタイル全般にも影響?

最新のギリシャの調査では、毎日適量の乳製品(ヨーグルト2杯、チーズ、牛乳1杯)をとっている子どもたちの方が、とっていない子どもたちに比べて基礎体力が優れているばかりでなく、肥満や睡眠不足が少なく、テレビやゲーム、ファーストフードの摂取が少ない、きちんと朝食をとっているなど、その生活習慣にも違いがあることが明らかとなりました。

乳製品の推奨量を摂取している子どもたちは 健康的な生活習慣を身につけていることが明らかに(Vol.25 2022.9) | 一般社団法人Jミルク Japan Dairy Association (J-milk)

牛乳は給食だけでは足りていないかも。カルシウムの摂取量を比較

給食で牛乳を摂取した日と、そうでない日の1日のカルシウム摂取量を比較すると、給食のない日はカルシウムが不足しがち。特に休日や夏休みは意識して牛乳をとると良いでしょう。暑くて食欲が落ち、生活リズムも乱れがちな夏の時期も、乳製品をしっかりとって心身ともに整った生活を意識できるとよいですね。

更新日:

関連するテーマ

小学生に人気な
自由研究ランキング