2013年4月1日更新
4月は入園、入学、進級、進学など、新しい生活のスタートの季節。
毎日の習慣も、新しく始めたり見直したりしてみませんか?
できそうなこと、気になっていたことからひとつずつ始められるよう、たくさんのアイディアと体験談を集めてご紹介します!
ひらがな
芽生えた興味をキャッチ! 遊びの中で育んで。
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ひらがなへの興味が芽生えたきっかけは?
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きっかけは、お子さんによっていろいろ。興味の芽生えを感じたときから、ひらがな体験をスタート!
- 入園で持ち物やロッカーの自分の名前に気づいて「これ、何が書いてあるの?」と聞いてきました。
- お友だちが字を書いているのを見て、急に読み方を聞いてくるようになりました。
- おてがみをもらって。返事を書くために覚えたいと思ったみたい。
- 教材のアニメーションを見て自然に文字を読もうとするようになりました。
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ひらがな読み・書きのステップは?
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ひらがなの読み・書きは、いくつかのステップを積み重ねるとスムーズに身につきやすくなります。
●読み方STEP
- 1. 言葉を一音ずつ聞き分ける
ひとつの音にひとつの文字が対応していることに気づく - 2. 文字の形と音を対応させる
特徴のある文字から徐々に認識していく - 3. 難しい読み方もわかる
小さな「っ」や「ば」「ぱ」などの特殊な読みも理解していく
●書き方STEP
- 1. 手を思い通りに動かせる
運筆練習から手の動きや筆圧のコントロールができるようになる - 2. 正しい字をなぞって書く
なぞり書きで文字の全体像やバランスをつかめるようになる - 3. うつし書きから書き順へ
お手本を見て書くうつし書きを練習。書き順を覚えて丁寧に書く
【関連情報】詳しい解説とSTEPごとのかかわり方ひらがなの読み方とひらがなの書き方のヒントを見てみよう! - 1. 言葉を一音ずつ聞き分ける
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正しいえんぴつの持ち方は?
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えんぴつの持ち方は、字の書きやすさ、バランスのとりやすさ、姿勢にも影響します。
出典:<こどもちゃれんじ>キッズワーク
ポイント
- 1. えんぴつをひとさしゆびにそわせる。
- 2. おやゆびをそえる。
- 3. なかゆびでしたからささえる。
楽しくひらがなの練習をするには?
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ひらがなに親しみ、理解するには、お子さんが自分からやってみたくなる遊び感覚のゲームやワークがピッタリ!
<おすすめ無料コンテンツ>
ひらがなゲーム「みんなででかけよう」年齢や発達にあった「読み方」ゲーム
ひらがなワーク運筆練習からなぞり書き、うつし書きまで楽しく練習
ひらがなぬりえひらがなの字と音をあわせて覚えられるぬりえシート
てがみを かいてみよう!季節ごとにデザインの変わるびんせん
おなまえれんしゅうシート名前を入力してお子さま専用のなぞり書きシートを作成!
時計、数
数や時計への興味、理解が深まるのはどんなとき?きっかけは?かかわりかたは?みんなの体験談!
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数にふれる機会は家庭の中にいっぱい!(E.Iさん)
きょうだいが3人いましたので「3等分にして」とお菓子の配分をお願いしたり、「おにいちゃんが3個食べたから、残りをふたりで分けて」などとお手伝いをお願いしていました。また、絵本の中で自然に文字や数にふれていったと思います。
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興味のあることから伸ばしたいと思いました!(Y.Mさん)
「数字を書く」ことよりも、「数をいくつといくつに分ける」ことに関心があったので、まずは子どもが興味をもっているほうを伸ばしてあげたいと思っていました。ワークの点つなぎを親と競争して勝つことや、丸をつけてもらうのが楽しみだったようです。
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日常生活でいかに楽しく取り組めるかが大切!(S.Yさん)
お父さんと一緒にお風呂に入った時は、順番に数をひとつずつ数えていき「最後に50を言った人が負け」など、ゲーム感覚で数に親しんでいきました。最近では、順番がまわってきたら「1、2」「3、4、5、」「6」…などと最大3つまで数えていいことにし、ルールを少し難しく発展させて楽しんでいます。
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さりげなく時間を意識して話しかけるように(Y.Kさん)
幼稚園のときは「今、長い針が○にあるから、○になったら片付けね」などと言って、時計を見る癖をつけました。小学校に上がる前には例えばゲームをしていても「○時になったらやめるよ」など自分で決めるようになり、生活のリズムも考えることができたので、非常によかったと思います。
年長さんになると100まで数えられるお子さんも増えます。すると、「100までの数を理解した」かのように見えますが、実際は10までの数の概念すら、まだ理解していないお子さんはたくさんいます。まずは1から10まで、正しい順序で言えるようになったら(数唱)、次に、物をひとつずつ指さしながら、順番を数え(順序数)、数え終わった最後の数が全体の個数を表すこと(集合数)を、手を使って、物を動かしながら学ぶことが重要です。集合数の理解が不十分な幼児は、7個の物を指さしながら7まで数えた後、「全部でいくつ?」と質問されると「10!」と答えことがあるのです。ぜひおうちでお試しください。
一度正しく数えたあとも、物を並べ替えて、何度も数えなおし、物の配置が変わっても数は変わらないこと(数の保存)も、手の感覚や視覚を使って、実感しながら理解することが大切です。
歯みがき習慣づけのヒント
歯みがきの習慣づけにおうちのかたが実践している工夫をご紹介します。
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歯みがき用ウェットティッシュでさっぱり
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疲れてどうしても眠いとき、うがいができないときは、歯を拭くためのウェットティッシュで拭いています。歯がきれいになって気持ちいい、という感じを常に体感していてほしいので。
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歯垢が見える歯みがき剤でチェック
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歯みがき剤と歯垢が赤く染まる染め出し剤がひとつになったものを使っています。色が残ったところはがんばって落とそうとしますし、私にも子どもの苦手な場所がわかってたすかります。
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デンタルフロスの日もつくってます
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歯が大きくなってきてすき間がなくなってきたので、ときどきフロスを使うようにしました。今日はみがきたくない~とぐずるときは、自分みがきはお休みして、仕上げみがき&フロスにしたりしています。
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子ども用電動歯ブラシに挑戦
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親の電動歯ブラシを見て子どもがほしがったので、歯科医でおすすめや注意点を聞いて、購入。それまではめんどくさがることも多かったのですが、電動歯ブラシが使いたくてかなり積極的にするようになりました。
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キシリトールガムやタブレットをごほうびに
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うちの子は歯みがきあとのキシリトールタブレットを楽しみにしていて、そのために歯みがきが続いたような感じです。年中さんになってガムに興味をもちだしたので、最近はガムにしています。
段階別トイレの困った
発達段階で変わるトイレトレーニング(オムツはずれ)の悩みと解決のヒントをご紹介します。
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はじめどきがわからない!
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おうちのかたがトイレに行く様子を見せたり、絵本を読んだりして子どもの気持ちを盛り上げることからスタートを。「今日からはじめる」とあまり意気込まず、「ちょっとはじめてみる?」と試すように始めてみて。
【関連情報】トイレトレーニング(オムツはずれ)のはじめどきをチェック! -
なにがイヤなのかわからない!
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トイレに行くのをイヤがるときは、お気に入りのキャラクターグッズを用意したりトイレを明るく楽しげにしたりして雰囲気を変えて。おうちのかたが一生懸命になりすぎると緊張してしまうことも。
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またできなくなっちゃった!
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たまたまタイミングが合って何度かできたとしても、うまくいかなくなることは珍しくありません。一度の失敗が心に残ってかえって緊張からトイレに行けなくなってしまうことも。行きつ戻りつしながら失敗が減っていくと考えて、プレッシャーをかけないように声をかけていきましょう。少しトレーニングをお休みすることで、気持ちが変わってうまくいくこともあります。
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自分から教えてくれない
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ほかのことに夢中になっていると、誘っても「行かない」と言って結局おもらししてしまうことも多いもの。遊びのきりのよいときに誘ったり、トレーニングパンツなどを利用して、よい方法を探してみて。ただ、後始末は大変ですが、たまった感覚を実感させるには数回の失敗が近道になるともいえます。
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うんちはオムツでないとダメ!
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慣れない子どもにとってトイレに座ってうんちをするのは、意外と大変。おなかに力を入れ、体勢も不安定になります。足を乗せる踏み台や、つかまれる補助便座などがあると力を入れやすくなります。出ないときは、「次は出るかな」と言ってお子さんが辛くなる前に切り上げて。出たときは「気持ちいいね!」と一緒に喜びましょう。
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外出先ではイヤ!
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初めてのトイレは不安を感じやすいもの。特に暗いトイレや和式トイレなど、家のトイレと雰囲気が違うトイレは怖がります。年齢が上がるにつれて、少しがまんして入ることもできるようになりますが、まずは公共施設やデパートなどのきれいで広いトイレから慣れていくといいかもしれません。
学習習慣の作り方
毎日の学習習慣をつける工夫を体験談からご紹介します。
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「毎日、少しずつ小出し」にして「毎日座って集中する」ことを教えていけました。(M.Mさん)
きょうだいふたりを必ず別々にひとりずつ呼んで、年齢に合った教材に取り組ませるようにしたら母親とふたりだけの時間を喜んで、取り組むようになりました。あまりやりたくなさそうなとき、逆に楽しくてもっとやりたい様子のときなどがありましたが、様子を見つつもなるべく基本の量を守り、座って集中する時間を習慣付けました。現在はふたりとも小学生ですが、今でもその時間を大切にしています。さらに詳しく内容を見る
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ヒントなどのやりとりもしながら取り組みやすい環境を整えています(H.Kさん)
夕食後のひとときは教材を楽しむ時間と決め、テレビを消して大人も「静かな時間を過ごす」ことに決めました。これは、子どもだけではなく、大人にとっても大切な時間になりました。今では、夕食を食べ終わると、自然と教材を出してきて取り組むようになっています。その時間中は、ただ黙って取り組んでいるのではなく、「ヒントちょうだい!」などと言って、子どもとの会話もきちんとあります。さらに詳しく内容を見る
生活リズムの作り方
生活のベースになる生活リズムを整える工夫を体験談からご紹介します。
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寝る時間までの過ごし方や環境を整えながら、段階的に寝る時間を早めました。(H.Kさん)
私が一緒に寝室に行き、寝かしつけるようにしました。また、寝る時間を一気に早めるのではなく、30分ずつ早めていきました。寝つけない様子のときは、好きな絵本を選ばせて読んであげたり、ふたりで歌を歌ったりもしました。本棚をわかりやすく整理して、寝る前に絵本を選びやすくしたり、布団のカバーをかわいらしいものに変える、といった工夫をしました。さらに詳しく内容を見る
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ラジオ体操に参加したり、気に入った目覚まし時計を購入しました。(H.Tさん)
夏休みに近所でラジオ体操があったので、カードをもらって行くようにしました。初めは眠くて嫌がっていましたが、カードにハンコが増えていくにしたがって、だんだん喜んで行くようになりました。目覚まし時計を一緒に見に行って、気に入ったものを買ったら起こされるよりも機嫌良く朝を迎えられるようでした。さらに詳しく内容を見る