発達障害のある子どもたちの学びに関わる問題

 CO-BOが第3回目で取り組むテーマは「発達障害のある子どもの学びの問題」です。
発達障害の可能性がある子どもたちの多くは、小学校就学前に通常学級か特別支援学級か大きな選択を迫られます。そして、そこで特別支援学級を選ぶと現在の教育現場では、その後の進路の選択肢が極めて限定的になってしまいます。その一方、昨今では大人になってから自分が発達障害であったと認識するケースもあります。発達障害とは何なのか。その周辺にどのような問題があるのか。すべての子どもたちが自分らしく生きることのできる社会とはどのようなものなのか。 発達障害を持つ子どもたちの学びの問題を医療、教育、行政など各方面から取り上げ、専門家やサポートする方々の見解や取り組みを紹介していきます。
BERD編集長 石坂 貴明
2016.04.21
2015年度のCO-BOでは、発達障害のある子どもたちの学びに関わる問題について、本人、保護者、学校、医師、地域特別支援教育コーディネーターといった立場の異なる5人の有識者のみなさまにお話をうかがいました。そのお話の内容を独自に編集したのがこの資料です。資料をふまえた有識者のみなさまのコメントもご紹介しています。
2016.02.17
代表である広野ゆい氏にお話しを伺いました。後編では、発達障害の当事者自らが活動するセルフヘルプグループについて、またすべての人に配慮できる環境作りについてお話を伺います。
2016.02.04
「発達障害のある子どもたちの学びに関わる問題」をテーマに、これまで、医学的にみた発達障害の全体像をはじめとして、小学校におけるインクルーシブ教育の実践、発達障害の子どもたちへの支援のあり方、保護者の立場からみた支援の状況など、さまざまな立場や視点からの取り組みを伺ってきました。
2016.01.14
後編では、発達障害のある子どもへの「苦手なことに対応するための取り組み」を中心に、特定非営利活動法人全国LD親の会の理事長である東條裕志氏にお話を伺いました。
2015.12.16
今回は、特定非営利活動法人全国LD親の会の理事長である東條裕志氏に、発達障害のある子どもを持つ親の立場から、保護者や子どもがどのようなことで困っているのか、周囲にどのような支援を期待しているのかについてのお話を伺いました。
2015.10.22
後編では、特別支援教育のノウハウを用いて学校や家族でできることはどのようなことなのか、どうすれば発達障害のある子が自尊感情を保てるのか、前編に続き筑波大学附属大塚特別支援学校の安部博志先生にお話を伺いました。
2015.10.15
第3回目は、「特別支援教育」がどういうものか、筑波大学附属大塚特別支援学校(東京都文京区)の地域支援部長であり主幹教諭でもある、安部博志先生にお話を伺いました。「筑波大学附属大塚特別支援学校 安部博志先生【前編】」では、特別支援教育コーディネーターの役割や、これまでに7000以上のクラスの子どもたちとの関わりで見えてきたこと、また発達障害のある子どもたちへの具体的な教育支援の内容についてご紹介します。
2015.09.28
前編ではインクルーシブ教育とは何か、秋山先生が公立小学校の校長時代に取り組まれた実践例から紐解きました。後編では、秋山先生が校長されていた当時の文京区柳町小学校の学校生活における1日の流れ、学校内のユニバーサルデザイン、子どもや教師、保護者たちの変化、そして、秋山先生の現在の取り組みについて伺っていきます。
2015.09.14
第2回目のフォーラムは、公立小学校で校長としてインクルーシブ教育を実践された経験のある、NPO法人特別支援教育研究会・未来教室室長である秋山明美先生にお話を伺いました。実際の教育現場で行われているインクルーシブ教育とは何かについてご紹介します。
2015.08.25
2012年の文部科学省の調査では、小中学校の通常学級でも6.5%の子どもたちが発達障害の可能性があるという結果が得られました。特別支援教育の対象が知的障害児と肢体不自由児を合わせた2%前後であったのに対し、ADHD(注意欠陥多動性障害)の発生頻度が2.5%にのぼったことは教育関係者にとって衝撃でした。 後編ではこのADHDを中心に、お茶の水女子大学副学長 榊原洋一教授にお話を伺います。
2015.08.04
本テーマの第1回目のフォーラムは、長年にわたって、多くの発達障害を持つ子どもたちの支援を続けられている、小児科医であり、お茶の水女子大学副学長でもある榊原洋一教授にお話を伺いました。 「お茶の水女子大学 榊原洋一教授編【前編】」では、発達障害の分類やそれぞれの特徴、診断や治療方法など事例を交えながらご紹介します。
発達障害について、各領域の専門家とともに学問的な見地から発信する特集です。