「ゼミ」の進路相談室では、保護者の悩みにもお答えしています。
今回は「第1志望大がE判定。志望学部で重視される科目の成績が悪いが、今後どう学習したらよいか」という相談にお答えします。
【保護者の悩み】高3の6月でE判定。あと7ヶ月で苦手な理系科目を克服するために、どう学習するようにアドバイスするとよいでしょうか?
大学入学共通テスト型の模試の成績が戻ってきましたが、E判定で、なかなか成績が伸びず、高3の娘は悩んでいます。
国語・現代社会の文系科目は点数が取れるのですが、志望している学部は薬学部なのに、理系の科目が苦手のようです。
これからどのように学習すればよいかアドバイスをお願いします。
【アドバイス】苦手科目の弱点分野を洗い出し、「9月末までに入試基礎力を完成させることを目指そう」という声かけを!
模試の成績では、判定が確かに気になりますが、高3・1学期という時期の判定は参考程度ととらえて問題ありません。
なぜなら模試は回ごとに分野も難易度も異なるからです。
したがって、結果だけにとらわれず今大切なのは、模試の結果から、自分の弱点を知り、しっかりとそれを補強していくことです。
そこで、次のような学習に取り組むように、お子さまにお声かけをされてみてはいかがでしょうか?
模試の中でも「苦手な理系科目」に絞って基礎を固め、なかでも「苦手な分野」を優先して復習してみたら?
声かけ1
お子さまに伝えるときのポイントは以下です。
● 数学
1 できなかった問題を見つけて、「問題を解く手順」を理解しながら、解答をつくるといいらしいよ。
2 途中の計算も、省略することなく、しっかりと書くといいみたいだよ。
3 類似問題に取り組むことで、より力がつくらしいよ。
● 理科
1 共通テストの理科で「選択問題がなくなった」から、どこが出題されても大丈夫なように、各分野をまんべんなく学習しておこうね。
夏休みとはいえ勉強できる時間は限られているから、たくさん手を出すのではなく、総復習が1冊でできる「大学受験チャレンジ8月号」だけでも取り組んでみたら?
声かけ2
お子さまに伝えるときのポイントは以下です。
1 たくさんの教材に手を出すのではなく、やることを絞ることが大切なんだって。
2 要点厳選で総復習ができる「大学受験チャレンジ8月号」を使って、苦手科目である理系科目を優先的に勉強し、基礎の抜けもれをなくすといいみたいだよ。
今後、こうして、基礎力完成を目指すことで、10月以降に行う実戦演習のベースになる力をつけることが出来ます。
それが、模試の成績アップにも必ず繋がります。大学入試は総合得点の勝負です。
理系志望で文系科目が得意であることは、入試戦略を考えるうえで大きなメリットにもなりますので、得意科目は引き続き伸ばしていきたいですね。
また、夏休みは、お子さまが学習に集中できる環境作りや、
「成績はすぐには伸びるわけではないから、1日1日を大切に勉強していこうね。そうすれば、秋以降に結果がついてくるからね。」
「思うように勉強が進んでいないのは、他の高校生も同じだと思うよ。これから挽回できるよ。」
などの、前向きな声かけを心がけていきましょう。
周囲のサポートが、勉強の効率をアップさせ、成果につながります。
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文:進研ゼミ高校講座 合格戦略アドバイザー 大徳