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留学ってお金がかかる...? 最低限の費用で留学する方法5

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「海外留学はお金がかかる」という話、よく聞くのではないでしょうか? たしかに、国や地域、大学の種類によって金額は異なるものの、日本からの主要な英語圏の留学先の国では授業料、住居費、食費などを含めた留学費用は高額になりがちです。漠然とした「お金がかかる」イメージも、あながち間違ってはいません。

ただ、やり方によっては留学費用をある程度、抑えることは可能です。場合によっては、日本国内の大学に親元を離れて通うのと同じぐらいの費用で、海外留学を実現できることも。

今回は、知っているのと知らないのとでは、卒業するまでの費用の負担総額が驚くほど変わってくる「留学費用を節約する方法」を5つご紹介します。もしお子さまが「留学したい」と言ってきたら、これらを踏まえて、「我が家でも留学できるやり方」を一緒に考えてみてはいかがでしょうか?

オンラインスペシャルイベントのお知らせ (参加無料)

※ご自宅からPC・スマートフォンなどを使ってご参加いただくプログラムです。

◆6/5(日)オンラインスペシャルイベント「海外TOP大進学"2つの方法"」

海外TOP 大に毎年多数の進学者を送り出している中高生のためのオンライン塾「Global Learning Center」と、アメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリスへの海外大進学をサポートする「ベネッセ海外留学センター」がおくるスペシャルプログラム。
将来は海外の名門大に行きたいと考えている方のために、TOP大進学の"2つの方法"をお伝えします。

【開催日時】6月 5日(日) 10:00~12:00 @Zoom
※プログラムの時間が前後する可能性があります。予めご了承ください。

【開催時間】11:00~12:00(10:45~受付開始)

【対象】高校生または中学生、保護者

【コンテンツ】
①海外TOP大進学ガイダンス
②先輩体験談
③今から始める海外進学の準備

【開催方法】Web会議システム「Zoom」を使用し、オンライン上で開催します。当日使用する「Zoom」のURLはお申込み後にご登録いただいたメールアドレスにお知らせいたします。

プログラム詳細:下記イベント特設ページをご覧ください。
https://www.benesse-kaigai.com/topuniversity-seminar2022/



方法1 国や自治体による奨学金をねらう

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日本政府は、グローバル人材の育成に必要な留学促進などを目的として、日本学生支援機構(JASSO)を通じて国費による海外留学生への金銭的支援を行っています。JASSOの奨学金制度には返済の必要がない給付型のものもあります。高校の成績や英語力などの応募資格が細かく決まっていますので、早めに内容を確認し、お子さまが要件をクリアできるように準備していくと良いでしょう。また、国だけでなくお住いの地域の自治体が海外留学のための奨学金制度を設けている場合もありますので、一度調べてみることをおすすめします。

なお、留学を受け入れる側である海外の国の中には、留学してきてくれる学生を対象とした奨学金を用意しているオーストラリアのようなところもあります。



方法2 留学先の大学や財団が提供している奨学金をねらう

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実は海外でも、大学で学ぶための費用高騰は現地の学生にも大きな負担となっていることがけっこうあります。そのため、海外大学には対象も条件も多様な、独自の奨学金・財政援助などの制度がたくさん用意されています。出願の際に奨学金も同時に申請するもの、合格した学生だけが申し込めるものなど様々ですが、大学選びの基準の1つに留学生への学費援助制度の有無を入れておくのもよいでしょう。
また、日本を含め、世界には留学生を支援する財団が提供している奨学金がたくさんあります。留学費用を全額賄えるような高額のものもあり、選考のハードルが高いケースも多々ありますが、挑戦してみて損はありません!



方法3 学費の安い国を選ぶ

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大学の学費は、日本と同じく海外でも公立より私立の方が高額になりがち。ただそれ以上に大きいのが、国や地域による学費の金額差です。まずはなるべく学費が安い国に照準をしぼり、その中でお子さまのやりたいことができる大学を探すのも効率の良い方法です。
また、英語圏ではないものの国民の英語力が高く、英語で学べる大学がたくさん揃っている国が、ヨーロッパやアジアにはいくつもあります。そうした国の中には留学生でも大学の学費が無料もしくは非常に安価なところも。もしお子さまの希望に合うのであれば、そうした国への留学を検討してみてもいいかもしれません。



方法4 住居費用を安くする 

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学費以外でいちばんお金がかかるのが住居費。こちらも国や地域で物価がかなり異なりますが、個人でアパートなどを借りると非常に高額になる場合があります。なるべく住居の費用を抑えるためには、大学の学生寮を選択するのが最も良い方法です。大学によっていろいろなタイプの学生寮が用意されていることもありますので、まずはホームページ等でよく調べて、安価で住み心地の良い学生寮が完備されている大学を探すと良いでしょう。学年が上がってくると、気の合う友人たちとアパートなどを借り、ルームシェアをして生活を楽しむ留学生もいるようです。



方法5 アルバイトできる国を選ぶ

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奨学金を得たり、生活費を節約したりすることでなんとか留学費用を捻出できたとしても、留学先での暮らしや学びを楽しむために、ある程度は資金に余裕があると嬉しいですよね。そういう場合は、現地でアルバイトをしながら学ぶ、という方法もあります。その土地の人々と一緒に働くことで、より海外のリアルな生活が経験できますし、語学力の向上が期待できるというメリットもあります。
ただ、留学生がアルバイトできるかどうかは国やビザの種類によって異なり、就労可能な場合でも働ける時間などにはかなりの違いがあります。学生ビザの場合、たとえばオーストラリアなら2週間で40時間まで、カナダなら学期内は週に20時間まで働くことができますが、アメリカやイギリスでは細かい条件をクリアした場合のみアルバイトが可能です。あらかじめしっかり調べて、条件などを確認しておきましょう。



留学費用はこう節約した!先輩保護者体験談

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Yuki Y. 先輩(アメリカ・バックネル大学〔Bucknell University〕)のおうちのかた

子どもにはあらかじめ、「日本の私立大学に行く場合にかかる程度の費用は出すけれど、それ以上の部分は奨学金を得ること」を条件に、留学しても良いと伝えました。かなりハードルが高いと思っていましたが、進学予定の海外大学の奨学金制度のほか、国内の制度も自分で見つけてきて、なんとか両方から奨学金を得ることを成し遂げました。「海外留学をしたい」という本人の気持ちが、大きなドライブとなったのだと思います。日本には海外留学のための奨学金がたくさんあるので、留学先の海外大学の奨学金だけでなく国内でもあらゆるソースを探索してみるのがおすすめです。

Yuji F. 先輩(アメリカ・ワシントン大学〔University of Washington〕)のおうちのかた

シアトルのコミュニティカレッジで学んだ後、同じ街にある4年制大学に編入する形をとりました。カレッジ在学中は、まず条件が合う給付型の奨学金に申請したうえで、同じカレッジの生徒に勉強を教えるアルバイトをしていました。自分のためになり、かつお金を得られるこのバイトのおかげもあって、カレッジでは高レベルの成績をキープできたようです。ただ、大学への編入を目指す場合、成績が良くないと入りたい大学に入れないですし、学業に支障をきたさないよう、アルバイトは慎重に選んだほうがいいと思います。
また、はじめは情報が少なかったのでずいぶん高額なマンションに住んでいましたが、いろいろな国のお友達から情報を得ることで、大学では安いシェアハウスに居住し、共同キッチンで自炊生活をしています。

※アメリカの学生ビザ(F-1ビザ)では基本的に就労が許可されていませんが、条件や規定を満たしている場合、キャンパス内であれば週20時間まで働くことが認められています。



Naoki H. 先輩(アメリカ・サンタローザ・ジュニア・カレッジ〔Santa Rosa Junior College〕)のおうちのかた

とくに約束をしたわけではありませんが、食費以外にお金を使う時は、子どもから購入の前にメールで「買ってもよいか」との事前連絡があります。洋服や、マウスなど勉強に使うちょっとしたものを買うときにも連絡があるので、無駄遣いが抑えられています。また、アメリカではクレジットカード(家族カード)での買い物がほとんどなので、カードの利用履歴から、子どもが普段どのようなものを買っているかのおおよその確認もできています。
住居はホームステイなので、代金はもちろん米ドルで支払っていますが、最近の円安の影響で実質の金額がずいぶん上がってしまいました。現地のお金で支払うものについては為替の影響も見越して、有利なときに送金しておくなどすると良いかもしれません。



まとめ

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いかがでしたか?
高額な費用をすべて保護者が負担しなくても、海外留学ができる方法はある、ということがおわかりいただけたのではないかと思います。

お子さまが海外留学をするとなると、どんなご家庭でも資金面の問題は避けては通れません。すでにお子さまを海外の大学に送り出した先輩の保護者の皆さんも、様々なやり方で費用の問題をクリアして、留学を実現してきています。

それぞれのご家庭に合った方法がきっとあります。留学費用を理由に初めからあきらめてしまわず、「海外で学びたい」というお子さまの夢を叶え、可能性を拡げる"我が家なりのやり方"を見つけていってください。



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取材・文:海外進学・留学ラボ編集部

  
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