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【海外名門大生の保護者が語る】お子さまの留学に関心のある家庭はどう考えておけばよい?

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少しずつ出口は見えてきたものの、いまだ世界はコロナ禍が続いています。ところが、日本におけるグローバル志向は衰えるどころか、かつてないほど盛り上がりつつあります。今春の高校卒業生の動向を見ても、海外大進学への関心の高まりは鮮明になってきています。

ネットを含むメディアの発達により、様々な情報に簡単に触れられるようになった現代では、世界の国々はより身近な存在に。子供たちが自らの進路を考える際、日本か海外か、という選択ではなく、自分に合った志望校を世界中から選ぼうとする感覚は、むしろ自然な流れかもしれません。

そこで今回は、一足先にお子さまを実際に「海外に行かせている」保護者の方に、「留学をどう考えておけばよいと思うか」をインタビュー。そこには、これからお子さまの留学を考える"かもしれない"ご家庭へのヒントが隠されています。

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先輩保護者 体験談&アドバイス

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■Hazuki Y. 先輩(イギリス/インペリアル・カレッジ・ロンドン〔Imperial College London〕)のおうちのかた■

子供を海外の大学に進学させるという決断は、親にとっても子供にとっても大きな決断になると思います。我が家では危機管理をしっかりとするため、金銭的な部分も含めて多くのことを話し合いながら留学までの道筋を考えました。特にここ数年は、コロナによる健康面での安全性や、人種差別の問題など海外にいく不安が大きくなっていたため、子供とはよく話した一年でした。この話し合いの時間は親子にとって貴重なもので、あれがあったから子供を信頼して海外に送り出せたと思っています。

■Kotomi S. 先輩(アメリカ/オレンジコーストカレッジ〔Orange Coast College〕)のおうちのかた■

上の子たちが国内の大学に進学していたため、子供が巣立つときの感覚はわかってはいたものの、さすがに外国となると最初はそれまでとは違う心配が私の中でほとんどを占めていました。でもこの時代、いろいろな手段で世界中どこにいてもすぐに連絡が取れたり、様子を知ることができるので、今となっては国内となんら変わりない感覚になっています。対応に気をつけるべきことは多いですが、それ以上に子供の成長を感じることができています。準備をしっかりすることが大事で、そこをクリアすればある程度安心して海外進学を応援して大丈夫だと感じます。

■Y. H. 先輩(オーストラリア・ウェスタンシドニー大学〔Western Sydney university〕)のおうちのかた■

「考える」のではなく、「考え抜く」力を子供と一緒に学んでいく気持ちで過ごしていました。育てる側も初めてのことばかり、サポート力を磨く努力と工夫が必要だと思います。勉強には時間と栄養が大切で、海外生活には家事力も大切。それらを高めるためにどうすればいいかを具体的に考え、子供にも伝える工夫をしました。例えば料理なら、作り置きメニューを増やしたり、勉強時間確保のために夕食時間を固定したり。
子供の勉強スイッチがどうしても入らないときは、そんなときもあると理解をして、一緒におやつを食べながらおしゃべり。息抜きできるようにしていました。

■Lilia A. 先輩(アメリカ/カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校〔California State University, Los Angeles〕のおうちのかた■

留学で一番心配なのは、病気になった時のことです。日本にいるときから、自分の体調管理ができるようにしておくことが大事だと思います。
昨年はアメリカがコロナ禍の真っ只中にあり、状況が悪化するばかりだったので、コロナに感染した時のことを考えて、我が家では子供を日本に帰国させました。ただ本人は、現地に残って大学に通うつもりでした。今もまだコロナ禍という特別な状況は続いていますので、留学して健康に過ごすために何をするべきか、どんな食事をしたらいいのか、日本にいるときに身につけておくといいと思います。

■Emika K. 先輩(オーストラリア/メルボルン大学〔The University of Melbourne〕)のおうちのかた■

留学を目指す子供は、個性的な子や、強い意志を持っている子が多いのではと思います。私のように親に知識がない場合でも、子供はしっかり自分の考えと力で行動し、海外大に入学することができました。もちろん大変な事がこれから増えていくのは覚悟しなければと思っていますが、日本の大学では味わえない素晴らしい経験がたくさんできそうです。子供の一番の理解者、サポーターは親である私たちです。海外大受験を通して、親としても世界が広がったように感じています。



まとめ

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先輩保護者のお話はいかがでしたか?

お子さまの「チャレンジしたい」という意欲を応援したい、という気持ちは皆さんに共通しています。ただ、保護者としてお子さまのサポートをしていくうえで、大切なのは「お子さまと保護者の両方の価値観をきちんと尊重すること」のようです。

保護者として気になること、心配なことはそのままにせず、必要であればお子さまと一緒にきちんと解決し、「ご家庭の価値観」を固めていく。そこがブレなければ、進路選びも受験準備も、家族で乗り切ることができます。もし、お子さまの力を最も活かせる場が海外だった場合でも、選択肢の1つとしてスムーズに受け入れ、検討の俎上にのせることができるでしょう。

お子さまが「海外大に興味がある」と言い出したら、すぐにできない理由を探さずに、ぜひ一度、しっかり向き合ってご家庭で話す機会を作ってみてはいかがでしょうか?



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取材・文:海外進学・留学ラボ編集部

  
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