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【失敗談】先輩200人の文理選択!嬉しかった&悲しかった保護者の声掛け

文理選択失敗談 嬉しかった&悲しかった保護者の声掛け

多くの高校では、高1の10~12月は文理選択を行う時期になります。

文系と理系では学ぶ分野に違いがあり、大学受験の入試科目にも大きく影響します。大学で学ぶ分野や学部の方向性がある程度決まり、その後の人生にも関わる大切な選択が文理選択です。

高1の段階で大学受験に関わる選択をしなければならないことから、夏休みや9月には多くの高校生から「本当にこの選択でよいのか不安...!」といった声があがります。

そこで、今回は先輩たちの文理選択失敗エピソードに加えて、実際に保護者の方にしてもらって嬉しかったこと・嫌だったことをご紹介します。

お子さまが高校生になって最初の進路に関わる大切な選択。将来に向けての選択で悩むお子さまが前向きになれる声掛けで、保護者の方もサポートしましょう。

 

【失敗!みんなの文理選択】ニガテ科目を避ける!という理由だけで文理選択をして後悔

もっとも多かった失敗例は、「〇〇が苦手だから」という理由だけで文理選択してしまうこと。

文理選択の失敗談

文理選択のあと、つきたい職業や学びたい学問が決まったときに、入試科目を勉強してなくて断念...なんていうことも。

気象系の仕事をしたかったが、数学が苦手で何となく文系にしてしまった。

後戻りはできないので、夢を諦めた

私立大/文理学部/文系選択のS.Y先輩

得意・苦手から安易に決めてしまいがちな文理選択ですが、後悔しないためには将来つきたい職業や学びたい学問を考えて、ニガテに挑戦する気持ちも大切になります。

また、大学・学部を受験するには、どんな科目が必要かまで調べておくことがオススメです。

数学が得意で理系を選択。受験学部が文系で、受験科目を選択できる大学を選ばなければならなかったため、進路の範囲が狭まった。

国立大/経済学部/理系選択のN.K先輩

 

文系を選択したが、そのあと理系の職業に興味をもつようになった。しかし、受験科目が理系の科目だったため、受験できず諦めた

私立大/社会学部/文系選択のA.H先輩

 

お子さまが得意・苦手だけで文理選択をしようとしているときは、将来つきたい職業や学びたい学問を問いかけるなど、さりげない声かけを心掛けてください。

 

【保護者の声かけ】自分の選択を応援してくれることが嬉しかった

文理選択は大学受験など長期にわたって影響が出てくる大切な選択なので、選択後も「この選択で良かったのかな?」と不安を感じる高校生が多くいます。

そのため、お子さまの選択を支持してあげることも立派なサポートです。

自分の選択を応援してくれて嬉しかった

実際に、たとえ保護者の意向とは異なっていたとしても、選択した進路を応援してくれたことが嬉しかったという声が多くありました。

理科・数学が苦手なのに理系に進む私に対し、「やれるだけやってみな」と笑顔で背中を押してくれた

公立大/健康科学部/理系選択のY.S先輩

 

需要があるからといって理系を勧められていましたが、文系に決めたあとは応援してくれたので良かったです。

私立大/商学部/文系選択のY.N先輩

また、進路選択を一緒に考えたり、確認したりしてもらえたことで、不安が解消されたという人も。お子さまとは違った視点からアドバイスをすると、より考えが深まるはずです。

親は自分とは逆から考えてくれる。希望を聞いてくれて、今やるべきアドバイスをくれた

私立大/産業理工学部/理系選択のY.T先輩

  

【保護者の声かけ】自分の選択を頭ごなしに否定されると悲しい

自分の選択が否定されると悲しい

逆に、選択した進路を否定されることが嫌だった・悲しかったという声も多くありました。

理系を選択した時「あんたには出来ない」とよく言われた。自信がなくなるので何も言わないでほしかった。

私立大/総合文化学部/理系選択のM.T先輩

  

理系を選択しましたが、「文系科目の方が得意でしょ?」と言われ続けました。

公立大/生活科学部/理系選択のE.M先輩

 

お子さまが悩みながら考えて選択した進路なので、それを否定することは、保護者の方が考える以上にお子さまに精神的な影響を与えてしまいます。

何か伝えたいことがあることは、否定ではなく一緒に考えるというスタンスで声をかけ、できればお子さまの選んだ進路を応援し、サポートすることを心掛けてください。


高校生活、大学受験だけでなく、将来にも関わる大切な文理選択。

それだけに、安易に決めてはいけないことを伝え、選択後はお子さまの目線になってサポートする声かけをしてください。

※ここで紹介している体験談は2021年6月実施ゼミサポーター(元「ゼミ」会員の現役大学1年生)200名へのアンケートをもとに作成。
  
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