高校1年生のお子さまは、高校生になって初めての新年をどのように迎えられたでしょうか。
冬休みはこれまでに学習した範囲の復習をして、学力を定着させる絶好の機会ですが、正月疲れなどでなかなか机に向かえないなど、お困りになっている場合もあるかもしれません。
保護者が言ってもあまり聞いてくれないお子さまも、年齢の近い先輩の話はしっかり聞く、ということはよくあります。
そこで、「ゼミ」の先輩チューターが発信している人気記事をご紹介します。
記事では、高校生活や受験を実際に体験してきた先輩たちが、まじめな勉強法から息抜き方法まで、さまざまなアドバイスをしています。
今回は、なかなか学習できない・続かないお子さまに効く、「集中力」をアップさせるための人気記事をご紹介します。
ぜひ、お子さまに「こんな記事があるよ」と声をかけて、親子の会話のきっかけにしてください。
人気記事1 ニガテ科目でも集中MAX!もう悩まない!勉強中の誘惑封印術3選!
1つ目は、大阪大工学部、みかん先輩の人気記事です。
「集中力がなくて困っている」「すぐに他の遊びを始めてしまう」
そんな困りごとを抱えているお子さまは多いものですが、みかん先輩もその一人でした。
勉強中にマンガを読むなどしてしまい、何度も後悔したそうです。
そんなみかん先輩が集中して学習するためにした工夫が以下の3つ。
1. スマホは部屋の外に置く!
私が置いていたのは、主に階段です...ちょっとシュールですね..(笑)
階段くらい離れた場所に置いておくと、物理的にアクセスするのが難しくなるので、スマホを触ることはほとんどなくなりました!
2. 勉強する場所をこまめに変える
具体的には、朝は自分の部屋、昼は地元の図書館、夜はリビング、といろいろな場所で勉強していました!
すると、環境が変わったことが良い方向に働いたのか集中力が続くことが多かったです。
3. 休憩時間は思いっきり遊ぶ!
これは私が実際にやっていた方法で、1時間勉強したら必ず10分休憩を取るようにしていました。
(中略)
実際、ずっと勉強し続けるより、こまめに休憩を取った方が勉強の進み具合はよかったです!
※記事より一部抜粋。
スマホの誘惑を物理的に断ち切って、場所を変えて勉強したり、しっかり遊んでリフレッシュしたりすることで乗り越えたそうです。
早めにこうした工夫をしておけば、高3からの受験勉強でも大いに役立つでしょう。
人気記事2 休憩って何分?頻度は?何してた?先輩チューターの休憩事情!
人気記事2つ目は、筑波大のあんこ先輩の記事です。
あんこ先輩は、長時間勉強するにはどう休憩を取るのがベストなのか、アンケートから分析しています。
質問1:何分ごとに休憩すべき?
1番多かったのは『1時間』でした! その次に『1時間30分』『2時間』と続いています。
ただ、30分の人もいれば4時間の人もいたりと、かなり個人差がある結果になりました。
質問2:休憩時間は何分?
こちらで1番多かったのは『15分』でした!その次が『10分』で、7割ほどの人が10~15分という結果になりました。
質問3:休憩時間って、何してた?
同率1位は『読書』『仮眠』『散歩』
同率2位は『食べる』『音楽』『ゲーム』
という結果になりました!
※記事より一部抜粋。
休憩時間の使い方では、他にも先輩たちの具体的な声を取り上げ、データも複数の角度から検証していくというアカデミックなアプローチで、休憩時間について考えています。
こうした客観的なデータに基づく記事も、きっとお子さまの参考になるはずです。
人気記事3 【環境で差をつける】勉強に集中できる机にする3つのポイント
最後に、早稲田大のめる先輩の記事をご紹介します。
める先輩は、集中できる勉強机にするためのポイントを、実体験を交えて教えてくれています。
1. 物を減らす
まず、自分の机にあるものを見直し、必要に応じて減らしていきましょう。
(中略)
こうすることで机の上がすっきりするし、自分にとって必要なものだけがそろっている状態になるので気持ちがいいです。
2. 充電コードは必要な時以外しまう
次に、充電用コードなどは定位置を決め、必要な時に出して使うことをおすすめしたいです。
(中略)
充電する時にだけ出してくるようにしたら、机の上を広く使えるようになりました。
3. 学習机の上の棚を取り外す
最後は、いわゆる学習机を使っている人向けの方法です。
物を減らしていった結果、上の棚やそこについていた引き出しが空っぽになってしまい、「何にもない空気を収納しているくらいだったら、もう棚ごととっちゃえ!」と思いついちゃったんです。
※記事より一部抜粋。
とにかく机の上から学習に必要ないものを徹底的に排除することで、集中できる学習机を手に入れためる先輩。
ご家庭によって学習する環境は違いますが、すぐに真似できる方法もあるのではないでしょうか。
駆け足ですが、3人の先輩の人気記事の一部をご紹介しました。
集中力がなくて悩んでいるお子さまや保護者の方は多いと思いますが、どれか一つでも「試してみよう」と思えるものがあったのではないでしょうか。
集中できる方法や環境は一人ひとり違うからこそ、高校1年生の今のうちから、さまざまな工夫を試しながら、ベストな方法を見つけていきたいもの。
その試行錯誤に、先輩チューターたちの記事がきっと役に立つはずです。