小学生のうちに試して安心! 3大変化と「中学式勉強法」

中1ギャップといわれるほど、環境がガラリと変わる中学校生活。変化を乗り越えるためには、「中学式勉強法」に切り替えることが成功のカギです。お子さまがスムーズに中学校生活に馴染めるよう、「中学式勉強法」を小学生のうちに先取りで試してみませんか?

— 目次 —

中学では、授業・テスト・生活が大きく変わる

小学校と中学校で変わることは次の3つです。

■授業はやることが増える

授業のスピードが速くなります。教科担任制になるので、教科ごとに授業の進み方、宿題の頻度や量が異なります。各教科の宿題が重なって、量が増えることもあります。

■テストは難しくなる

小学校では単元ごとに小刻みに行われていたテスト。中学校の「定期テスト」は出題範囲が広くなり、問われる内容も応用力が試されるなど難しくなります。

■生活は忙しくなる

部活動や委員会活動で忙しく、小学校のときと比較して帰宅時間が1~2時間遅くなる場合もあります。思春期の発達と重なり、帰宅後は眠くなってしまうことも多いようです。

中学式勉強法「優先順位」と「振り返り」でうまくいく

中学入学後、忙しさに追われ、気がつけばやることが山積み……なんてことも。中学からもうまくいく中学式勉強法は、「優先順位」と「振り返り」です。どちらも慣れるまでは難しいことですので、小学生のうちからご家庭で少しずつ試しておくのがおすすめです。ぜひ、はじめのうちは保護者の方が手助けしてあげてください。

■1.優先順位をつける

中学からは学習内容が難しくなります。全教科を「まんべんなくやる」考え方ではなく、目標に応じて、やるべきことにしぼって勉強しましょう。優先順位が高いものは、ニガテ教科やその時期に必要な対策(テスト対策)などです。

「優先順位づけ」にチャレンジしてみましょう!

・トクイ教科よりも、つい後回しにしがちなニガテ教科から取り組む。

・今までのレッスンが終わっていなくても、先に『中学準備講座』の中学準備レッスン(国算理社英)に取り組む。

■2.振り返りをする

中学からは、お子さまが自分の状況に合わせて勉強のやり方を工夫していく力が求められます。振り返りをして、次の見通しを立てて行動できることをめざしましょう。その第一歩は、お子さまが自分の課題に気づくことです。例えば、学校の授業を受けながら先生の板書を取るだけではなく、自分の気づきをメモしていくとよいでしょう。

「振り返り」にチャレンジしてみましょう!

・学校の授業で、「ここはわからないから後で先生に質問しよう」と思ったら、ノートに書き込んでおく。

・オンラインライブ授業を受けながら、気づいたことを『中学準備講座』の「小学校復習ワーク」に書き込んでみる。

中学式勉強法について、くわしくは、1/13(土)19:30より、中学準備進路セミナー「小6・3学期に始めておきたい『中学式勉強法』」で解説します。ぜひ、お子さまといっしょにご参加ください。

2月号・3月号では、「優先順位」と「振り返り」の、より具体的な方法をご紹介する予定です。「中学準備講座」は、これからもお子さまの学習をサポートいたします。