今週の特集
小学生がハマっているエンタメ・流行している言葉は?アンケート調査から動画、歌、流行語、放課後の過ごし方をランキングで紹介します。知らないものがあったら、お子さまにたずねてみるのもいいですね。
- ※記事内に誤りがございました。 訂正してお詫び申し上げます。「歌ランキング内(誤)唄→(正)唱」2024年2月28日更新済み
TikTok、YouTubeともに配信者が多くなるにつれ、小学生がハマる配信者も細分化。「誰のチャンネル見てる?」が普通の会話になっているようです。
曲に合わせて同じ振り付けで踊る「#踊ってみた」「#ダンスチャレンジ」動画。動画を見るだけでなく、踊ってみる子どもも多いようです。
TikTokダンスを女子が集まって踊って楽しんでいる
ゲームをプレイしている様子を配信するゲーム実況動画。お気に入りのゲーム実況配信者を見つけて、攻略法まで学んでいるようです。
YouTubeのゲーム実況は皆見ているみたいです。
小学生から名前の挙がったYouTuberは多種多様。圧倒的人気のYouTuberがいるというよりは、好きなYouTuberが幅広くなっているようです。今回多くの声が寄せられたのは、次のような人たちです。
小学生に人気のYouTuber
- リアルピース
- 5人組の歌って踊るアイドルYouTuber。
- すとぷり
- 歌い手・ゲーム実況・ツイキャス(ライブ配信)と幅広く活躍する6人組。
- ちろぴの
- ちろる と ぴの の男女2人組で主にゲーム実況を配信。
- カラフルピーチ
- 12人のメンバーによる実況グループ。
- HIKAKIN
- ヒューマンビートボックスやゲーム実況、オリジナル企画が人気
小学生にとって歌は1人で聴くだけのものではない様子!ダンスと一緒に楽しんだり、みんなで歌って楽しんだりしているようです。
ボカロ曲とは、音声合成ソフトウェアで制作された楽曲のこと。ボカロ人気の立役者になったのが「初音ミク」です。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の『ゾンビ・デ・ダンス』のテーマソングとなった「唱」。歌って踊って楽しむ小学生が続出しているんだとか。
「唱」をずっと踊ってる。
アドの「唱」を覚えてみんなで熱唱している。
小学生に大人気のアニメ『推しの子』の主題歌。実際のアイドルが多数ダンスチャレンジ動画をUPしたことも話題に。
SNS動画発の言葉が流行語になることが多い様子。1つの流行語が生まれると、その言葉を使った「やってみた動画」がたくさん投稿・拡散されていくのも、流行語が爆発的に広がる理由になっているようです。
ちょっとした疑問や不満を語るときに使う言葉。TikTokやInstagramのショート動画から一気に広まりました。使うシーンの多さも流行の一因になっているとか。
「まさにその通り」と同意するときに使う言葉。口にするだけでなく、LINEなどでも多用されているようです。
現役中学生YouTuberグループ「ちょんまげ小僧」のメンバー「ひき肉」さんの自己紹介の挨拶。独特の音程で両腕を大きく広げるユニークなポーズを思わず真似してしまうようです。
流行語を使った会話例
A:(朝、学校で)「おはよー!ひき肉です!」
B:「急にひき肉やるの、なぁぜなぁぜ?」
C:「それな!びっくりした」
ゲームや動画など今の時代の子どもらしい遊び方をしているかと思えば、保護者世代からあまり変わらない遊びも楽しんでいるようです。
YouTubeは見るだけでなく、真似するものにもなっている様子。歌ってみたり、踊ってみたり、思い思いに楽しんでいるようです。
YouTubeの歌ってみた系の動画の真似っこをする。
お友達とYouTubeごっこをして遊んでいます。
鬼ごっこを「オニゴ」と呼んで遊んでいるという声多数。色鬼や氷鬼、はたまたテレビ番組の「逃走中」を真似たものなどバリエーションの多さも魅力なんだとか。
逃走中ごっこをしている。
色々な鬼ごっこをしたりみんなで作ったりして遊んでいるそうです。
1人でゲームをするだけでなく、友達と一緒に、しかもオンラインも活用するのが令和の小学生の特徴のようです。
スマホでRoblox(ロブロックス)のゲームを友達と通話しながらやっています。
- ※動画・歌・放課後の過ごし方については、2024年1月に行った小学生の保護者向けアンケート(1,014人回答)に寄せられた声をもとに作成。流行語については、2023年11月に行った「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員を対象にしたアンケート(18,802人回答)に寄せられた声をもとに作成。
楽しむ才能に溢れる小学生の様子が伝わってくるランキングでしたね。YouTubeやTikTok動画もただ見るだけでなく、自分も踊ってみて積極的に楽しむ。ゲームも友達と楽しんだり、動画で攻略法を入手したりする。新しい鬼ごっこも作ってみる…など、どんなエンタメも受動的でなく、主体的に楽しむ姿に頼もしさも感じます。ご家庭で、お子さまのハマっているエンタメについて話題にしたり、実際に保護者のかたも試してみたりするのもいいですね。