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中高生の保護者に聞きました! 夏 休み前に やっておけばよかったこと ランキング

長いようであっという間の夏休み。「全然宿題が終わっていない!」「結局ダラダラと過ごしてしまった」と後悔しないためには、夏休み前から準備することが大切です。昨年の夏休みに保護者が「こうすればよかった」と思ったことを調査(*1)結果をもとに編集部でランキングにしました。ありがちな失敗談とともに紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

*1:「まなびの手帳」保護者のかたに関するアンケート(2022年5月実施)より

夏休み前にやって
おけばよかったこと
第5位

環境を整え、過ごし方を決めておけばよかった

夏休みの間、学習以外に家事手伝いなどの担当もきちんと決めておくことが大切。勉強はするけれどそれ以外は、午後から毎日ダラダラ過ごしていたので、決まりごとをつくっておく。

(高校卒業・ももひめ)

夏休みは不規則な生活になりがちなので、毎日のタイムスケジュールを子どもと考えるといいかなと思った。

(中3・りんごちゃん)

勉強に集中できるように部屋の片付けをさせる。

(中3・ミナ)

夏休みのお昼ごはんの用意が大変で、私が疲れてしまった。冷凍うどんをレンチンして、卵とめんつゆを混ぜて釜あげうどん風など、火を使わずにできるものを子ども自身が用意できるようにしておくといい。

(中3・さるるん)

編集部コメント

家族の一員として、自分の部屋の掃除や家事手伝いなど、夏休みをきっかけにさせてみることも必要との声が。いきなり任せるのは親も子も負担なので、どこまで可能か話し合いながら自立を促せるといいですね。

夏休み前にやって
おけばよかったこと
第4位

部活の予定を早く確認しておけばよかった

息子が入っている部活は夏休みの活動が少なめだったので、もう少し充実した夏休みになるように話し合えばよかったです。中1のころは家でゲームやテレビを見ることが主になってしまいました。

(高校卒業・ほかりん)

子どもが中学生の時は部活もあったため、旅行の予定が立てづらかった。旅行を計画するなら部活の日程が決まり次第計画を立てないと、予約するのが難しいです。

(高2・ドーナツ)

部活の予定を親も積極的に調べ、遊ぶ計画などすべきだった。

(高1・か〜ちん)

中学生の上の子がまさかの運動部に入り、夏休みはお盆以外は部活……。少しでも思い出をつくることは必要!

(中2・ゅ〜さん)

編集部コメント

夏休みの部活の予定は、けっこうギリギリまでわからないことが多いそう。部活によっては練習試合や大会・コンクールもあるため、子どもに予定を聞きながら、早めに把握できるとよさそうです。

夏休み前にやって
おけばよかったこと
第3位

宿題を把握して、子どもと計画を立てればよかった

子どもが中3のとき、7月中に学校の課題を終わらせていれば、8月以降は受験勉強に専念できたなぁと思います。

(高2・まーてぃ)

息子が中学生のころ、習い事のサッカーばかりに夢中になって宿題も夏休み終盤にたまってしまいました。宿題などは夏休みに入ってすぐに計画を立てるのと、週に一度は親が確認する時間をとるのがよいと思います。

(高校卒業・げんパパ)

息子が中1のころ、夏休みは部活に学校の課題に遊びにとかなり忙しく、時間が案外ないので、夏休み前にできるものは後回しにせず夏休み前に片付けておいたほうがいいと思った。長期休みにじっくりやろうとしてもなかなか時間がありません。

(高校卒業・E・S)

夏休み明けに期末試験があったけれど、遊びすぎて宿題がギリギリになってしまい、試験勉強が間に合わなかった。

(中3・ぺん)

編集部コメント

学校によっては、夏休み後すぐに定期テストがあることも。中学生になっても宿題の量や内容を親もある程度把握できているといいかもしれません。

夏休み前にやって
おけばよかったこと
第2位

旅行・レジャーの予定を臨機応変に考えればよかった

中学校から部活動が始まり、子どもたちの予定を合わせにくい。急に予定が空いた日に旅行ができるように、行きたいところなどを夏休み前から考えておくことが必要だと思います。

(高2・ミッチー)

中学生以上の子どもはスケジュールが立てづらいので、出かける予定などを企画する時は2、3パターンあるほうがいいと思います。

(高2・ためママ)

編集部コメント

部活や塾などで予定が埋まり忙しくなるため、小学生のころのように帰省や旅行をするのが難しくなるとのこと。家族での思い出もつくれるよう、子どもの生活に合わせた楽しみ方を模索できるといいですね。

夏休み前にやって
おけばよかったこと
第1位

高校受験に向けてのリサーチをしておけばよかった(受験のシステムを調べる、学校見学の予約など)

コロナの影響で、学校見学等の行事がどうなるかわからないので、情報収集を早めにするのがおすすめです。各種検定試験や部活動の大会などと重なる場合もあるので、行ける時に行っておくといいと思います。

(高校卒業・フィアナ)

内申点の評価方法をきちんと理解しておくべきだった。中学3年生の冬に、合格した資格試験や、ボランティア等の調査票があったが、意識して試験を受けなかったため、書くことがなく空白が目立ち、後悔した。

(高1・ママは名前じゃありません)

一昨年、コロナ禍で高校の説明会や見学会が減り、予約がなかなか取れなかったので受験校決定がギリギリになってしまった。実際に行ってみると思っていた印象と違うことも多く、できれば中2のうちに、遅くとも中3の1学期までには計画的に志望校を訪れる必要があると思いました。

(高2・tomo)

編集部コメント

高校受験に向けて、説明会や見学は中2のうちから始めるほうがスムーズとのこと。人気のある学校は予約が埋まるのも早いため、こまめにチェックする必要がありそうです。

まとめ

  • 部活によっては夏休み中も予定が詰まっていて、帰省や旅行は難しいことも。短時間や日帰りで楽しめるお出かけ先の候補を複数ピックアップしておくといいかもしれません。

  • 高校受験に向けてのリサーチや見学は、中学1・2年生のころからしておくとスムーズ。説明会・学校見学は予約制のところもあるので、こまめにチェックしましょう。

  • 子どもに任せっぱなしにすると生活リズムが崩れたり、宿題が進んでいなかったりという事態にも。タイミングを見て声かけし、宿題の量や内容をある程度把握しておくと安心。

イラスト/村澤綾香 文/本間勇気

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