幼稚園のプレ保育・未就園児クラスの様子を知るきっかけに、今年プレ保育デビューしただいちゃんの一日を取材し、お母さんに話をうかがいました。プレ保育の内容や頻度は園によっても違いますので、ひとつのケースとして参考にしてみてください。
登園
歩いて幼稚園へ
子どもは園の専用バッグを背負って幼稚園に行くという気分が高まります。
朝のお支度
コップ袋、タオル、帽子の順に自分のロッカーのフックにかけ、おたより帳に出席シールを貼ります。
先生と、手あそびと紙芝居
季節に合ったものを作る工作タイム
自由活動
園の遊び道具を自分で選び、先生やお友だちと自由に遊びます。
おやつと外遊び
園で用意されたおせんべいやクッキーを食べる
その後、園庭で先生と外遊び
帰宅
お子さま | だいちゃん 3歳(2歳の時にプレ保育に参加) |
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登園頻度 | 週一回 前期は親子同伴、後期は親から離れての活動 |
費用 | 申込金 ¥10,000- 前期 ¥12,000- 後期 ¥30,000- |
通わせたかった幼稚園の人気が高くて、プレに通っていないと入園出来ないような園だったので。1歳の春には考え始めていました。
家から近く、周りのお友だちも通っているということと、園内で給食を作っていて食育に力を入れていること、外国の先生による英語の授業やいろいろな楽器の演奏など、カリキュラムにも魅力を感じました。
前期の親子同伴のときは毎週楽しく通っていたのですが、後期に入って親と離れて活動するようになると登園時に大泣きするということが続きました。
それでも、プレの時間が始まり、先生やお友だちと楽しく過ごすうちに、だんだんと泣かなくなっていったんです。その姿には、とても成長を感じました。
それに、プレの中で、みんなでトイレに行く時間が2回あるので、トイレトレーニングもスムーズに進められたと思います。
子どもと離れている時間は、私もママ友だちといろいろ育児の情報交換ができて、楽しい時間を過ごせました。
できるだけ先生とコミュニケーションをとって、子どもの様子や園の事などたくさんお話しすると良いと思います。育児の相談ができたりアドバイスをもらえたり、良い事がたくさんあります。
あと、園に通っているお友だちをたくさんつくると、いろいろな話を聞けたり、制服・体操着などのお古がもらえたりします。
また、プレ保育を1つの園に絞らず、2~3園通って、3年保育で入園する園を選ぶかたもいますよね。園によって特色があって、例えば息子の通っている園は、11月生まれの子どもなら、同じ11月生まれの子だけの通園日を作ってくれるので、月齢での発達の差などを気にせず通うことができます。どの園に決めるか迷うかたは複数の園で試すのもいいと思いますよ。
現在幼稚園のプレ保育・未就園児クラスを利用している、以前利用していたというおうちのかたからのアドバイスを利用目的ごとに紹介します。これから利用するかたは、アドバイスを参考にプレ体験をしっかり活用しましょう!
- 人見知りや引っ込み思案な子は少人数のクラスの方が先生の目が行き届いて慣れやすいかも。
- 家からの距離は通いやすさのポイントなので、家に近い園から試すのがおすすめ。
- 親子一緒の体験でも、あまりべったりにならないように。そうでないと、結局入園のときに離れられなくて泣くので。
- 食事やおやつの生活リズムをしっかりつくっておけばよかった。生活時間が合わないと食事に集中できない。
- 1園だと子どもに合わなかったときツライ。もっといろいろな幼稚園のプレを調べておけばよかった。
- せっかく先生と直接話ができる機会なのでいろいろ質問しておくといいですよ。
- プレでも制服の購入が必要な園もあって、思ったよりお金がかかることがあるので事前に確認しておいた方がいいかも。
- 入会金が必要な場合などもあるので、可能なら経験者の先輩に話を聞いてみて。
- 子どもが興味をもたないときは無理に参加させない方がいいですよ。園そのものにマイナスイメージをもってしまうので。
- もともと3年保育を考えていたけれど、今年プレで通った園とは違う園に通わせたくなりました。なので、2年保育に切り替え、来年もう一年別の園にプレで通わせます。
- 毎日のように通ってなじむと、親がイマイチだと思っても子どもはその園に行きたがります。プレでも事前にある程度様子を見ておくか、複数の園に通うのがおすすめです。
- 子どもの友だちが増えたり、ママ友ができたりすることもあるけど、実際はそんなに余裕がないかもしれません。期待しすぎず、気長に構えていた方がいいと思います。
プレ保育・未就園児クラスを利用するおうちのかたたちは、入園後の生活にスムーズになじめるように、プレ保育を利用するだけではなく、毎日の生活の中でもいろいろなことを意識していました。実際に準備していてよかったことをリストにしてみました。
みなさんのおうちではどうか、チェックしてみてください。