【小学生自由研究テーマNo.130】

磁石(じしゃく)から逃(に)げるトマト

ぶら下げたトマトに磁石を近づけると、トマトがゆっくり回り始めるよ。実験(じっけん)して、どんなことがわかるか考えてみよう。

用意するもの

  • ネオジム磁石
    ★いくつかつなげて消しゴムがはさめるくらいの磁力にしよう。
    ★飲みこむとキケン! テープをまきつけてバラバラにならないようにする。
  • ミニトマト2こ
  • ストロー1本
  • たこ糸
  • はさみ
  • セロハンテープ
    (やじろべえの実験に使う)
  • 500mLのペットボトル2本
  • まちばり(または虫ピン)
  • はさみ
  • セロハンテープ

実験の進め方

  1. 1

    ストローの両はしに1.5cmの切れこみを入れる。

  2. 2

    両はしの切れ込みに、それぞれミニトマトのへたをさしこんでぶら下げる。

  3. 3

    ストローの真ん中にたこ糸をむすび、バランスをとる。

    ★むすび目を少しずつ動かして水平に安定するところをさがし、ゆれが止まるまで待とう。

  4. 4

    トマトに磁石をゆっくり近づけてトマトの動きを観察(かんさつ)する。

    ★やじろべえにするときは次のそうちも作ろう。

  5. 5

    ペットボトルに水を入れてフタをしめ、フタの横にまちばりをセロハンテープではりつける。

    ★まちばりの先で指などをささないように気をつけよう。

  6. 6

    まちばりの先に②の中心をのせてバランスをとる。

  7. 7

    もう1本のペットボトルのフタの上につなげた磁石をはりつけて、ゆっくりトマトに近づける。

まとめ方・提出の工夫

  • 実験の進め方と、どうなったかをくわしく書こう。使ったものを写真にとって、いっしょにはると、さらにわかりやすいまとめになるね。実験を進めるときに大変だったこと、くふうしたことなども書こう。
  • トマトが磁石からにげるのは、トマトに含まれる水分と関わりがあるよ。キーワードを調べて、わかったことをまとめよう。
  • 切った野菜(やさい)やくだものに直せつたこ糸を巻いても実験できるよ。キュウリやさくらんぼなど、他のものも使ってみよう。それぞれの反発の強さなどを表にするといいよ。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • ネオジム磁石の数をへらしたり、ぶら下げるものを重くしたりすると、反のうは変わるかな? 実験して気づいたことをまとめよう。
  • ミニトマトは野菜の中でも水分が多いので、この実験にむいているよ。では、水風船で実験してみたらどうなるかな?
  • ふつうに磁石を近づけてもついたりはなれたりしないような磁力の小さなものも、この実験なら反のうがわかるね。たとえばお札(さつ)は、磁石につくよ。他にも、磁石につくものがないか調べてみよう。

キーワードを調べよう

  • 「反磁性」

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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