周囲に協力を求め、「きっと、そのうち食べるだろう」と長い目で見守っていくようにしました。
S・Sさん Mちゃん (体験談当時の年齢3歳1ヵ月 女の子 第1子)
その当時の子どもの状況と私の気持ち
娘は、偏食で困っていました。食べず嫌いな面もありますし、食べさせ方も悪かったのでしょうか。喜んで食べる物は、めん類、ハンバーグやミートボール、カレーなどで、揚げ物やかたい物は、ぜったいに食べませんでした。だから、「このままではいけないな・・・」と思いつつ、同じ物ばかり毎日食べさせていて、また、おはしもまったく使えないという状況でした。3年保育の幼稚園への入園を控えて、「こんな状態では、幼稚園のお昼ごはんに困るのでは・・・」と、悩んでいました。
このようなやり方を取り入れたら、こんな効果が
本人が幼稚園に行くのを楽しみにしていたので、「全部食べると、先生がほめてくれるよ」などの言葉をかけて、その気にさせました。そう言われると、最初は張り切って食べるのです。でも、だいたい途中で「おなか痛い・・・」と言って、食べなくなってしまいました。同居している主人の母にも、「できるだけ食事の前に、おやつをあげないで」とか、「何でも食べるように言われることが、子どもにはプレッシャー。あまり言わないで」といったお願いをして、協力を求めました。それでも食事を食べないときは、おにぎりを作っておき、あとでおなかがすいて、食べる気になったときに与えていました。
園はお弁当が週2回で、そのほかの日は給食です。まずは、園に慣れるのが一番だと思い、お弁当が楽しみになるように、ミートボールやハンバーグなど、娘が好きな物を中心にお弁当を作りました。給食では、やはり好きな物しか食べていないようでした。
現在の子どもの様子と私の気持ち
家では、あいかわらず、かたい物や揚げ物は食べません。でも、時には、から揚げなどやや苦手なものでも、「おいしい」と言って食べる場合があります。やはり、無理に食べさせるより、「きっと、そのうち食べるだろう」という気持ちでいるほうが、お互いによいのではないかと思うようになりました。
同じ悩みを持つおうちの方へのエール
私もいろいろ試してみました。でも、たどり着いたのは「一応、元気に成長しているのだから、食べることばかりにとらわれなくてもよいのでは?」という考えです。時期がくれば食べるようになるかもしれないし、今は長い目で見守っていきたいと思っています。皆さんもがんばって!