‘お楽しみ’を用意して、工夫しました。

その当時の子どもの状況と私の気持ち

娘はどんなときでも、行動がスローでした。朝は自分から起きられず、私が起こしても、布団の上でボーッとしていました。着替えのときもすぐに手が止まってしまい、なかなかはかどらないので、私はずっと声をかけっぱなしでした。それでも時間がなくなってくると、つい手伝ってしまう始末。食事にも、ものすごく時間がかかり、ひと口食べては、ボーッとしているのです。こんな様子で、入園後の集団生活で、ほかの子のペースについていけるかと不安でした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果が

娘に時計を見せて、「長い針が○のところにくるまでに、終わらせようね」と時間を意識させるようにしました。でも、娘はよくわかっていなかったようです。また、着替えのときなどに「ママと競争！」と、わざと娘に勝たせるように声をかけて、自信がつくようにしてみました。 食事のときは、「おいしいデザートが待っているよ」と言ったり、「食事のあとで時間があったら、絵本を読んであげるね」などと言ったりして、‘お楽しみ’を用意して、少しでも早く食べられるように工夫しました。入園してからは、園の昼食時間内で食べられるように、お弁当の量を少なくしました。先生にもお願いして、着替えのときなど、娘に声をかけてもらうようにしました。

現在の子どもの様子と私の気持ち

入園してしばらくは、なかなかみんなのペースについていけなかったようです。手を洗うときなど、どんどん順番を抜かされてしまって、何をするのも最後という感じでした。でも、園生活に慣れてくると、お友だちに声をかけてもらったりして、娘も要領がわかるようになり、そんなに心配することもなくなってきました。私も、「カリカリしてもしかたがない。長い目で見てあげよう」という気持ちになりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

入園することで、環境が変わりますし、先生やお友だちの影響を受けて、子どもは少しずつでも変わっていくと思います。だから、お父さん・お母さんは、あせらず、怒らず、お子さんを応援してあげてくださいね。