二瓶 健次 先生

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誤飲1歳8ヵ月
寄せられたご相談

誤飲事故を防ぐにはどんなことに気をつけたらいいですか。もし誤飲してしまったら、どう対応したらよいですか。

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これまで息子はあまり誤飲の経験がなかったのですが、先日ふと見たらクレヨンをなめていてビックリ! 最近遊びの種類が増えて、行動半径も広がってきました。
誤飲を防ぐにはどんなことに気をつけたらいいでしょうか。また、誤飲してしまったらどんな対応をしたらよいのでしょうか。

先生からのアドバイス
鈴木 博 先生

誤飲事故のトップ3は「タバコ、医薬品・医薬部外品、プラスティック製品(ビニールなど)」です。それぞれ誤飲したもの、量に応じて対応しましょう。

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子どもは好奇心旺盛(おうせい)、初めて見るもの、興味をもったものをさわりたがり、さらには口に入れて確かめようとしますね。これは小さなお子さんに自然な確認行動で、誤飲事故のトップ3は「タバコ、医薬品・医薬部外品、プラスティック製品(ビニールなど)」です。どれも家庭にはよくあるものですが、大人が注意すれば防げる事故でもあります。
1歳前後の子どもは「直径32mm以内のものは飲み込める(目安はフィルムケースの直径)」、「足が着いている地点から1mまでの高さには手が届く」と考え、ものの管理をしていきましょう。

誤飲したときの応急処置ですが、タバコは2cm(1本の3分の1)以上食べなければ、それほど害はないと言われています。5時間様子を見て、特に問題なければ大丈夫でしょう。2cm以上食べてしまったら、水や牛乳を飲ませ(体重1kgあたり約10ml)、のどの奥に指を入れ、舌の奥を指で押して吐かせます。
ただし空き缶を灰皿代わりにし、その中の水を飲んでしまったら非常に危険、至急病院を受診しましょう。

医薬品、化粧品などは、誤飲したものの「種類と量」で危険度が決まります。
医薬品は「子ども用のシロップや大人の常用薬を一度にたくさん飲んでしまった」というケースが多くあります。医薬品を誤飲した場合は、水や牛乳で吐かせるか病院で胃洗浄となりますが、胃洗浄は子どもにとってかなりつらいものです。くれぐれも誤飲予防に気をつけましょう。
化粧品でも口紅や乳液は比較的安全ですが、そのほかのものは何らかの危険性があります。おうちの方が使用する時間帯に事故が多いという統計結果もあるので、参考にして注意しましょう。

このほか、小型の水銀電池も誤飲が多くなっていますので、要注意です。気管内への誤飲では、ピーナッツが多く、幼児期に与えるのは控えめにするのがよいでしょう。また、ビニールは窒息に注意する必要があります。

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プロフィール

二瓶健次

二瓶健次

東北大学医学部卒業。東京大学小児科、自治医科大学小児科を経て、 1979年から2001年まで国立小児病院神経科医長、 2001年から2004年まで国立成育医療センター神経内科医長 、2006年から、東京西徳洲会病院小児センター神経・発達部勤務。 小児神経学、発達神経学が専門。

プロフィール

鈴木博

鈴木博

埼玉医科大学卒業。1991年埼玉医大小児科講師。1998年東京都品川区に「鈴の木こどもクリニック」を開設。監修書に「赤ちゃんの病気・けが&トラブル救急箱」(学研)等。昭和大学医学部客員教授。品川区議会議員。