二瓶 健次 先生

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体の部位アドバイス - 体の発達(体重・身長など)

体重と身長3歳10ヵ月
寄せられたご相談

健診の度に身長が低いと指摘されます。健診時に成長ホルモンの投与の話をされましたが、このままではいけないのでしょうか?

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生まれたときは、2,596gと大きい方ではなかったのですが、母子手帳の成長のグラフは、小さいながらも、右上がりの曲線を描いています。しかし健診の度に身長が低いと指摘されます。今、身長は93cm、体重13kgです。
前の健診時に成長ホルモンの投与の話をされましたが、経過を見てからと言われました。親としては、急に成長ホルモンと言われてとまどっています。今現在、元気に毎日過ごしていますが、このままではいけないのでしょうか?

先生からのアドバイス
二瓶 健次 先生

身長が少し低めですが、現在も伸びているようですので。このまま経過を見られてはいかがでしょうか。

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身長が低いのか、高いのかということは、その年齢(月齢)に相当する身長の平均値、標準偏差、パーセンタイルなどから判断します。
ある集団の平均値を出したときには、その平均値からどのくらいのばらつきがあるかということを知るために標準偏差という値も示されています(標準偏差に関しては母子手帳に掲載されています)。

そして、平均値から標準偏差の2倍以内であれば正常範囲と考えられます。2倍より多ければ要注意で、2.5倍以上の隔たりがあれば異常の可能性があります。
またパーセンタイルというのは、例えば10パーセンタイルというのはその集団の10%が属しているということになります。したがって身長が10パーセンタイル以上であれば正常範囲ととらえられ、10パーセンタイル以下であれば要注意であり、3パーセンタイル以下であれば異常と考えられています。

ご相談のお子さんは3歳10ヵ月で93cmですので、標準偏差の2倍以内であり、10パーセンタイル以上にありますので、低めですが正常範囲と考えられます。今後の成長の様子を見てください。

身長は脳から分泌される成長ホルモンにより影響を受けていますので、成長ホルモンを測定して分泌が悪い場合には成長ホルモンを投与して身長を伸ばす治療をします。また、成長ホルモンが正常でも身長が低い場合に治療の対象になる場合もあります。
しかし、その場合でもただ身長が低いことにより生命に危険があるというわけではありませんので、成長ホルモンを絶対にやらなければならないというわけではありません。主治医とご相談のうえ決められるとよいでしょう。

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プロフィール

二瓶健次

二瓶健次

東北大学医学部卒業。東京大学小児科、自治医科大学小児科を経て、 1979年から2001年まで国立小児病院神経科医長、 2001年から2004年まで国立成育医療センター神経内科医長 、2006年から、東京西徳洲会病院小児センター神経・発達部勤務。 小児神経学、発達神経学が専門。