2013年度よりベネッセコーポレーションが協力支援している東京学芸大学附属国際中等教育学校では、2017年度も、高校2年生の選択科目である「インフォマティクス」の2学期(8コマ)と3学期(8コマ)の授業で、問題解決力とチームワーク力を身に付ける授業を実施しています。今年度の生徒数は28名です。

2学期は、Javascript ( enchant.js ) で開発されたSuper Shape Shot(スーパーシェイプショット)という図形を移動させるゲームのプログラムを読みながら、さらに付加したい機能を自分たちで考えて開発します。生徒からは、

  • ゴール判定機能を追加する
  • 図形が盤をはみ出さないようにする
  • 移動回数をカウントする
  • 平行、回転に加えて、線対称移動を追加する
  • タイマー機能を追加する

の5つが提案されました。

5班に分かれたエキスパート活動で、それぞれの機能追加のためのアルゴリズムやコーディングを話し合い、他者に伝えられるように内容をまとめます。次に、班を組み替え、ジグソー活動で、各エキスパート班員からエキスパート活動の内容を共有し合います。共有された情報を元に、個人別にプログラミングします。短時間で、効率的に、5つの機能追加ができました。

これらの活動でJavascriptの基本を身につけた生徒は、その後HTML/CSSでのウェブページ作成も行い、作成したゲームをよりユーザに使いやすいように改造するなどの活動を通じて、インターネットとHTMLの仕組みを学びました。

3学期は、2学期までに身につけたスキル(HTML/Javascript/CSS)を使った、身の回りの課題を解決する・身近な人を喜ばせるアプリをチームで企画、開発する予定です。

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