ベネッセコーポレーションでは、大阪市の委託を受けて、大阪市立茨田東小学校とともに教科におけるプログラミング教育に取り組んでいます。

9月の2年生音楽の研究授業に続き、10月31日に4年生でも社会科の学習にプログラミングを取り入れた研究授業を行いました。

今回は「大阪府の土地のようすと人々のくらし」の学習の中で、Scratchを使ったクイズアプリ作成を題材にして、プログラミング的思考と社会科の学びを目的に授業を行いました。前時までに画用紙に描いてきた大阪府に関する3択問題を、児童それぞれがタブレットパソコンのカメラで取り込み、Scratchのスプライトに登録してアプリを作りました。ナビゲータ役のキャラクタに問題をしゃべらせたり、取り込んだスプライトがクリックされた時に「あたり」「はずれ」を表示したりするだけではなく、音を鳴らしたり、色やサイズを変えたり、解説文を追加したりなど、児童それぞれが試行錯誤して楽しいクイズを作成することができました。最後には、大型テレビに映してみんなの前で発表しました。大阪府の特徴だけではなく、他都道府県に関連した問題もあり、児童の新たな知識習得にもつながったようです。

授業の途中で機器トラブル(ネットワーク不良でログインできないなど)もありましたが、先生の機転でペアワークにするなどして、助け合いながら授業を完遂することができました。

研究授業終了後は、見学していた全校の先生とともに研究討議会を行いました。授業を行った先生からは、この授業に至るまでの準備も大切で、パソコン操作に慣れるための授業を繰り返すことによって、ファイルの保存や文字入力、カメラ操作など児童の操作に関する質問やトラブルはほぼなかったことが報告されました。見学された先生からは、今回の授業ではプログラミング的思考の学びだけではなく、社会科の学びとしても知識を深める活動としても成立していたことや、授業終了後もプログラミングの改善を続けている児童もおり、子供たちの学習意欲も刺激する活動になったと評価もいただきました。また、今回起こってしまった機器トラブルについては、トラブルが起きないように最善の準備をすることも課題ですが、どんな状況になっても授業を止めないための代替案を、先生それぞれが考えて持っておくことの重要性も話し合われました。