【小学生自由研究テーマNo.155】

葉っぱの光合成が見える実験をしてみよう

水草をつかって、葉が光合成していることをたしかめる実験だよ。光合成に必要なものは何だろう?
実験を通して考えてみよう。

用意するもの

  • 水草(オオカナダモ)
    ★オオカナダモ(別名アナカリス)は観賞魚(かんしょうぎょ)の売り場などで売っているよ。
    ★外来生物なので家で処分し、川や池などに捨ててはいけないよ。
  • とうめいなコップ 3つ
  • ストロー
  • 電気スタンド
  • 温度計

実験の進め方

  1. 1

    3つのコップに同じ量の水を入れ、水温を測る。

    ★20〜25 度の水温が実験しやすいよ。

  2. 2

    2 つのコップに、それぞれストローで 30 秒間、息を吹きこむ。

    ★息を吹き込んだコップに印をつけておこう。

  3. 3

    オオカナダモの葉をちぎって、それぞれのコップに 10 枚ずつ、つついてしずめる。

  4. 4

    電気スタンドで息を吹き込んだコップと吹き込まないコップの 2つに光を当てる。息を吹き込んだコップの 1 つを光の当たらない場所におく。葉のようすを観察する。

    ★葉に泡がついて浮いてきたよ。これは、どのコップだろう?

うまくいかないときは、
ここをチェック

  • 水が冷たすぎるかもしれないよ。しばらく部屋において室温にした水でためしてみよう。

まとめ方・提出の工夫

  • 実験の手順を紹介しよう。用意したものを写真にとったりイラストにしたりするとわかりやすいね。
  • 葉っぱには、どんな変化が起こったかな。くわしく書こう。2 つのコップの葉を比べて違いを書こう。
  • 葉についたのは、何の泡だろう?
    息を吹きこむことで、水に溶け込んだものは?
    はじめに予想してみよう。
  • 光合成に必要なもの、光合成をするときに植物が吐き出すものは何かを調べ、実験の手順の意味やコップの中で起こった変化についてまとめよう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 水の温度を変えて、同じ実験を行おう。3 つのコップの変化のようす(はじめに泡がつくまでや葉が浮くまでの時間、何枚の葉が浮いたかなど)を水の温度ごとに表にしよう。データをグラフにしてもいいね。結果から、考えたことを書こう。
  • 電気スタンドではなく太陽の光を当てたり、葉っぱをちぎらずに実験したり、いろいろな方法を考えて試し、結果を比べてみよう。
  • 小さく切ったビニールなど、葉以外の物を入れて実験し、結果を比べよう。
  • 温度や光の強さ、光の色などを変えて試してみよう(温度が高いと、水草の中の空気がぼうちょうして、光を当てなくても浮くことがあるよ)。

キーワードを調べよう

  • 「光合成 二酸化炭素」「呼気(息) 二酸化炭素」

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

参考:『小学生の実験・観察・工作 自由研究(科学チャレンジ編)』(永岡書店)

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