2017/05/15
「協働から個の思考を深める学習モデル」実証研究レポート~主体的・対話的で深い学びを実現するためのICT活用と評価の実践~
研究の目的
次期学習指導要領では、これから必要な資質・能力育成のために、「主体的・対話的で深い学び」が必要とされています。
しかし、協働学習においては、「意見を共有してもなかなか思考が深まらない」、「全員が参加する活動にならない」などの課題も多く聞かれます。この研究では、協働学習をグループでの話し合いのみに終わらせるのではなく、他者の知恵や意見を吸収して、子ども自身が自ら思考の枠組みや学びを広げ、個人の思考を深めていく学びのモデルを構築することを目的としています。
また、この学習モデルを通じて、思考の評価(パフォーマンス評価)ツールの開発・評価も行っています。
しかし、協働学習においては、「意見を共有してもなかなか思考が深まらない」、「全員が参加する活動にならない」などの課題も多く聞かれます。この研究では、協働学習をグループでの話し合いのみに終わらせるのではなく、他者の知恵や意見を吸収して、子ども自身が自ら思考の枠組みや学びを広げ、個人の思考を深めていく学びのモデルを構築することを目的としています。
また、この学習モデルを通じて、思考の評価(パフォーマンス評価)ツールの開発・評価も行っています。
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●研究テーマ
「協働から個の思考を深める学習モデル」構築と思考力評価ツールの開発・評価
●研究方法と対象
23区内の公立小学校、6年生1クラス(30名)でのiPadを活用した授業実践による実証研究
●研究期間
2016年2月の4週間(情報活用能力をテーマにした授業(総合的な学習の時間))
●研究活動
この研究では、以下の活動を実施しました。
- ・「協働から個の思考を深める学習モデル」の構築
- ・学習モデルに基づく授業設計と実践
- ・思考力の評価 (パフォーマンス評価) ツールの開発 (「ルーブリック」「意識・態度アンケート」)
- ・子どもの能力伸長の効果検証 (身についた力の測定・検証)
●研究メンバー
鈴木栄幸(茨城大学教授)、久保田善彦(宇都宮大学教授)、舟生日出男(創価大学教授)、佐藤和紀(常葉大学専任講師)、中垣眞紀・土屋利恵子(ベネッセ教育総合研究所)
報告物一覧
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■実証研究レポート活動の背景と目的
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「学習モデルの構築・実践」編
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「思考力の評価ツールの開発」編
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「効果検証結果」編
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「総括~この学びの価値と促進要因」編
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■解説・インタビュー<実践者インタビュー>
「協働から個の思考を深める授業デザインとは」 佐藤和紀(常葉大学専任講師) -
<研究者解説 第1回>
「協調学習における個人思考の本質」 鈴木栄幸(茨城大学教授) -
<研究者解説 第2回>
「深い学びを実現するために、ICTをどのように活用したらよいのか」 舟生日出男(創価大学教授) -
<研究者解説 第3回>
「学びの深まりをどう評価するのか」 久保田善彦(宇都宮大学教授) -
■資料(教材・評価ツール等)思考の評価(パフォーマンス評価)ルーブリック
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ワークシート編
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題材(情報リテラシーに関する宿題シート)
授業ビデオ(実践4の様子)
研究者インタビュー(この学びの効果とは)
関連調査ラインナップ
- 「アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究」 研究成果のまとめ
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アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究
分析事例Ⅳ 安田学園安田女子中学高等学校 「SS科学言語」における批判的思考力(CT)の向上の取り組み -
アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究
分析事例Ⅲ 東京都立国立高等学校 生物における 教科学力と生徒自身が学び取る力の向上の取り組み -
アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究
分析事例Ⅱ 東京都立戸山高等学校「SSH」における課題発見能力,課題探究能力,成果発表能力(日本語・外国語)の育成と家庭基礎ホームプロジェクトでの取り組み -
アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究
分析事例Ⅰ 玉川学園 「理系現代文」における批判的思考の育成