四字熟語クイズ
結果発表
問/12問中 正解!
正解だったところ、間違いだったところの解説を読んで、さらに理解を深めよう!
解説を読んだら、ぜひもう1度挑戦してみてね。
解答・解説
漢数字を使った四字熟語
四字熟語には、漢数字を使ったものがたくさんあります。早速ですが、クイズをしてみましょう。次の四字熟語の空欄□には一~九の漢数字が入ります。空欄□に一~九の漢数字を入れて、四字熟語を完成させてみましょう。なお、一~九の漢数字は一度しか使いません。どんな意味があるのかも想像しながら回答してみてください。
□に入る漢数字は?
□転八起……何度失敗してもくじけないで、そのたびに立ち上がって奮闘すること。
七
八
九
七転八起(しちてんはっき)。
何度失敗してもくじけないで、そのたびに立ち上がって奮闘すること。
□に入る漢数字は?
□寒□温……冬に、寒い日が□日続いて、次の□日は暖かい日が繰り返されること。
一と二
二と三
三と四
三寒四温(さんかんしおん)。
冬に、寒い日が三日続いて、次の四日は暖かい日が繰り返されること。
□に入る漢数字は?
□石□鳥
一と二
二と二
二と三
一石二鳥(いっせきにちょう)。
一つのことをして、同時に二つの利益をあげること。
□に入る漢数字は?
□里霧中
三
四
五
五里霧中(ごりむちゅう)。
どうするべきかの判断に迷い、見通しや方針が立たないこと。
□に入る漢数字は?
十中□□
七と八
八と九
九と十
十中八 九(じゅっちゅうはっく)。
十のうちの八か九。ほとんど。大部分。
□に入る漢数字は?
四□時中
四
五
六
四六時中(しろくじちゅう)。
(四かける六で二十四になることから)一日中。いつも。常に
故事成語に由来する四字熟語
四字熟語には、故事成語を由来とするものもたくさんあります。故事成語とは、昔あった出来事に基づいてできた熟語のことです。では、クイズに挑戦してみましょう。次の四字熟語の意味を下の選択肢のなかからそれぞれ一つ選んでください。意味を選ぶときに、それぞれの四字熟語の由来を想像してみましょう。
この四字熟語の意味は?
五十歩百歩(ごじゅっぽひゃっぽ)
多少の違いがあっても、本質的には変わらないこと。
倍ほどの大きな違いがあること。
「戦場で五十歩逃げた兵士が、百歩逃げた兵士を臆病だと笑ったらどうするか。」という問いに対して、「逃げたことは同じで大差はない。」と答えたという話から生まれた熟語です。
この四字熟語の意味は?
四面楚歌(しめんそか)
周りから応援の歌を歌ってもらい、勇気づけられること
周りが敵や反対者で孤立すること。
楚という国の項羽が敵の漢の国の兵隊に囲まれた時、夜が更けて四方の漢軍の中から楚の国の歌が聞こえ、楚の民がすべて漢の国に降伏したと思い、悲しんだという話から生まれた熟語です。
この四字熟語の意味は?
画竜点睛(がりょうてんせい)
竜の絵を描くと晴れると信じられていたことから、縁起の良いことのたとえ。
物事を完成させるために必要な最後の仕上げ。
画家が壁に竜を描いたが、瞳が描かれていなかった。人々は、画家に「瞳を描いてほしい」とお願いしたところ、瞳を描いた竜が壁から飛び去ってしまったという話から生まれた熟語です。
意味を間違えやすい四字熟語
四字熟語には、意味を間違えやすいものもあります。次の四字熟語の意味を①・②からそれぞれ一つ選んでみましょう。
この四字熟語の意味は?
小春日和(こはるびより)
春先の穏やかで暖かな天気。
初冬の頃の穏やかで暖かな天気。
「春」という言葉が使われていますが、春の天候のことではありません。春のように暖かい様子が「小春」と呼ばれ、それが旧暦の10月の別称としても使われるようになりました。旧暦の10月は、現在で言うと、おおよそ11月から12月上旬のことです。
この四字熟語の意味は?
天地無用(てんちむよう)
上下を逆にしてはいけないこと。
上下を気にしなくてもよいこと。
「天地」は、本や荷物の上下のことを意味しています。「無用」は、「~してはならないこと」という意味があるので、「天地無用」で「上下を逆にしてはいけないこと。」という意味になります。「上下を逆にしても問題ない」と誤解しやすいので要注意です。
この四字熟語の意味は?
朝三暮四(ちょうさんぼし)
目の前の利益にこだわって、結果が同じことに気づかないこと。
法令や命令が次々に変わって、あてにならないこと。
猿にトチの実を与えるときに、朝に三つ、夕方に四つあげると言うと怒ったので、朝に四つ、夕方に三つあげると言うと喜んだという話が由来となっています。ちなみに、間違いやすい「法令や命令が次々に変わって、あてにならないこと。」という意味の四字熟語は「朝令暮改」です。
四字熟語をクイズ形式でお伝えしました。今回のように漢数字や故事を参考にすると、ただ単に四字熟語を覚える暗記とは違ったアプローチになるので、漢字の苦手なお子さまでも取り組みやすくなると思います。親子でコミュニケーションをとりながらクイズ形式で問題を出し合うと、お子さまも楽しく学べるので、ぜひご家庭で実践してみてくださいね。
次は何問解けるかな?
もう一度チャレンジ!
執筆者
宮城みやぎ
株式会社プランディット 国語課
株式会社プランディット