【小学生自由研究テーマNo.58】

海水から真水を取り出そう

しょっぱい塩水から、日光の熱を利用して水を取り出す「蒸留(じょうりゅう)」にチャレンジしてみよう。
海水浴に出かけたときにもできるね!

海水から真水を取り出そう
対象学年
制作日数
カテゴリ

用意するもの

  • ドーム型のフタ付きのカップ (A)
    ★コンビニエンスストアのデザートの容器などを利用しよう。
  • Aのカップに入る大きさの小さなカップ(B)
    ★おかずカップでもいいよ。
  • 塩水(または海水)
  • 保冷剤(あれば、こおらせておく)
  • スプーン

実験の進め方

  1. 1

    50mLの水に塩をスプーン1ぱい入れてよくまぜる。

    ★塩は、とけ残ってもかまわないよ。
  2. 2

    小さなカップ(B)に①の塩水を入れ、フタ付きのカップ(A)に入れる。フタをしっかりしめて、日光がよく当たる場所に置く。フタの上に保冷剤をのせる。

  3. 3

    20分ごとにフタのようす、小さなカップの中を見る。
    ★フタが曇(くも)ってきた!

  4. 4

    フタについた水滴がカップの内側をつたって落ちてくるまで実験を続ける。カップの底に落ちた水をスプーンなどにつけ、なめて味を確かめる。

まとめ方・提出の工夫

  • どのような方法で実験をしたかをまとめよう。その日の天気や気温、実験を行った時間帯 、カップを置いていた場所や日差しの強さもできるだけくわしく書こう。
  • フタに水てきが付きはじめたのは実験を始めてから何分後? フタのどの場所から曇ってきたかや水てきの大きさなど、気づいたことも書こう。
  • フタに付いた水てきは、水の味がした? それとも、しょっぱかったかな? そのことから、何がわかるだろう? 自分なりに考えたことを書こう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • フタをしたままの状態でカップをそのまま置いておくと水てきはまた消えていく。 フタに付いた水はどこにいってしまったのだろう? 水てきがフタに付いた理由や、また消えた理由を考えてみよう。ヒントは、「空気中にも目に見えないほど小さな水のつぶ(水蒸気・すいじょうき)がふくまれている」ことだよ。
  • 冷たい水を入れたペットボトルやコップを置いておくと、まわりに水てきが付くね。この水はどこからやってきたのだろう。実験結果と合わせて考えてみよう。
  • 実験から、食塩水から水だけが蒸発(じょうはつ)し、気体になってフタでもう一度えき体に戻ったことがわかる。このような方法を「蒸留(じょうりゅう)」というよ。言葉の意味を調べてみよう。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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