【小学生自由研究テーマNo.41】

セミの羽化を観察しよう!

セミは幼虫の体で地上に出てきて、羽化(うか)して成虫になるよ。どのようにカラをぬいで成虫になるのか観察しよう。

セミの羽化を観察しよう!
対象学年
制作日数
カテゴリ

用意するもの

  • カメラ
  • 懐中電灯(かいちゅうでんとう)

進め方(準備すること)

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    昼間、公園などでセミのぬけがらがたくさんついている木をさがす。その下の地面を確認して、小さなあながいくつもあいているところが見つかったら、おうちの人と観察の予定をたてる。

    ★セミの羽化が多いのは、どんな条件の日かも調べておこう。観察は必ず大人といっしょに行こう。

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    夕方(午後6時〜9時ごろに羽化することが多い)、その場所に行って羽化しそうなセミをさがす。

    ★木の幹の高さ60cm〜1.5mくらいの位置で羽化することが多いよ。地面から木に向かって歩いたり、木を上っていることもあるから、木の下の方もよくさがしてみよう。

  3. 3

    羽化のようすを観察して、気づいたことをメモする。
    (観察するときの3つのルール)
    ふまない……木に向かって地面を歩く幼虫がいるので足もとに気を付ける。
    照らさない……懐中電灯を直接幼虫に当てない。セミは暗くて静かな所で羽化する。
    さわらない……さわると羽化しなくなる。死んでしまう幼虫もいる。

    ★羽化には2~4時間くらいかかるので、寒くないように観察しよう。セミは、さわらずに静かに見守ろう。カメラで撮影(さつえい)するときは、どうしても必要な時だけフラッシュをたこう。

    ★羽化から成虫までの時間は4時間くらいかかるよ。外で観察する時は、おうちの人と観察する時間を相談しよう。

まとめ方・提出の工夫

  • 観察した日とその前日の天気や温度を書こう。羽化のはじまりから、成虫になって羽の色が変わるまでのようすを時間と合わせてくわしく書こう。
  • セミのすがたやぬけがらから、セミの種類を調べよう。鳴き声が聞こえたら、特徴(とくちょう)や気づいたことも書こう。
  • セミの羽化を観察したいと思う人のために、調べたり、実際に観察してみて気づいたことをまとめよう。セミの幼虫の見つけ方や観察の計画の立て方、観察によい時間、天気などがわかるといいね。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 地面を歩く幼虫を見つけたら、そっとつかまえて家で観察する方法もあるよ。短く切った木の枝やカーテン、網戸(あみど)につかまらせて部屋を暗くし、静かに観察してみよう。
  • セミの一生について調べてみよう。卵を産む場所や、幼虫になる時期、地中からはい出してくるまでの期間などをまとめるといいね。
  • 幼虫の期間はセミの種類によってちがうよ。いろいろなセミについて調べて、特徴を表にしてみよう。

まとめに役立つ豆知識

  • セミは卵から幼虫、そして成虫になり、さなぎの時期がないのが特徴だよ。中には、成虫になるまで17年かかるといわれる「17年ゼミ」などのとても長い種類のセミもいるんだ。ほかにも、すごい特徴を持つセミを探してみよう。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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