【小学生自由研究テーマNo.35】

ペンの色を調べよう

水性ペンには、いくつかの色のインクを混ぜて作られているものがあるよ。どんな色が使われているかわかるかな? 実験で確かめよう!

ペンの色を調べよう
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用意するもの

  • 水性のカラーペン(なるべくねだんの安いもの。あれば、メーカーや種類のちがうペンも用意しよう)
    ★実験におすすめなのは紫(むらさき)、茶、黒。ただし、ペンによっては、色が分かれないこともあるよ。
  • コーヒーフィルター(または、ろ紙)
  • わりばし
  • コップ

実験の進め方

  1. 1

    コーヒーフィルターを細長く切る。

  2. 2

    下から2cm くらいのところに水性ペンで色をつける。

  3. 3

    ②をわりばしにはさみ、コップの中にたらす。

  4. 4

    コップに少量の水を入れて、フィルターの下がほんの少し水につくようにする。

  5. 5

    数分待つ。

うまくいかないときは、
ここをチェック

  • インクの色が水につかると、インクが水に溶(と)け出してしまうよ。紙の下が少しだけ水につく高さにして、水につかない位置に色をつけよう。

まとめ方・提出の工夫

  • 使った道具や調べた方法を紙に書こう。
  • コーヒーフィルターが水をすって、つけたインクの色が上に上がっていく。にじんだ色をよく観察しよう。最初につけた色とはちがう色が見えるかな。
    色が分かれたら、何色が、何色と何色になったかを記録しよう。
  • なぜ色が分かれたのかを考えてみよう。
  • 分かれた色のペンでも試してみよう。
    (例)
    紫が青とピンクに分かれたら、青とピンクで同じように実験をする。
    色が分かれなければ、それが元のインクの色だとわかるよ。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 水性ペンのインクの色によって、水との相性(溶けやすさ・混ざりやすさ)がちがい、水に溶けやすいインクの方が上に上がっていくよ。この水との相性を「親水性(しんすいせい)」というよ。言葉を調べて、まとめに加えよう。
  • ちがうメーカーなどの同じ色のペンで試して、使われている色の組み合わせが同じか調べよう。
  • いろいろな色で試して、インクがにじんできたときの高さを比べてみよう。
  • 半紙やコピー用紙、画用紙など紙を変えて試してみてもいいね。紙が水をすう速さにもちがいがあることがわかるよ。
  • 「水性ペン」と「油性ペン」は、どんなちがいがあるかな? ペンのパッケージを見たりインターネットで調べたりして比べてみよう。

キーワードを調べよう

  • 「親水性」「クロマトグラフィー」

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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