【小学生自由研究テーマNo.21】

ヤドカリの引っこしを観察(かんさつ)しよう!

海でヤドカリを見つけたら、ヤドカリのそばに貝がらをいくつかおいて、引っこしのようすを観察しよう。ヤドカリが気にいるのはどのような貝がらかな?

ヤドカリの引っこしを観察(かんさつ)しよう!
対象学年
制作日数
カテゴリ

用意するもの

  • 水そう
  • ヤドカリがいた海の水とすな
    ★あとから準備する場合は人工海水とサンゴ砂をペットショップで購入しよう。人工海水を自分で作る場合はカルキ抜きした水道水1L に塩大さじ 2 を溶かしてもいいよ。
  • 貝がら(いろいろな大きさを集めてみよう)
  • えんぴつ
  • カメラ
  • ペン
  • のり
  • ヤドカリのえさ

準備すること

  • ヤドカリは観察が終わったら、すぐにもといた場所にかえす。長く観察するときは、ヤドカリが元気にすごせる飼育(しいく)方ほうを調べて、ひつようなものを用意する。
  • ヤドカリの引っこしが始まったらすぐに観察できるように、紙、えんぴつ、カメラは水そうのそばにおいておく。

実験の進め方

  1. 1

    海でヤドカリをつかまえる。水そうに海の水とすなを入れ、ヤドカリを入れる。
    海岸の岩場の近くはヤドカリが見つけやすいけれど、ひとりで行くのはきけん。かならずおうちの人といっしょにさがしに行こう。

  2. 2

    ヤドカリが今入っている貝がらより大きい貝がらを 3 つくらい、水そうに入れる。大きさや形がちがう貝がらを用意するといい。

  3. 3

    ヤドカリがおいてある貝がらをさわり始めたら、その様子をメモしたり、写真をとったりする。引っこしが終わるまでつづける。

まとめ方・提出の工夫

  • 引っこしの様子の写真、または写真を見ながらかいた絵を紙にはろう。
  • はった写真または絵の下に、どのような様子だったか書こう。わかれば、引っこしにかかった時間も書こう。
  • 引っこしの様子を観察して気づいたことを書こう。
    (例)
    「引っこす前に貝がらにはさみを入れていた。大きさをはかっていたのかなと思った」
    「貝がらにかくれている部分は、やわらかそうだった。かくしておかないと、すぐにけがをしそう」
    「貝がらにかくれている部分が、くるんと曲がっていた。ふしぎだな」

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 大きさ、形、そざいのちがう「貝がらではないもの」をいくつか水そうに入れて、どれにヤドカリが引っこすか観察してみよう。予想をしてから取り組むといいよ。
    (貝がら以外のものの例)
    【形】
    片がわがとじてあるつつ形、両がわともとじていないつつ形、片がわがとじてあるはこ形、両がわともとじていないはこ形、あなのあいている球 など
    【素材】
    プラスチック、金ぞく、ゴム、ガラス、あつ紙、木 など
  • ヤドカリを観察して、気がついたことを書こう。足の数はいくつだったかな? カニやエビを図かんで調べて比べみてもいいね。
  • 海にすてられたゴミに引っこししてしまったヤドカリについて調べてみよう。そのヤドカリを見て思ったことや、自分たちはどうしたらいいか考えたことを書いてみよう。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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