【小学生自由研究テーマNo.20】

塩(しお)の結晶(けっしょう)を取り出そう!

夏におすすめ! 塩水を日光でじょう発させて、塩の結晶(とても小さな塩の粒)をかんさつしよう。
海に行ったら、海水で実験してもいいね!

用意するもの

  • 食塩水(しょくえんすい、または海水)
    ★水 100mL に塩 3.5g をとかすと、海水に近いこさの食塩水ができるよ。
  • 白い食品トレー(大きさが同じもの)3 つ
  • アルミはく
  • 太めの油性ペン(黒)
  • 計量カップ

実験の進め方

  1. 1

    食品トレーの 1 つのそこを油性ペンで黒くぬる。黒いトレーの場合はそのまま使う。

  2. 2

    食品トレーの 1 つにアルミはくをしく。

  3. 3

    白、黒、アルミはくのトレーにそれぞれ 30mL の食塩水を入れ、室内のよく日のあたる場所におく。

    ★なるべく長い時間、日があたる場所がいいね。おうちの人に相談して、じゃまにならない場所におこう。

    ★風で飛ばないようにトレーに重しをおこう。日をさえぎらないように注意してね。

  4. 4

    昼と夕方にようすを見て、気付いたことをメモする。

まとめ方・提出の工夫

  • 塩が結晶になるまで何日かかったかな? トレーごとにかかった日数を表にしよう。
  • いちばん速く塩の結晶が見られたのは、どのトレーだった? トレーごとに、かかった日数をくらべて気付いたことを書こう。
  • 塩の結晶は、どんな形? 家で使っている塩とくらべてみよう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

    (高学年向け)

  • 放射温度計を用意して、日ざしの強い時間の食塩水の表面温度を測り、表に加えよう。
  • こさの違う食塩水を用意して、結晶の違いを比べてみよう。
  • 容器の大きさがちがうと、結晶になるまでの時間が変わるよ。同じ色で大きさのちがうトレーを用意して、比べてみよう。
  • 容器の材質がちがうと、結晶になるまでの時間が変わるよ。なるべく同じくらいの大きさの容器を使って、結果を比べてみよう。
    ★容器の大きさや素材のちがいによる影響を比べるときは、他の条件はそろえておこう。ちがいがいくつもあると、なぜそうなるのかという理由がわからなくなってしまうよ。
  • 日本には、海水から塩を取り出す伝統的な「塩田(えんでん)」があるよ。行っている地いきや、その作り方を調べてみてもいいね。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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