【小学生自由研究テーマNo.43】

解凍(かいとう)時間を比べよう

冷凍された食品をいろいろなものにのせて、とけるスピードを比べよう。
おうちの人に教えてあげると、ふだんの料理のしたくでも役に立つよ!

解凍(かいとう)時間を比べよう
対象学年
制作日数
カテゴリ

用意するもの

  • 小分けにできる食材
    ★うす切り肉やミニハンバーグ、自然解凍できる惣菜などが向いているよ。おうちの人と相談しよう。
  • ラップ
  • ストップウォッチ
  • 実験に使う食器や容器(ようき)
    ★なるべく厚さが同じくらいのものを利用しよう。
    (例)
    ・とう器のさら
    ・プラスチック容器
    ・食品トレー
    ・紙ざら
    ・ホーローのバット
    ・木の皿かまな板
    ・ステンレスのバットなど

実験の進め方

  1. 1

    食品をなるべく同じあつさ、重さになるように分けてラップで包む。冷とう庫に入れ、しっかりこおらせる。

  2. 2

    実験に使う食器などをならべる。

    ★実験は、すずしい室内で行おう。

  3. 3

    こおった食品をそれぞれ上にのせ、ストップウォッチで時間を測(はか)り始める。

    ★写真は参考例だよ。実際は、それぞれはなして置いて実験しよう。

    ①とう器の皿、②ガラスせいのふた、③キッチンペーパー、④木のカッティングボード、⑤プラスチック容器、⑥ステンレスバット、⑦食品トレー

  4. 4

    5分ごとにラップの上から指で軽くふれて、どのくらいとけているかたしかめる。

  5. 5

    料理に使えるくらい解凍されたものは時間をメモして冷ぞう庫にしまう。すべて解凍できたら実験は終わり!

    ★食材は実験が終わったら料理しておいしく食べよう。

まとめ方・提出の工夫

  • 実験に使った食器や容器と、解凍にかかった時間を表にしよう。時間が短かったものから順番にならべるとわかりやすいよ。
  • 解凍時間が短かったものと長かったものでは、どのくらいの差があったかな? それぞれの材質の特ちょうに注目して、気づいたことをまとめよう。時間の短いグループ、長いグループに分けてもいいね。
  • 解凍にかかる時間が長いものは食品の温度を長くたもつもの、時間が短いものは食品の温度を速く変えるものだといえるよ。この性質(せいしつ)を利用したものを身近なせい品でさがしてみよう。 (例)
    食品トレー
    レトルト食品のパッケージ

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • ちがう食材を使って同じ実験をしてみよう。解凍にかかる時間はどのくらい変わるかな? 順番はどうだろう?
  • 解凍時間のちがいには、熱を伝える性質「熱伝導率(ねつでんどうりつ)」が関係している。実験したものの熱伝導率を調べてみてもいいね。
  • 同じ素材でも大きさや厚さが違うと解凍スピードが変わるよ。試してみよう。
  • 食品トレーの素材である発ぽうスチロールがのせた食品の温度を変えにくいヒミツは「空気」と関係があるよ。発ぽうスチロールには、どのくらいの空気がふくまれていると思う? 空気の熱伝導率を調べてみても面白いよ。

キーワードを調べよう

  • 「熱伝導率」

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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