【小学生自由研究テーマNo.23】

アリのすを観察(かんさつ)しよう!

地面にあいたあなからアリが出たり入ったりしているのを見たことがあるかな?
 あなはアリのすの入口だよ。 どんなすを作っているのか調べよう。

用意するもの

  • A4のプラ板(とうめいな空き箱でもよい)
  • カッター
  • キリ
    ★カッターやキリで手などを切らないように注意しよう。大人といっしょに進めて、あぶないところは手伝ってもらおう。
  • セロハンテープ
  • あつ紙または黒色画用紙(A4サイズくらい)
  • プラスチックの保存容器(アリをつかまえて持ち帰るときに使う)
  • スコップ
  • ビニールぶくろ

実験の進め方

  1. 1

    プラ板を図のように切って組み立て、観察ケースを作る。まわりをセロハンテープでしっかりとめる。ふたは、あけておく。
    ★エサをいれるためのマドと空気あなをわすれずに作ろう。

  2. 2

    あつ紙で①をくるみ、はしをテープでとめる。
    ★観察ケースの中を暗くするためのカバーだよ。ケースが出し入れできるようにしよう。
    ★うすくて高さのある商品のパッケージなら、そのまま使えることもあるよ。写真は、ハサミが入っていたケースだよ。

  3. 3

    アリをさがす。地面にあいたあな(アリのす)を見つけ、同じあなから出入りしているアリを10〜15ひきくらいつかまえる。アリのすのまわりの土をビニールぶくろに入れて持ち帰る。
    ★アリは指でつままず、落ち葉などにのせてプラスチックの保存容器に入れよう。

  4. 4

    空きばこに土をつめ、ふたをしてセロハンテープでとめる。
    まどからアリを入れる。水でぬらしたティッシュと角ざとうのかけらなどを入れ、まどをとじる。

  5. 5

    ②のカバーに入れ、すずしい場所に、はこを立てておいておく。

  6. 6

    1日1回、カバーをはずし、ぬらしたティッシュとエサを入れかえてアリと土のようすを観察する。土がかわいているときはスポイトなどで水をたす。
    ★すは、土の内がわに作られると見えづらい。ケースを光にすかしてみると見やすいよ。

まとめ方・提出の工夫

  • アリのすを見つけた場所、見つけたときのアリのすのようす 、アリのようすなどを絵と文しょうでかこう。写真をとってはってもいいね。
    (例)
    ・アリは元気にあなから出たり入ったりしていた。
    ・あなの近くをうろうろしているアリや遠くまで出かけて行くアリがいた。
    ・アリの体より大きな虫を引きずりながら運んでいた。
    ・小指の先くらいの小さなあなから、たくさんのアリが出てきておどろいた。
  • アリのすを観察できたかな? すの形を絵にかこう。観察して気づいたことを自由に書こう。
  • 図かんやインターネットでアリについて調べてみよう。アリのすの写真や絵を見つけたら、印刷してまとめにはろう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • アリを見つけた場所で、アリの動きをさらに観察してみよう。アリのくらしについても図かんなどで調べて、観察したようすとくらべてみよう。気づいたことやわかったことをまとめよう。
  • アリの体をよく見て絵にかいてみよう。「頭」「はら」「足」など、どの部分が何なのか図かんで調べて書きこもう。アリの名前も調べてみよう。
  • いろいろな場所でアリのすをさがし、アリのすとアリの写真をとろう。写真をならべてはり、それぞれのアリの名前を調べて、見つけた場所も書き、自分だけのアリ図かんを作ろう。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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