続く「チーム『生きぬく力』」の発表は、生涯学習に焦点をあてた発表。小中高が連携して取り組むべき最大の課題を自尊感情の育成とし、学校種の違いを乗り越えていくための視点として以下の3点を挙げました。
指導の改善案としては、他者と協調しながら問題解決していく資質を養うため、児童・生徒同士のかかわりの中で「伝える力」を磨く場を設けることが挙げられました。たとえば、大学生が高校生を教えたり、中学生が小学生を教えたり…といったタテの関係を生かせる場づくりです。今回のワークショップのテーマである「12年間を通した指導」を具体化する案でした。
一方、学びの意欲を育てるために「教師自身がどうあるべきか」を議論したのが、「チーム『演出家』」です。小中高の教師が共通で持つべき資質として、以下の4点をまとめました。
「演出家」というチーム名は、こうした議論のプロセスの中で生まれたもの。多様な学びの形を用いて指導を組み立てる上では、演出家としての側面が教師にも求められるはずだという問題意識がその背景です。