自然体で、着実に!
じっくりマイペース
タイプ
周りに流されず、何事にもマイペースで取り組めるタイプ。ふわふわとやる気にも波があるように見えますが、「これ面白い」というものが見つかって知的好奇心が刺激されれば、ぐんぐん伸びる可能性大です。もしかすると「何となく」で勉強する時間は多くないタイプかもしれませんが、焦らずにお子さまと対話していきましょう。
親野智可等先生からのアドバイス
「楽勉(らくべん)」で楽しみながら学ぶ
このタイプは「〜ねばならない」といった言葉が響かない可能性も。大切なのは、お子さま自身が楽しいと思えることを見つけてあげることです。一つのきっかけとして、生活や遊びの中で楽しみながら勉強する「楽勉」がおすすめ。学習マンガ・図鑑・望遠鏡など、楽しみながら知的好奇心を刺激するものを用意したり、博物館・化石発掘・田植えなどの本物体験を増やしたりするのも良いでしょう。焦らずに、たくさんの経験の中から「これは」というものを見つけられるといいですね。
「とりあえず方式」でハードルを下げる
お子さまによっては、勉強することのハードルを高く感じているケースも。まずは「とりあえずこれだけ」と、小さなタスクから始めてみてください。最初は「一問だけ解く」どころか「とりあえず、宿題のページを開く」だけでもOK。小さなタスクでも一度取り組めばスイッチが入り、思っていた以上に取り組める……というシーンに出合うこともあるでしょう。そうしてとりあえず始めたことで「意外とできた」という体験は、「次もやってみたい」という意欲にもつながっていきます。
同じタイプのお子さまをもつ保護者の声
わからないと諦めようとしていた問題を、気を取り直してもう一度解き、正解した時に「やっぱりできたね」とほめています。
(茨城県・中3生の保護者)
歴史の授業に苦手意識を持たないよう、YouTubeなどで日本の歴史についてのアニメを少しずつ見せています。
(福岡県・小4生の保護者)
いろいろな職業の平均年収を伝えています。「これだけあれば、買いたいものが買えるよ」など。
(大阪府・中2生の保護者)
テストの結果にあまりこだわらず「がんばっていたね」などの前向きな声かけを意識しています。
(埼玉県・中2生の保護者)