【小学生自由研究テーマNo.146】 りんごの変色をストップ!

対象学年
小学4年生
小学5年生
小学6年生
制作日数
3日
1週間
カテゴリ
食べ物
つくる

りんごの変色の実験の際に注意すること

実験を始めてから困らないように、実験前にどんな準備をしたらいいのか確認しておきましょう。

1:実験のきっかけや目的をはっきりさせる

実験をする時には、実験のきっかけや目的をはっきりさせましょう。どうしてりんごの変色に興味を持ったのか・何を疑問に思ったのかがわかると、実験に何を使えばいいのか・何に注目して結果をまとめればいいのかわかりやすくなります。
自分が気になったところを調べれば、他の人とは違う自分だけの自由研究にもなります。実験のきっかけや目的をはっきりさせ、道筋を立てて実験をしましょう。

2:実験結果がどうなるか予想を立てる

実験をする前に、実験結果がどうなるか予想を立てておきましょう。結果が予想できていると、その予想が正しいか調べるための実験をすればいいので、実験の手順が考えやすくなります。
結果は正しくなくてもいいので、自分なりに結果を予想しましょう。予想と結果が違った場合は、理由を考えることも研究の一部です。実験に失敗した場合は、次は別の方法を試す・もっといい方法を見つけるなど、次につながるように考えましょう。

3:何もつけないりんごの変化も見ておく

実験をするときには、何もつけていない状態とつけた状態を比べることが大切です。全部のりんごを用意した材料にひたすと、元のりんごの色の変化と比べられません。

そのまま放置した場合

そのまま放置したりんごの変色と比べながら、材料にひたしたりんごの変色が抑えられているか、もっと変色しているかなどの違いを見つけましょう。

ラップをかけた場合

ラップをかけた場合、そのまま放置した時と変色のしかたが変わる可能性があるので、ラップをかけた場合も比較してみましょう。
変化を見る実験では、条件を一つだけ変えて実験をします。たくさん条件を変えると、何が原因で違いが出たのかわからないからです。ラップをかけるのも条件のひとつと考えましょう。

液体を使ってリンゴの変色を調べる6つの手順

液体を使ってリンゴの変色を調べる6つの手順

実験のきっかけや目的をはっきりさせて、実験結果の予想を立てたら、実際に実験をしてみましょう。りんごの変色を調べる実験の場合、手順は6つあります。
※りんごは切った後に時間をかけると実験までに変色してしまうので、実験に入る前に手順を確認して、スムーズに実験が進められるようにしておきましょう。

1:使用するもの

りんごの変色の実験では、りんご・りんごをひたす材料・材料を入れてりんごをひたすための入れ物・変色を比較するためにりんごをそれぞれ並べる入れ物が必要です。
また、時間を計るためにタイマーや時計も用意しておきましょう。メモと筆記用具があれば、気づいたことがすぐにメモできます。写真を貼って提出してもいい場合や、結果の考察のために記録を残したい場合は、カメラがあると便利です。

さまざまな液体で実験可能(レモン水・ハチミツ水・砂糖水・食塩水など)

りんごの変色の実験は、さまざまな液体を使ってできます。レモン水・ハチミツ水・砂糖水・食塩水・油など、家にあるものを使って実験してみましょう。オレンジジュース・牛乳・豆乳など、飲み物を使っての実験も可能です。何も入れない水も考えられます。

多すぎると実験がしづらいので、液体は自分が試してみたいものを7種類程度用意するのがおすすめです。何もしないで放置する分を含めて8つになると、りんごも切りやすく便利です。

2:りんごをつける液を作る

材料が決まったら、りんごをつける液を作りましょう。食塩水やはちみつ水などを使う場合は、つける液全体の濃さが同じになるように、材料をしっかり水に溶かして使います。飲み物や油などは、そのまま使って大丈夫です。

3:りんごを切る

りんごをつける液ができたら、りんごを切りましょう。液を用意するよりも先にりんごを切ると、液を作っている間に変色してしまう可能性があります。りんごの変色を見る実験なため、実験前に変色しないように注意しましょう。

4:りんごを液につける

りんごが切れたら、りんごを液につけましょう。この時、どれくらいの時間りんごをつけるのか決めておいて、全部の条件が同じになるようにします。たとえば1つのりんごは1分しかつけず、もう1つは3分つけるなどつける時間が違うと、結果が変わる可能性もあります。
結果を比較する場合、比較したい条件以外はできるだけ同じにする必要があります。

5:つけたりんごを取り出して皿にのせる

事前に決めておいた時間りんごを液につけたら、りんごを取り出して皿などの入れ物に乗せましょう。どの液につけたりんごなのかわからなくならないように、事前にふせんを貼る・メモを置くなどして、置く場所を決めておくと便利です。皿にりんごを乗せたら、観察を開始しましょう。

6:時間を決めて色の変化を観察

りんごの色の変化を観察する時は、時間を決めて観察しましょう。全部でどれくらいの時間観察するか、どれくらいの間隔で何回観察するかを決めて、そのたびに変化を記録します。

たとえばトータルで2時間観察し、間隔は5分・10分・15分・30分・1時間・2時間など、目安の時間を決めておいて、その時間に合わせて観察をします。どれくらいの時間観察するかは、自分が気になる時間に合わせて決めましょう。

観察記録の書き方

観察記録を書く時は、表にして書くと見やすくなります。浸した時間と液体の種類をそれぞれ表の縦と横に記載して、それぞれの欄にりんごの変色に関する気付きを書き込みましょう。合わせて、スケッチをしたり、写真を使用してもいい場合は写真を貼ったりしておくと、より見やすい観察記録になります。

実験のテーマはりんごの変色なので、時間の経過とつける液体の違いによる色の変化をしっかり観察して記録をつけることがポイントです。

▼手順を動画でチェック!

りんごの変色実験のまとめ方

りんごの変色の実験は、色の変わり方に注目する実験ですが、他にも味など、比較できる点があります。それらも含めて、りんごの変色実験のおすすめのまとめ方を確認しましょう。

1:色の比較

りんごの変色の実験なため、色の違いはしっかりと比較しましょう。ポイントは、どれくらいの時間が経ったらどのように変化したかをまとめることです。たとえば「5分経つと少し茶色くなった」「10分経ってもあまり色は変化しなかった」など、時間の経過と浸した液体によってりんごの色がどのように変化したか、わかりやすいようにまとめましょう。

2:味の比較

色の変化と共に味の変化も確認したいところです。決めた時間が過ぎたら、実験の最後にりんごを食べて味を確かめましょう。りんごが変色せずに美味しく食べられる方法が見つかれば、お弁当に入れる時や食卓でもその知識が活用できます。
※口にいれてよい液体にひたすことを前提としています。

味については「甘かった」「すっぱかった」「しょっぱかった」「変わらなかった」「ぱさぱさしていた」などさまざまな感じ方があるため、感じたままをまとめましょう。

3:変色防止に使えるかどうか

変色防止に使えるかは、色の変わり方と味の観点から考えます。
色の変化は抑えられても、美味しく食べられない方法では普段の生活に活かせません。時間が経っても色があまり変化せず、さらに美味しく食べられる方法はどれか、まとめた結果をもとに考えてみましょう。

4:考察にチャレンジ

全ての結果がまとまったら、結果をもとに考察にチャレンジしましょう。考察とは、実験の結果をもとにどのようなことが考えられるのか、その理由は何かを考えてまとめることです。浸したりんごの中にあまり変色しないりんごがあった場合、浸した液が影響したと考えられます。

場合によっては実験がうまくいかない場合もありますが、その時には実験がうまくいかなかったのはなぜか、理由を考えてまとめましょう。

5:変色の原因を調べてみる

実験が終わったら、変色の原因を調べましょう。変色の原因がわかれば、なぜあまり変色しなかったりんごがあるのか、逆に大きく変色したりんごがあるのかを考えることができます。
考えた内容をまとめると、自分の意見がしっかり書かれた自由研究に仕上がります。また、日常生活の中でも、得た知識を元にりんごを変色させないようにできます。変色の原因も含めて、実験の結果を見直してみましょう。

りんごが茶色く変色する理由は酸化

りんごが茶色く変色する理由は、酸化です。酸化とはある物質と酸素が結びついて、元の性質とは違う物質ができることを言います。りんごにはポリフェノールが含まれていて、その成分の一つにタンニンがあります。

さらにりんごにはポリフェノール酸化酵素と呼ばれる酵素も含まれていますが、この酵素が酸素とタンニンを結び付ける働きを持っています。酸素とタンニンが結びつくと性質が変化して酸化し、茶色くなるのです。

保護者は子どもの力でできるようりんごの変色の実験を見守ろう

りんごの変色の実験は、手順自体はそれほど難しいものではありません。事前に準備をきちんとしていれば、子どもでも問題なく進められます。しかし、実験の結果をまとめるのは子どもにとって難しいことです。
せっかく実験をしたのに途中経過を書いていない、どうまとめていいかわからないなど、子どもが困る可能性もあります。
必要なところではアドバイスをしながら、子どもの力でできるようにりんごの変色の実験を見守りましょう。

りんごの変色をストップ!