3書く

それでも書けないときの
裏技テクニック

ポイント1

作者や主人公に宛てたような
手紙形式にする。

書き始めから「○○さんへ」と作者や主人公へ宛てた手紙形式にします。「あのとき、○○さんは大変だったでしょう。僕もびっくりしました」と手紙を書くように進めれば、何が書きたいか焦点がはっきりして、陥りがちな「あらすじ書き」から、自然と逃れられます。

『走れメロス』

ポイント2

4部構成にするために
保護者が話を誘導する

(1)「はじめ」

本を読んだきっかけや本の簡単な内容
書き出しの部分には本を読んだきっかけや、本の簡単な内容を書きます。本を読む前にどんな印象を受けていたか、子どもと話をしてみると良いでしょう。読み始めたきっかけと、読む前の印象の2つを入れることでスムーズに書き始めることができます。

(2)「なか1」

本を読んで「ドキドキしたこと」や「わくわくしたこと」などをなるべく具体的に書きます。子どもにどの部分が印象に残っているか、面白かったところはどこかを、投げかけてみてください。

(3)「なか2」

「なか1」以外に印象に残った部分を「なか1」と同じように、具体的に書きます。子どもから3~4つ聞きだし、保護者のかたが選んであげるとよりスムーズに書けるのでおすすめです。

(4)「まとめ」

「まとめ」の部分では、作者が伝えたかったことに対して、何を思ったか、自分の考えを書きます。読んだあとの印象や本を通じて何を学んだか、お話をしながら聞き出してみてください。ここでも決して強制してはいけません。子どもの素直な意見を尊重してあげることが大切です。