2013年12月26日更新
最新予防・治療情報
インフルエンザ・花粉症
この時期気になるインフルエンザや花粉症について、予防と治療にまつわる最新情報です。
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洗える、デコれるキッズ用マスク
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感染症や花粉症予防の基本として手洗いに加えて湿ったマスクも効果があるとされています。
口や鼻の乾燥は予防の大敵なので、マスクと口の間に濡らしたガーゼをはさむといいのだとか。
子ども用のマスクも種類が増え、かわいい模様や、専用のデコレーションシールのついたものなども。チェックしてみては。
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インフルエンザの鼻スプレーワクチン
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インフルエンザの予防に、鼻の穴にスプレーする点鼻式のワクチン。
痛くないので注射によるワクチンに比べて子どもの抵抗が少なく、効果も高いといわれています。
一部の小児科では接種を開始していますが、日本ではまだ承認されていないため自己責任での接種となります。
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インフルエンザの治療薬
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インフルエンザの治療薬が増え、年齢や状況に応じて使用する薬が異なるケースが増えています。
10代の子どもではタミフルの使用を控えます。
リレンザとイナビルは吸入型で5歳、吸引ができるようになる5歳前後から処方されることが多い薬。
それ以下の年齢ではタミフルのドライシロップ(粉末)が処方されることが多いようです。
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花粉症の舌下免疫療法
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アレルギー物質(花粉エキス)を少量、パンなどにしみこませて、数分舌にのせ、体内にとりこませて、免疫をつける治療法。
完治する可能性もあるとされ注目されていますが、数年単位の長期間、症状のない時期も毎日続けなければいけない点が負担になるようです。
病気にかかったら?
子育てファミリーの体験談
病院選びや病児・病後児保育、家庭でのケア用品など子どもが病気にかかったときの体験談をご紹介します。
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小児科と耳鼻科のどちらにかかるか考えます
うちの子はしょっちゅう鼻水が出ています。近所の耳鼻科は1日2回でよい薬を出してくれて即効性がある(気がする)のですが、いつも混んでいるのである程度元気のあるときに行きます。熱や発疹などの気になる症状のとき、待つのがつらいときは小児科(薬が多め)と分けて通っています。(ひろっこ さん)
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どうしてものときは病児・病後児保育を利用
仕事でどうしても休めないとき、病児・病後児保育を利用しています。病院に併設されているところが安心ですが、キャンセル待ちが多く、少し離れたところも2~3件登録しています。看護師の資格をもったシッターさんにお願いしているというママ友もいます。(マコタマ さん)
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予約できる小児科に行きます
病気の子どもを待合室で長時間待たせるのはかわいそうなので、最近は少し遠くても車で行けて予約もできる小児科に行っています。予約しても少し待ちますが…でも行ってみて「うわ、何時間待ち?」と不安になるようなことはなくなりました。(あつきよさえママ さん)
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病院に通う回数がぐっと減りました
鼻炎であまりにも鼻水がひどく、耳鼻科にあるような電動の吸入器を購入しました。値段はそれなりでしたが、蒸気でとても楽になるようで通院する回数がかなり減りました。鼻水がストレスになっている子にはおすすめです。(トマト さん)
ホームケアのヒント
子どもの病気の「困った」に
薬がうまく飲めない、吐いたあとの対処は、熱が高い…そんなときにできることは?
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薬は甘みの強いものに包んで
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アイスクリームやチョコレートソースなど、甘みが濃く、どろっとしたものに混ぜると比較的飲みやすいようです。
少量ずつかまずにゴクンと飲み込ませるのがコツ。
乳酸菌飲料やジュースなどは、薬によって、苦みが強くなったり味が変化して飲みにくくなるものもあるので、事前に薬剤師に相談してみましょう。
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練った薬をほっぺたの裏側につけて
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粉薬は、ごく少量の水で練って丸め、子どものほっぺたの内側につけて水で流し込ませても。
味を感じるのは舌なので、舌につけずに飲ませる方法です。
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下痢・嘔吐のケアでは水分補給が第一
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下痢や嘔吐でたくさんの水分が出てしまっているので、その分しっかり補給する必要があります。
ただ、一度にたくさん飲ませようとすると、かえって吐き気を引き起こすことも。
経口補水液などを少量ずつ、こまめに与えましょう。
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発熱のときの温めすぎに注意して
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本人が寒がっているときは温めますが、汗をかいて暑がっているときは、できるだけ過ごしやすいように温度調節してあげましょう。
無理に温めると体に熱がこもって脱水を引き起こしてしまう危険もあります。