2023/03/13
小中高校の学習指導に関する調査2022
調査の背景・目的
2022年度は、GIGAスクール構想の2年目です。また、2017年と2018年に改訂された学習指導要領は、小学校では2020年度、中学校では2021年度から全面実施され、高校では2022年度の入学生から年次進行で実施されています。
このような環境変化の中で、ベネッセ教育総合研究所では、2022年8月末から9月中旬にかけて、全国の公立の小学校・中学校、および国公私立の高等学校の教員を対象に、学習指導の実態や意識を把握することを目的に調査を行いました。
ダイジェスト版では、特に注目したい調査結果を抜粋し、2020年、2021年からの経年変化や、一部には、2010年、2016年からの変化も示しています。学校での教育実践や今後の教育を考える際に、ぜひお役立ていただけたらと思います。
なお、調査の実施にあたりましては、お忙しい中、多くの学校・先生方にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。
このような環境変化の中で、ベネッセ教育総合研究所では、2022年8月末から9月中旬にかけて、全国の公立の小学校・中学校、および国公私立の高等学校の教員を対象に、学習指導の実態や意識を把握することを目的に調査を行いました。
ダイジェスト版では、特に注目したい調査結果を抜粋し、2020年、2021年からの経年変化や、一部には、2010年、2016年からの変化も示しています。学校での教育実践や今後の教育を考える際に、ぜひお役立ていただけたらと思います。
なお、調査の実施にあたりましては、お忙しい中、多くの学校・先生方にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。
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調査テーマ
GIGAスクール構想2年目における小・中・高等学校の学習指導の実態と教員の意識
調査時期
2022年8月末~9月中旬
調査対象
全国の公立の小学校・中学校および国公私立の高等学校の教員
【小学校】ご協力いただいた学校 932校、教員 2,884名
【中学校】ご協力いただいた学校 769校、教員 2,413名
【高 校】ご協力いただいた学校 942校、教員 3,153名
*学校抽出:全国の小学校、中学校、高等学校のリストより、都道府県の教員数に応じた抽出確率で無作為に抽出した。
*教員抽出:小学校は、学級担任をしている教員、中学校は、国語・社会・数学・理科・外国語のいずれかを担当している教員、高校は、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語のいずれかを担当している教員を調査対象とした。
校長先生に対して、担当学年、担当教科、年齢、性別を考慮した各学校6名の教員の抽出を依頼した。
【小学校】ご協力いただいた学校 932校、教員 2,884名
【中学校】ご協力いただいた学校 769校、教員 2,413名
【高 校】ご協力いただいた学校 942校、教員 3,153名
*学校抽出:全国の小学校、中学校、高等学校のリストより、都道府県の教員数に応じた抽出確率で無作為に抽出した。
*教員抽出:小学校は、学級担任をしている教員、中学校は、国語・社会・数学・理科・外国語のいずれかを担当している教員、高校は、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語のいずれかを担当している教員を調査対象とした。
校長先生に対して、担当学年、担当教科、年齢、性別を考慮した各学校6名の教員の抽出を依頼した。
調査方法
郵送による依頼:校長先生に対して、1校につき6名の教員に回答いただくよう依頼
WEBによる回答(質問紙調査):依頼を受けた教員はWEB画面にアクセスして回答
WEBによる回答(質問紙調査):依頼を受けた教員はWEB画面にアクセスして回答
調査項目
【共通】
1人1台端末の導入・利用環境/授業などでのICT機器の活用/1人1台端末(ICT機器)の効果と影響/教科の授業方法/外国語の指導と評価/定期試験の内容・出題のしかた(中・高校のみ)/指導観/児童・生徒の様子・悩み/指導・仕事に関する意識・悩み/勤務時間 など
【小・中学校】
1人1台端末の家庭での活用/ GIGAスクール構想の実現度/学習履歴の活用/10年後の学びの道具/1人1台端末の導入による学校の役割・学びの変化 など
【高校】
探究活動のテーマ・内容・課題/進路指導の実態・課題 など
1人1台端末の導入・利用環境/授業などでのICT機器の活用/1人1台端末(ICT機器)の効果と影響/教科の授業方法/外国語の指導と評価/定期試験の内容・出題のしかた(中・高校のみ)/指導観/児童・生徒の様子・悩み/指導・仕事に関する意識・悩み/勤務時間 など
【小・中学校】
1人1台端末の家庭での活用/ GIGAスクール構想の実現度/学習履歴の活用/10年後の学びの道具/1人1台端末の導入による学校の役割・学びの変化 など
【高校】
探究活動のテーマ・内容・課題/進路指導の実態・課題 など
調査監修・企画・分析メンバー
【調査監修】
耳塚 寛明 青山学院大学 コミュニティ人間科学部 学部特任教授・お茶の水女子大学名誉教授
【企画・分析】
岡部 悟志 ベネッセ教育総合研究所主任研究員
橋本 尚美 ベネッセ教育総合研究所主任研究員
耳塚 寛明 青山学院大学 コミュニティ人間科学部 学部特任教授・お茶の水女子大学名誉教授
【企画・分析】
岡部 悟志 ベネッセ教育総合研究所主任研究員
橋本 尚美 ベネッセ教育総合研究所主任研究員
ダイジェスト版の詳細
-
本調査の意義、結果ハイライト、調査概要、基本属性(p.2~5)
-
Ⅰ.ICT機器などの整備状況(p.6~8)・1人1台端末の導入状況
・デジタル教科書の導入状況
・1人1台端末の利用環境の充実度 -
Ⅱ.ICT機器などの活用実態(p.9~13)・授業でのICT機器の活用頻度(児童・生徒、教員)
・ICT機器の活用内容(児童・生徒、教員)
・ICT端末の持ち帰り頻度と使い方 -
Ⅲ.GIGAの効果と影響(p.14~19)・1人1台端末の効果と影響(児童・生徒、教員)
・資質・能力向上に対する1人1台端末の有効性
・学力層ごとの効果の違い
・教員が捉えるGIGAスクール構想の実現度 -
Ⅳ.新学習指導要領のもとでの授業・指導(p.20~24)・教科の授業方法
・高校における探究活動(テーマ、生徒が取り組む内容、課題) -
Ⅴ.新学習指導要領のもとでの学習評価(p.25~27)・外国語の授業・指導と評価(小・中・高校)
・学習履歴の活用実態
・定期試験の出題と内容 -
Ⅵ.新学習指導要領のもとでの児童・生徒と教員(p.28~33)・教員の指導観
・児童・生徒の様子
・指導や仕事に関する教員の悩み
・教員の勤務時間 -
Ⅶ.今後の学校と学び(p.34~35)・10年後の教室の学びの道具
・学校教育の役割と学びの変化
基礎集計表
関連情報
- ・学会発表:「GIGAスクール構想2年目における教員意識の変化と構造」(日本教育工学会、2023年3月26日)
- 小学校英語教科化3年目の授業やテストはどんな内容?中学校に向けて保護者ができるサポートとは?