2011/04/01
第2回 乳幼児の父親についての調査 報告書 [2009年]
この調査について
ベネッセ次世代育成研究所では、2009年8月に、0歳から6歳(就学前)までの子どもを持つ父親を対象に、子どもと関わる様子、家族との絆、仕事と家庭のバランスなど、乳幼児を持つ父親の家庭生活の実態や子どもや家族に対する意識をとらえることを目的にアンケート調査を実施しました。この調査は、4年前の2005年8月にも実施しており、今回は2回目の調査になります。
調査の背景
本調査は、乳幼児を持つ父親が、子育てをどのように受けとめ、実際に家事・育児にどのようにかかわっているのか、ワークライフバランスをどのように考えているのか等について明らかにするものです。2005年8月の第1回調査から4年たちましたが、企業や社会環境の変化が父親の子育て観にどのような影響を与え、家族はどのように変化したのでしょうか。調査の結果から、第1回と第2回を比較することにより、経年での変化をとらえることができます。この調査が、夫婦の今後の子育て支援や、よりよいワークライフバランスのあり方を探っていく際の手がかりとなれば幸いです。
調査概要
調査テーマ
乳幼児の父親について、子どもや妻との関係、家事・育児への関わり、仕事と家庭のバランス、子育て観や将来への期待などの実態と意識。
調査方法
インターネット調査
調査時期
第2回調査 2009年8月(第1回調査 2005年8月)
調査対象・地域
【2009年調査(第2回調査)】
首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)のおよび地方(*)0歳から6歳の乳幼児を持つ父親5103名。
※6歳児は就学前のみを対象としているため、6歳0~4ヶ月としています。
*第2回調査では、地方でも調査を行いましたが、経年での比較を行うために、分析から除外しています。 (地方の詳細は、速報版・報告書の調査概要をご覧ください)。
【2005年調査(第1回調査)】
首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の0歳から6歳の乳幼児を持つ父親2956名。
首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)のおよび地方(*)0歳から6歳の乳幼児を持つ父親5103名。
※6歳児は就学前のみを対象としているため、6歳0~4ヶ月としています。
*第2回調査では、地方でも調査を行いましたが、経年での比較を行うために、分析から除外しています。 (地方の詳細は、速報版・報告書の調査概要をご覧ください)。
【2005年調査(第1回調査)】
首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の0歳から6歳の乳幼児を持つ父親2956名。
調査研究メンバー
監 修
汐見 稔幸(白梅学園大学学長)
大日向 雅美(恵泉女学園大学大学院教授)
福丸 由佳(白梅学園大学教授)
調査事務局
後藤 憲子(ベネッセ次世代育成研究所主任研究員)
高岡 純子(ベネッセ次世代育成研究所主任研究員)
持田 聖子(ベネッセ次世代育成研究所研究員)
汐見 稔幸(白梅学園大学学長)
大日向 雅美(恵泉女学園大学大学院教授)
福丸 由佳(白梅学園大学教授)
調査事務局
後藤 憲子(ベネッセ次世代育成研究所主任研究員)
高岡 純子(ベネッセ次世代育成研究所主任研究員)
持田 聖子(ベネッセ次世代育成研究所研究員)
調査報告書
2011年3月に、「第2回 乳幼児の父親についての調査報告書」(研究所報VOL7. 全184ページ)を発刊いたしました。
この報告書では、パート1【国内調査】と、パート2【国際調査】とに分けて、詳しい分析結果をまとめています。
【国内調査】では、2005年と2009年の経年比較を中心に、育児・介護休業法の改正など、育児に関連する時代の変化に対応し、最新の父親の状況を把握できるような内容も取りあげています。
【国際調査】では、東アジアの4都市(東京・ソウル・北京・上海)の父親の家事・育児の実態や育児観、ワークライフバランスの実態などを比較しています。
また、本調査を監修いただいた、白梅学園大学学長 汐見稔幸先生、恵泉女学園大学大学院教授 大日向雅美先生、国立教育政策研究所総括研究官 一見真理子先生による、調査全体を振り返った講評も掲載しています。監修者の一人である白梅学園大学教授 福丸由佳先生には、家族とのかかわりに関してご執筆をいただきました(国内調査 第2章)。
「イクメン」ということばがマスコミをにぎわせ、父親の育児参加がクローズアップされている現在(2011年)の、いまどきの父親像がわかる内容になっておりますので、ぜひご覧ください。※2011年3月発行
この報告書では、パート1【国内調査】と、パート2【国際調査】とに分けて、詳しい分析結果をまとめています。
【国内調査】では、2005年と2009年の経年比較を中心に、育児・介護休業法の改正など、育児に関連する時代の変化に対応し、最新の父親の状況を把握できるような内容も取りあげています。
【国際調査】では、東アジアの4都市(東京・ソウル・北京・上海)の父親の家事・育児の実態や育児観、ワークライフバランスの実態などを比較しています。
また、本調査を監修いただいた、白梅学園大学学長 汐見稔幸先生、恵泉女学園大学大学院教授 大日向雅美先生、国立教育政策研究所総括研究官 一見真理子先生による、調査全体を振り返った講評も掲載しています。監修者の一人である白梅学園大学教授 福丸由佳先生には、家族とのかかわりに関してご執筆をいただきました(国内調査 第2章)。
「イクメン」ということばがマスコミをにぎわせ、父親の育児参加がクローズアップされている現在(2011年)の、いまどきの父親像がわかる内容になっておりますので、ぜひご覧ください。※2011年3月発行
〔目次〕
本調査の特徴
本調査の枠組み(国内調査・国際調査)
本調査の枠組み(国内調査・国際調査)
調査全体をふりかえって
日本のお父さんへ「あなたはかわいそう!」が
監修の言葉
白梅学園学長 汐見稔幸
日本のお父さんへ「あなたはかわいそう!」が
監修の言葉
白梅学園学長 汐見稔幸
調査全体をふりかえって
首都圏の父親調査を読んで
恵泉女学園大学大学院教授 大日向雅美
首都圏の父親調査を読んで
恵泉女学園大学大学院教授 大日向雅美
調査全体をふりかえって
浮かび上がる東アジア4都市の乳幼児の父親像
~「上海>北京」vs「ソウル>東京」の構図は、どこからくるのか~
国立教育政策研究所総括研究官 一見真理子
浮かび上がる東アジア4都市の乳幼児の父親像
~「上海>北京」vs「ソウル>東京」の構図は、どこからくるのか~
国立教育政策研究所総括研究官 一見真理子
いまどきの父親像 (本調査報告書の要約)
ベネッセ次世代育成研究所
ベネッセ次世代育成研究所
Part1 国内調査
2005年と2009年の経年比較を中心に
調査概要
基本属性
2005年と2009年の経年比較を中心に
調査概要
基本属性
第1章 子どもとの関係・父親のペアレンティング
高岡純子
第1節 子どもと一緒に過ごす時間
第2節 家事・育児のかかわりと理想
第3節 父親のペアレンティング
高岡純子
第1節 子どもと一緒に過ごす時間
第2節 家事・育児のかかわりと理想
第3節 父親のペアレンティング
第2章 家族とのかかわり~妻、祖父母との関係を中心として~
福丸由佳
第1節 出産への立ち会い
第2節 妻との関係
第3節 祖父母とのかかわり
福丸由佳
第1節 出産への立ち会い
第2節 妻との関係
第3節 祖父母とのかかわり
第3章 父親のワークライフバランスの実態
後藤憲子
第1節 父親の職場環境
第2節 育児休業制度の利用実態
第3節 利用しやすいと思う両立支援制度
第4節 地域の中での活動・生活満足度
後藤憲子
第1節 父親の職場環境
第2節 育児休業制度の利用実態
第3節 利用しやすいと思う両立支援制度
第4節 地域の中での活動・生活満足度
参考データ
地方部の父親の家族とのかかわり・ワークライフバランス
持田聖子
地方部の父親の家族とのかかわり・ワークライフバランス
持田聖子
Part2 国際調査
国際調査 東アジア4都市比較
(東京・ソウル・北京・上海)
調査概要
基本属性
国際調査 東アジア4都市比較
(東京・ソウル・北京・上海)
調査概要
基本属性
第1章 子ども・家族とのかかわり
田村徳子
第1節 子どもと一緒に過ごす時間
第2節 家事・育児の実態
第3節 妻とのかかわり
第4節 祖父母とのかかわり
田村徳子
第1節 子どもと一緒に過ごす時間
第2節 家事・育児の実態
第3節 妻とのかかわり
第4節 祖父母とのかかわり
第2章 父親の育児観・父親の役割
持田聖子
第1節 父親の育児観
第2節 父親の理想・父親としての将来の不安
持田聖子
第1節 父親の育児観
第2節 父親の理想・父親としての将来の不安
第3章 父親のワークライフバランス
持田聖子
第1節 ワークライフバランスの4都市比較
持田聖子
第1節 ワークライフバランスの4都市比較
〔資料編〕
調査票見本【国内調査】
調査票見本【国際調査】
基礎集計表【国内調査・国際調査】
調査票見本【国際調査】
基礎集計表【国内調査・国際調査】