2010/06/10

乳幼児の父親についての調査~東アジアの4都市比較 ~東京・ソウル・北京・上海の父親調査~ 報告書 [2009年~2010年]

この調査について

ベネッセ次世代育成研究所では、日本の父親を対象に、社会環境の変化が乳幼児の父親に与える影響などをアンケート調査しています。この度、東アジアの4都市(東京・ソウル・北京・上海)の父親を対象に、父親の子育ての実態や家族との関わり、育児観、ワークライフバランスなどについて比較調査しました。

調査の背景

ベネッセ次世代育成研究所では、これまで、2005年と2009年に、首都圏の0歳から6歳(小学校就学前)の乳幼児を持つ約3,000名~4,500名の父親を対象に、子育ての実態、家族との関わり、育児観、ワークライフバランスなどに関する意識や実態をとらえる調査を実施してきました。2010年3月には、対象を東アジアの父親に拡げた国際比較調査を実施しました。東アジアの都市との比較を通して、国内(東京)の父親の特徴を、より明確にとらえ、また国が異なっても乳幼児の父親に共通する点を見出すことができます。

調査概要

調査テーマ

東アジア4都市(東京・ソウル・北京・上海)における乳幼児の父親の子育てに関する意識と実態。

調査項目

子どもと過ごす時間(平日・休日)/家事・育児の実態/子育て意識・期待/父親としての不安/ワークライフバランス/地域での様子/生活満足度/家族・配偶者とのかかわり/祖父母とのかかわりなど。
東 京 ソウル 北 京 上 海
調査時期 2009年8月 2010年3月 2010年3月 2010年3月
調査対象 0歳~5歳の乳幼児を持つ父親
(中国は対象の子どもを第一子に限定)
1,602名 1,046名 1,800名 1,800名
調査地域 東京都 ソウル市、
京畿道
北京市 上海市
調査方法 インターネット調査
※東京のデータは、「第2回乳幼児の父親についての調査(国内調査)」の一部を使用しています。
※対象の子どもは、国により小学校就学年齢や就学時期が異なるため、0歳~5歳の未就学児に限定しています。

調査研究メンバー

監 修
汐見 稔幸(白梅学園大学学長)
大日向 雅美(恵泉女学園大学大学院教授)
一見 真理子(国立教育政策研究所総括研究官)
小林 登(ベネッセ次世代育成研究所所長・東京大学名誉教授・国立小児病院名誉院長)
分 析
高岡 純子(ベネッセ次世代育成研究所主任研究員)
田村 徳子(ベネッセ次世代育成研究所研究員)
持田 聖子(ベネッセ次世代育成研究所研究員)
*所属・肩書きは、2010年6月現在のものです。

調査報告書

本調査は「第2回乳幼児の父親についての調査報告書」で詳しく分析しています。(研究所報VOL7. 全184ページ)
(国際調査の詳しい分析結果はPart2に掲載されています。)※2011年3月発行