2011/03/07

第4回 幼児の生活アンケート・国内調査 報告書 [2010年]

この調査について

ベネッセ次世代育成研究所では、乳幼児の生活の様子・保護者の子育てに対する意識や実態を把握することを目的に、「幼児の生活アンケート」を行いました。この調査は、1995年より5年ごとに実施しており、2010年は第4回となります。調査結果を経年比較することで、15年間の変化をたどることができる貴重な資料となっております。

調査概要

調査テーマ

乳幼児の生活の様子、保護者の子育てに関する意識と実態

調査方法

郵送法(自記式アンケートを郵送により配布・回収)

調査時期

第1回 調査

1995年2月

第2回 調査

2000年2月

第3回 調査

2005年3月

第4回 調査

2010年3月

調査対象

第1回 調査(1995年調査)
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の1歳6か月~6歳就学前の幼児をもつ保護者1,692名(配布数3,020通、回収率56.0%)

第2回 調査(2000年調査)
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)、および地方都市(富山市、大分市)の1歳6か月~6歳就学前の幼児をもつ保護者3,270名(配布数5,600通、回収率58.4%)
*経年での比較を行うために、地方都市の回答を分析から除外している。

第3回 調査(2005年調査)
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の0歳6か月~6歳就学前の乳幼児をもつ保護者2,980名(配布数7,200通、回収率41.4%)

第4回 調査(2010年調査)
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の0歳6か月~6歳就学前の乳幼児をもつ保護者3,522名(配布数7,801通、回収率45.1%)
*速報版では、1歳6か月以上の幼児をもつ保護者の回答のみを分析している。

調査項目

子どもの基本的な生活時間/習い事/メディアとのかかわり/遊び/母親の教育観・子育て観/子どもの将来への期待/子育てで力を入れていること/母親の子育て意識/父親の家事・育児参加/子育て支援など
*調査項目は経年比較が可能なように配慮したが、時代の変化に合わせて、追加・削除などの変更を行っている。

調査企画・分析メンバー

無藤 隆  (白梅学園大学教授)
一見 真理子(国立教育政策研究所総括研究官)
佐藤 暁子 (東京家政大学准教授)
相馬 直子 (横浜国立大学大学院准教授)
荒牧 美佐子(東京福祉大学専任講師)
韓  松花 (横浜国立大学大学院博士課程後期)

後藤 憲子 (ベネッセ次世代育成研究所主任研究員)
高岡 純子 (ベネッセ次世代育成研究所主任研究員)
朝永 昌孝 (ベネッセ次世代育成研究所研究員)
松本 留奈 (ベネッセ次世代育成研究所研究員)
田村 徳子 (ベネッセ次世代育成研究所研究員)
真田 美恵子(ベネッセ次世代育成研究所研究員)

邵  勤風 (Benesse教育研究開発センター教育調査課長)
橋本 尚美 (Benesse教育研究開発センター研究員)
岡部 悟志 (Benesse教育研究開発センター研究員)
*所属、肩書きは2010年8月時点のものです。

調査報告書

2011年3月に、「第4回 幼児の生活アンケート報告書」(全168ページ)を発刊しています。調査全体にわたる詳しい分析結果や、調査に関わった研究者・監修者によるコメント、調査票見本、基礎集計表が掲載されています。 以下から、PDFによるダウンロードができます。※2011年3月発行
〔目次〕
本調査の特徴、調査概要、分析枠組みとサンプル数、基本属性、調査企画・分析メンバー 一覧
序章

「第4回幼児の生活アンケート」
15年の変遷から読み取れるもの
無藤 隆
乳幼児期は、親と子の育ちのとき
佐藤暁子
就学前の子どもをもつ女性の「個人化」を考える
相馬直子
本調査の結果からみえること
荒牧美佐子
参考資料:時代環境年表
(1990~2010年)
第1章 幼児の生活

第1節 幼児の生活リズム
第2節 習い事
第3節 家にあるもの
第4節 メディアとのかかわり
第5節 幼児の遊び
第6節 幼児の発達状況
~年齢別の特徴~
第2章 母親の教育・子育てに関する意識

第1節 母親にとっての子どもの存在
第2節 母親の子育て観
第3節 今、子育てで力を入れていること
第4節 子どもの将来に対する期待
第5節 子どもの進学や留学に対する期待
第6節 教育費・今後の投資意向
第7節 子育て意識
第3章 父親のかかわりと子育て支援

第1節 支援する人・機関・サービス
第2節 幼稚園・保育園への要望
第3節 父親のかかわりの現状
第4節 父親のかかわりへの満足度と要望
〔資料編〕
調査票見本
基礎集計表