2024/07/08

第4回 幼児教育・保育についての基本調査

調査の背景

 少子化の進行や乳幼児がいる家庭の共働きの増加など、社会の状況は変化しています。前回(2018年)の調査以降、幼児教育・保育の無償化の導入、幼保小の架け橋プログラムの推進、こども家庭庁の創設、こども基本法の施行など、園をとりまく環境は変化しています。このような変化の実態を明らかにするために、幼稚園・保育所・認定こども園の園長先生・保育者のみなさまにご協力いただき、園の実態・課題を調査しました。

 本調査は、園長を対象とした調査と保育者を対象とした調査からなります。園長を対象とした調査は、全国規模で、園の種別を超えて実態や課題を把握し、過去との比較も可能な枠組みになっています。さらに、今回の第4回(2023年)調査では、幼稚園・保育所・認定こども園の保育者も対象に追加し、子どもや保護者に向き合っている保育者の声を拾いあげることで、保育実践と保育者の育成の現状と課題をとらえることを試みました。

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調査概要

●調査テーマ:園の環境・体制、教育・保育活動などに関する実態と、園長・保育者の意識
●調査対象:園児数30人以上の国公立・私立幼稚園・公営・私営認可保育所・公営・私営認定こども園の園長等(※)と保育者
※園長・所長・施設長、副園長(教頭)・副所長・副施設長、主任等。
●調査方法:
 郵送による依頼 :1園につき園長1名と保育者4名に回答依頼
 WEBによる回答:依頼を受けた園長・保育者はWEB画面にアクセスして回答
●調査時期:2023年11月~12月
●調査地域:日本国内全域
●発送数:16,488園 有効回答数:3,838園 (有効回答率23.3%)
●園長・保育者の有効回答数(2023年):
●園長の有効回答数(経年比較):

調査監修 企画・分析 協力者一覧

【調査監修】
無藤 隆(白梅学園大学 名誉教授)
汐見 稔幸(東京大学 名誉教授)
荒牧 美佐子(目白大学 准教授)
小山 朝子(和洋女子大学 准教授)
【企画・分析】
高岡 純子(ベネッセ教育総合研究所 主席研究員)
岡部 悟志(ベネッセ教育総合研究所 主任研究員)
森永 純子(ベネッセ教育総合研究所 主任研究員)
野﨑 友花(ベネッセ教育総合研究所 研究員)
【協力】
佐藤 暁子(東京家政大学大学院 客員教授/元東京家政大学みどりケ丘幼稚園 園長)
稲村 由紀子(東京都北区立豊島保育園 園長)
中山 昌樹(認定こども園あかみ幼稚園 理事長)
高橋 慶子 (全国国公立幼稚園・こども園長会 会長/目黒区立みどりがおかこども園 園長)
塩川 道子(全国国公立幼稚園・こども園長会 副会長/京都府京都市立竹田幼稚園 園長)
古味 美和(全国国公立幼稚園・こども園長会 副会長/高知県香南市立野市幼稚園 園長)
森山 未来(全国国公立幼稚園・こども園長会 副会長/渋谷区立山谷幼稚園 園長)
佐久間 貴子(株式会社ベネッセスタイルケア こども・子育て支援カンパニー長)
大内 初枝(ベネッセ教育総合研究所 研究スタッフ)
※所属・肩書は、2023年12月時点のものです。

ダイジェスト版レポート

トピック別に主な調査結果と監修者による解説をまとめています(全24ページ)。
調査について・基本属性(P.1~4)
Part1 社会・家庭の変化(P.5~11)
Part2 幼児教育の変化(P.12~15)
Part3 保育実践と保育者意識の現状と課題(P.16~22)
調査結果からみえてきたこと(P.23)

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