ゲームプログラマーの仕事内容とは?5つの楽しさと必要なスキルを解説

進路や将来を考えるにあたって、ゲームプログラマーの仕事について詳しく知りたいと考える方も多いのではないでしょうか。今回はゲームプログラマーの仕事内容や楽しさ、必要なスキルなどを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

この記事のポイント

ゲームプログラマーの特徴

ゲームプログラマーは、ゲーム開発のプログラミング部分を担当し、ゲームを作る仕事です。ゲームプログラマーについて理解を深めるには、まず、ゲームの開発においてどのような役割を担っているのか仕事内容などを詳しく知っておくと良いでしょう。 ここからは、ゲームプログラマーの特徴を3つ紹介していきます。

ゲームプログラマーの職務

ゲームプログラマーは、チームのアイデアを形にしたり製品の品質を管理したりすることが役割として挙げられます。ゲーム開発はチームで行いますが、その中にはキャラクターのデザイン制作やシナリオ・音楽制作など、様々な部門に担当者がいます。それらの要素を1つの形にするためには、部門ごとの担当者と連携し、コミュニケーションを取りながら開発を進めることが求められます。また、プログラミングは、システム構築の際にバグ(プログラムの誤り)が発生することがあります。ゲームを正常に機能させるためには、バグを修正することが不可欠です。それにより、メーカーの信用失墜を防ぎ、ユーザーの満足度を上げることにも繋がるでしょう。そのため、細かなバグを修正し、ゲームが正常に動作する状態で市場に流通させることが重要な役割なのです。

ゲームプログラマーの4つの仕事内容

ゲームプログラマーの仕事は、開発環境の整備やプログラミング、デバック作業、バージョンアップやコンテンツの追加の4つが挙げられます。開発するゲームによって細かな内容は異なりますが、この4つは特に代表的な仕事内容です。具体的な内容を以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

●開発環境を整える

プラグラミングを行う際には、最初に開発環境を整えます。ゲーム制作を円滑に進めるためには、プログラミングを行うための環境を整えることが重要です。制作するゲームにはどの技術を用いるのか、最適なゲームエンジンやミドルウェア等を選定します。スマホゲームや、PS4などのハイエンドゲームなど、ゲームの種類によって適したツールが異なるため、それぞれ検証して環境を構築します。

●プログラミングをする

開発環境を整えたら、プログラミングに入ります。ゲーム制作ではゲーム機やメモリ容量などの動作環境に加え、効果音やサウンドの設定、操作方法など様々な仕様が決められます。仕様書に沿って複数のプログラマーがそれぞれの担当部門を決め、分業でプログラミングを進めていきます。また、プログラマーだけではなく他のクリエイターなどとも協力して進めていくため、コミュニケーション能力が求められます。

●デバック作業を行う

プログラミング後はデバック作業を行います。ゲームの完成度を上げるには、実装したプラグラミングが想定通りに動くか動作テストを行い、不具合やバグがあれば修正する必要があります。これをデバック作業と言います。 修正と改善を繰り返す必要があるため根気のいる作業ですが、ゲームの品質を保つためには大切な工程です。

●バージョンアップやコンテンツの追加

最後に行うのが、バージョンアップやコンテンツの追加です。デバック作業で修正と改善を繰り返したあとでも、実際にゲームをプレイしてみると操作がしづらい、動きが鈍いなど、改善点が見えてきます。その際にはバージョンアップで機能改善することが重要です。 また、ゲーム発売後でも、ユーザーから機能を追加してほしいという要望が寄せられる場合もあるでしょう。その際には、新機能を開発して追加コンテンツを提供することも少なくありません。 このように、バージョンアップやコンテンツの追加で、ユーザーに寄り添ったゲームを制作するのも重要な仕事の1つです。

ゲームプログラマーの仕事の楽しさ5つ

ゲームプログラマーは、ハードワークの多い職種の1つとして言われていますが、そのぶん大きな楽しさややりがいを得られる職種でもあります。また、得意分野や好きなことを生かせる職種でもあるため、より楽しさを感じられるでしょう。ここからは、プログラマーの仕事の楽しさを5つ紹介していきます。

【1】ものを作れる楽しさ

創作が好きな人は、もの作りに楽しさや喜びを感じます。ゲームは、自分が書いたプログラムコードに従って動作します。動作が自分のイメージ通りだった場合、楽しさややりがいを感じる人は多くいます。 ゲームプログラミングにはキャラクターやストーリーなど創作の機会が多くあるため、より大きな楽しさを感じられるでしょう。

【2】チームでものを作る楽しさ

ゲーム開発はチームで行われるため、チームでものを作る楽しさを感じられます。複数のプログラマーはもちろん、キャラクター制作やサウンド制作などを担当するクリエイターとも連携するため、チームプレイでの作業になります。 チーム全体で団結し、1つのゴールに向かう楽しさを感じられます。また、駆け出しの頃は特に、周囲の人たちにサポートしてもらう機会も多いため、より成長できるでしょう。

【3】できたときの達成感

1つのゲームが出来上がったときは格別な達成感を得られるでしょう。ゲーム制作は膨大な時間と作業量が必要です。特に、納期前は忙しさにより、困難に感じることも多くあるでしょう。 しかし、それらを乗り越えて1つの作品が出来上がったときは、大きな達成感を得られます。また、ゲーム制作はチームプレイで取り組むため、苦労を共有した仲間たちと達成感を分け合えます。

【4】フィードバックでの評価

ゲームを発売したあとは、フィードバックでの評価を受けられます。制作したゲームを商品として販売するということは、世間から評価されるということにも直結します。 自分が制作したゲームが高い評価を受けた場合、モチベーションアップにより、さらに良いゲーム制作に繋げられるでしょう。マイナスの評価があった場合でも、ユーザーの率直な意見は次回制作に反映できるため、良いゲームを作るチャンスになる可能性もあります。

【5】最新技術が使える楽しさ

ゲーム制作では様々な技術が活用されるため、最新技術が使える楽しさを味わえます。近年ではゲーム市場は拡大傾向にあり、新しい技術が絶えず登場しています。 従来2Dが常識だったゲームも、最新技術の登場により、3DCGやVR技術などを用いたゲーム開発が増えました。最新技術に触れるということは、プログラマーとしての挑戦の場にもなります。 そのため、3DプログラミングやVRなど最新技術が好きな人は、特に楽しさや大きなやりがいを得られるでしょう。

ゲームプログラマーに必要な5つのスキル

ゲームプログラマーには、ゲームを制作するための技術力はもちろん、様々な知識や資質も必要となってきます。ここからは、ゲームプログラマーに必要な5つのスキルを紹介します。必要なスキルを網羅できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

【1】必要とされるプログラミング言語

ゲームプログラマーになるためには、プログラミング言語の習得が不可欠です。しかし、制作するゲームの種類によって、求められるプログラミング言語が異なります。 以下ではゲームの種類別に、オンラインゲーム、コンシュマーゲーム、スマホアプリの3つに必要な言語を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

●オンラインゲームに必要な言語

オンラインゲームは、インターネットを利用し、ネットワークを介して複数の人と一緒にゲームができます。オンラインゲームに必要な言語は、「Java」「PHP」「Ruby」「Python」などです。また、サーバーやWeb開発で多用される「MySQL」「Postgres」などデータベースの知識やスキルを求められることもあります。

●コンシュマーゲームに必要な言語

コンシュマーゲームは、一般家庭用ゲーム機のソフトを指します。コンシュマーゲームでは、C系という「C」「C++」「C#」などの言語が多く用いられています。コンシュマーゲームの開発に興味がある場合は、C系のプログラミング言語を重点的に勉強すると良いでしょう。 また、「Unity」「Unreal Engine」などゲームエンジンの操作スキルや、2D/3Dのグラフィックスやアニメーションについての知識を求められる場合もあります。

●スマホアプリに必要な言語

スマートフォンの普及に伴い、多くの企業がリリースを始めたのがスマホアプリです。スマホアプリは、端末がiOSである場合は「Swift」「Object-C Objective-C」、Androidの場合は「Java」「Kotlin」が用いられており、対象となる端末により必要な言語が異なります。また、「Cocos2d-x」「Unity」「Lua」など、ゲームエンジンを扱うスキルも求められます。「Apple Developer」「Google Developers」などのプラットフォームを活用することもあるため、スキルを身に付けておくことで活躍が見込めるでしょう。

【2】ゲーム機の専門知識

ゲームには、オンラインゲームやコンシュマーゲーム、スマホアプリがありますが、どのゲーム機においても専門知識が必要です。ユーザーにとって魅力的なゲームを開発するには、スペックはもちろん使いやすさなども考慮する必要があります。また、ゲーム開発で動作テストをする際は、実機を用いてテストしながらプログラミングを進めます。 そのため、ゲームプログラマーはユーザーがどのようなゲーム機を使用してゲームをしているか、理解することが大切です。

【3】数学など理系科目の知識

人物や物体の動きを表現するゲームには、数学など理系科目の知識も必要です。リアルな動きをアニメーションで再現するためには、力学を用いた計算を行う場合があり、2D・3Dに関わらず求められる知識です。 特に3Dでは、本物に近づけるために奥行きや質感、コントラストなどの緻密な表現が求められるため、より専門的な理系科目の知識が必要になります。

【4】コミュニケーションスキル

ゲーム開発はチームで進めるため、コミュニケーションスキルが求められます。ゲーム開発は分業で行われるため、ゲームプログラマーはもちろん、クリエイターなど様々な部門の担当者と同じ情報を共有する必要があります。 その中で業務を円滑に進めるためにはチームメンバーと協調性を高めることが重要であり、コミュニケーションスキルは不可欠と言えるでしょう。

【5】根気強く取り組める力

ゲーム開発は多くの時間や労力が必要なため、根気強く取り組める力が求められます。たとえば、納期が迫っている場合は、泊まり込みや残業が発生することも少なくありません。 また、納期前にバグが見つかるなど予期せぬ事態が起こる場合もあるでしょう。その際に必要となるのが、根気強く取り組める力です。不具合があった場合は、修正と改善を繰り返す必要もあるため、忍耐力を養うことが大切です。

ゲームプログラマーに必要な資格はある?

ゲームプログラマーになるには、基本的に必須の資格はありません。前述したプログラミング言語や専門知識など必要なスキルはありますが、資格の有無は関係なく、実践や独学で身に付けることが重要です。 ただし、就職を有利に進めるには、以下の資格を取得すると良いでしょう。 ・情報処理技術者試験 ・C言語プログラミング能力検定試験 ・Unity認定技術者 ・CGエンジニア検定 ・TOEIC 上記の中では情報処理技術者試験が国家資格となるため、特に有利になるでしょう。また最近では海外の開発チームと一緒に開発することもあり英語力は活躍の場を広げます。

ゲームプログラマーになるための3つの勉強方法

ゲームプログラマーになるには、プログラミングスキルが必須です。プログラミングスキルを習得するには、学びやすい勉強方法を選ぶことが大切でしょう。ここからは、ゲームプログラマーになるための3つの勉強方法を紹介します。進路を考えるうえでも大切な選択肢となるため、ぜひ参考にしてみてください。

【1】大学や専門学校に通う

プログラミングを学ぶために、大学や専門学校に通う方法があります。大学では、メディア情報学科や情報システム学科、情報工学や音響工学、メディア学を学習できる学科を選ぶことで、ゲームプログラミングに関する知識を身に付けられます。 中にはカリキュラムにゲーム制作を取り入れている学校もあり、知識だけではなく実務の技能を学べるため、総合的なスキルを習得できるでしょう。 専門学校では、大学に比べ、ゲームプログラマーとして求められる技術や専門知識をより集中的に学べます。 コンピュータや電子といった名称のつく専門学校であれば、専門知識を体系的に学べることに加え、中にはソーシャルゲームなどに特化した学科を設置している専門学校もあります。

【2】オンラインスクールに通う

プログラミングを学ぶには、オンラインスクールに通うという方法もあります。プログラミングスクールには、通学の他に、インターネットを用いて自宅で学習できるオンラインスクールを設置している学校もあります。 近年ではオンラインスクールはより増加傾向にあり、スキルや目的、期間など、個人の生活スタイルに合ったカリキュラムで学ぶことが可能です。

【3】独学で勉強する

プログラミングを学ぶには、独学で勉強するという方法もあります。ゲームプログラマーになるには特別な資格は必要ではないため、独学でスキルを磨くことも十分可能です。 大学や専門学校よりも効率性は低いものの、自分のペースで学習を進められます。基礎的なものから応用的なものまで、書籍やWebサイトも多くあるため、知識レベルに合った書籍や情報を選ぶと良いでしょう。 ですが、知識を覚えるだけでは足りません。実際にコードを書き、どのようにプログラムが動くか経験していくことが大切になってきます。インプットとアウトプットを繰り返して勉強していきましょう。

ゲームプログラマーの仕事を知って将来を考えよう

本記事では、ゲームプログラマーの仕事内容や楽しさ、必要なスキルなどについて紹介しました。ゲームプログラマーは、深い専門知識や様々なスキルを求められますが、そのぶん大きな楽しさややりがいを感じられる職業です。ぜひこの記事で紹介した仕事内容や勉強方法を参考に、ゲームプログラマーの仕事を知って将来を考えてみてはいかがでしょうか。

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