プログラミングが役立つ仕事とは?気になる内容や業界の将来性も解説

プログラミングを学ぶ3つのメリット

プログラミング教育が2020年から義務化されました。「うちの子をプログラマーにするつもりはないので、無駄な教育なのではないか」と懸念される保護者も少なくないでしょう。 しかしながら、プログラミングを学ぶことで得られる技術は、プログラムを作れるようになるという直接的なものだけではありません。ここでは、プログラミングを学ぶことで得られる3つの効果について解説します。

出典:【プログラミング教育の円滑な実施に向けて】|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/content/20200218-mxt_jogai02-100003171_002.pdf

【1】論理的思考ができるようになる

プログラミングでは、ものごとの手順を正確に把握し、実行すべきことに対して手順通りに命令を記述する必要があります。手順を誤ったり、手順を抜かしたりすると、プログラムは想定していたものとは異なる動きをします。プログラミングを学ぶと、日常生活の中では見落としがちな手順や論理をきちんと把握し、伝える能力が備わります。書物から学ぶのが難しい「論理的思考」がプログラミングを学ぶ中で鍛えられます。

【2】仕事が進めやすくなる

プログラミングの知識を身につけると、IT以外の仕事であっても仕事を円滑に進められるようになります。プログラミング的思考により、論理的にものごとを判断できるため、順序だてて仕事の段取りを組めたり、相手に説明できたりするためです。プログラミングを学んでおけば、エンジニアと業務をすすめる仕事でも、業務内容の把握ができ、仕事に関する会話や段取りをスムーズに進められます。

【3】ITテクノロジーの理解が容易になる

ITテクノロジーの世界は日進月歩なので、プログラミングを学んだからといってすぐに詳しくなれるわけではありません。プログラミングの基礎を理解できていれば、新たなIT技術に関する内容も理解しやすくなります。ITテクノロジーの新技術を理解していくためには、ITの基礎を理解できている必要があります。プログラミングを理解できていれば、IoTのような身近にある最新トレンドの理解も容易になります。

プログラミングが活かせる4つの仕事内容

プログラミングを覚えて仕事に活かすというと、プログラマーという仕事を思い浮かべる方が多いでしょう。プログラミングはプログラマーにとって必須技能ですが、プログラマーしか活かせないわけではありません。ここでは、プログラミングを活かせる仕事を4つ紹介します。ここで紹介する4つの仕事に限らず、プログラミングによって得た知識や技術は、多くの仕事で活かせます。

【1】業務用システムの効率化

現代では、あらゆる業務がシステム管理されているといっても過言ではありません。プログラミングに関する知識や技術があれば、自分が携わっている業務システムの改善に一役買うこともできます。システム改造は本職のエンジニアに任せる必要がありますが、システムを効率よく使う方法を検討することができます。使いづらい部分の洗い出しをし、業務で回避すべきか、システム改造を検討すべきかの切り分けもできます。

【2】日常生活のIoT化

インターネットに対応しているIoT家電が増えてくるので、家電関係でもプログラミングの知識を活かせます。プログラミングの知識があれば、外出先からのビデオ録画やエアコンの操作、冷蔵庫の中身の確認など、IoT家電との連携についても検討できます。IoT家電が当たり前という世の中になったときに、プログラミング知識があれば、多少のトラブルには慌てず、対処できる可能性もあります。

【3】アプリケーション開発

プログラミングの知識があれば、IT系の仕事に就きやすくなります。プログラミングの技術があれば自分のアイデアをそのままパソコンやスマホのアプリとして開発することも可能です。売買を目的としてアプリケーション開発することもできますが、自分の通常業務を効率化するためのツールを開発することも可能です。IT企業で大がかりなWebアプリケーションやスマホアプリの開発にも携わりやすくなります。

【4】ゲームコンテンツ開発

パソコンやスマホ、ゲーム専用機で使うゲームは、すべてプログラムで動いています。プログラミングができれば、自分の考えたゲームコンテンツを作成することも夢ではありません。ゲームコンテンツの企画に携わりたい場合でも、企画者にプログラミング知識があった方が、実現性の高い企画を立てられます。

プログラミングを活かせる職業6種類

プログラミングを活かす職種というと、プログラマーに限られると思い込んでいる人も少なくないでしょう。IT化が進む中、プログラミングの技術を活かせる職種は増えています。プログラミングの知識はIT関連の職種に就くための基礎知識のひとつです。ここでは、プログラミングを活かして働ける代表的な6つの職業を紹介します。

【1】システムエンジニア

システムエンジニアとは、システムを開発するときにシステムの全体像を設計する仕事です。建築に例えてみましょう。建築士が全体の設計を行い、大工が実際の建物を建てます。水道や電気の配管・配線はそれぞれの職人が担当します。 システム開発では建築設計士にあたる部分を担うのがシステムエンジニアです。大工にあたるのがプログラマーです。小規模システムの場合は、システムエンジニアとプログラマーを兼任することもあります。

【2】サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、サーバーの設計や構築、保守などを担当する仕事です。設計や構築・保守を行うためには、コンピューターの仕組みを理解している必要があり、プログラミング知識も必要です。障害対応やセキュリティ設定を検討するときも、プログラミングの知識があれば、OSや各ソフトウェアとの関連調査も担当できます。

【3】データベースエンジニア

データベースエンジニアはデータベースの設計から構築、保守などを担当します。データベースの設定や保守では、データベース言語を用いたプログラミングも必要になります。プログラム作成を行わない場合でも、命令文を発行することが多いので、プログラミング技術をもっていた方が業務に取り組みやすくなります。

【4】フロントエンドエンジニア

フロントエンジニアは、システムの利用者が使用する「画面」や「入力」部分の設計・構築を担当します。フロントエンジニアが設計を行い、画面作りはWebデザイナーに任せるような、完全分業制の場合もあります。設計のみ担当して実装に指示を与える分業制でも、プログラミングを知っていた方が、的確な指示を出せます。

【5】セールスエンジニア

セールスエンジニアは、顧客に技術面の専門的な説明を行える営業職です。机上の知識だけでなく、プログラミングの知識や経験があれば、経験や体験に基づいた説明が可能になります。商談の段階から、技術的に正確な話をしておけば、受注後に実現可能な内容がブレるリスクを軽減できます。そのため、専門の営業職ではなく、システムエンジニアが「営業支援」という形で営業職に同行することもあります。

【6】プログラマー

プログラミング知識を活かす仕事として真っ先に頭に浮かぶのが「プログラマー」ではないでしょうか。プログラマーは、システム設計書の記述に沿ってプログラミングします。システム設計書を作成するのはシステムエンジニアの仕事です。プログラマーはシステム設計書を理解し、指示通りにプログラムを記述します。設計通りにプログラミングできていることを確認する「テスト」をシステムエンジニアと行います。

プログラミングを活かした仕事の年収

政府の統計情報をもとに、プログラミングを使える仕事の年収を見てみましょう。プログラミングを使う代表的な職業ともいえるプログラマーは、約360万円~470万円の年収を見込めます。プログラマーとして得られる年収は、所属する企業の規模によって異なります。 システムエンジニアの年収は約470万円~550万円です。システムエンジニアも、所属する企業規模によって幅があります。

出典:統計表・グラフ表示|e-Stat政府統計の総合窓口
参照:https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003084610

プログラミングを使った仕事の3つの今後の展望

プログラミングを必要とする仕事や、プログラミングを知っていた方が有利に働ける仕事は、今後増えていくものと考えられています。プログラミングの需要が高まる中で、プログラミングを使う仕事は将来的にどう変貌していくのでしょう。ここでは、想定されているプログラミングを使う仕事の姿を3つ解説します。

【1】人材不足で需要が高まる

IT系の人材不足は今後も続いていくといわれています。IT人材に対する需要は高まっていき、衰えをみせない見込みですが、IT人材の供給は減少していくと見込まれています。 ITの基礎技術であるプログラミングができる人に対する需要も高まっていくものと考えられます。プログラミングスキルを磨いておけば、売り手が上位となり、多くの仕事の中から選択できる可能性が高くなります。

【2】意識改革により職場環境が変わろうとしている

働き方に対する意識改革が進み、従来の働き方や職場環境の見直しが進んでいます。現在の働き方とは全く変わってしまう可能性もあります。プログラミングを使う仕事では、毎日出勤する必要がなくなり、在宅ワークやリモートワークが中心になるという将来像もあります。終身雇用制ではなくなり、キャリアアップのための転職を繰り返す欧米式の働き方になる未来の可能性もあります。

【3】コーディングなどの単純作業はAI化される可能性がある

プログラミングができる人は、将来的にも仕事の選択肢が増えると見込まれています。しかしながら、与えられたシステム設計書に基づいてプログラムコードを記述できるだけでは、AIにとって代わられる可能性があります。設計内容をプログラムコードに置き換えていくプログラミングの作業は、単純作業としてAIでも対応可能な分野になります。直近の未来ではなく、10年後、20年後という未来を見たときは、AI化されている可能性を否定できません。

プログラマーの具体的な4つの仕事内容

プログラミングを使う仕事の代表ともいえる「プログラマー」ですが、どのように仕事を進めているかご存知の方は多くないでしょう。ここでは、プログラマーという仕事の内容を解説します。

【1】仕様書を理解する

プログラマーはプログラム記述に入る前に、プログラムの設計内容が記述された「仕様書」を読み込み、内容を理解します。仕様書を読んで、どのような流れのプログラムを記述するのか把握し、わかりやすく無駄のないプログラムコードを書けるよう組み立てます。同じ仕様書でも実現方法は複数あるため、プログラマーのスキルによってわかりやすくメンテナンスしやすいプログラムが完成したり、その逆だったりします。

【2】プログラミングでシステム開発する

仕様書を読み込んで、プログラムで実現すべき内容を理解できたら、プログラミングでコードを記述していきます。仕様書で指定された機能を実現するコード記述は1パターンではないので、処理スピードやメンテナンス性も考慮して、わかりやすいようにコード化していきます。

【3】出来上がったシステムをテストする

仕様書に基づいてコードを記述しただけでは、プログラムの完成とはいえません。仕様書通りにプログラミングしたつもりでも、想定したとおりに動作しないこともあります。 仕様段階でミスが入り込んでいることもあれば、プログラマーのプログラミングミスが原因のこともあります。設計時の想定通りの動作を実現させるために、ひと通り記述したプログラムはテストが必要です。仕様やプログラミングのミスである「バグ」が発覚したら、修正して再テストします。

【4】システムのメンテナンスをする

システムテストでバグが発覚したときも、システムが稼働してからバグが発覚したときも、プログラマーはシステムエンジニアと協力して、プログラムの修正を行います。バグ発生時だけでなく、システムを使っていく中で、改良点がみつかった場合も、決定した修正仕様をもとにプログラマーがプログラム修正を行います。プログラマーは、システムのメンテナンス段階まで関わることになります。

プログラマーの5つの主な種類

プログラマーであれば、あらゆるプログラムに対応できると思っている人も少なくありませんが、どのようなシステムに携わるかによって、必要とされる知識が異なります。 多くのプログラマーは、複数のプログラミング言語を使いこなしていますが、得意分野に特化しているプログラマーもいます。ここではプログラマーの種類の中から5つを取り上げて解説します。

【1】汎用系システムプログラマー

汎用系システムとは、大型の「汎用コンピューター」で構築するシステムです。汎用コンピューターでは、COBOLやFORTRANといったプログラミング言語が使われており、汎用コンピューターのメーカーによってプログラミング言語がカスタマイズされていることもあります。汎用系システムプログラマーとなるには、パソコン系のシステムではあまり使われていないCOBOLを習得しなければなりません。

【2】組み込み系システムプログラマー

組み込み系システムとは、家電やスマホ、カーナビなどに組み込まれているシステムです。組み込み系システムのプログラマーになるには、JavaやC++などの技術が必要になります。組み込み系システムでは、JavaやC++が主流ですが、プロジェクトによって必要になるプログラミング言語やハードウェアが異なるため、柔軟に習得し対応していける力も必要になります。

【3】オープン系プログラマー

オープン系とは汎用系のようにハードウェアメーカーに依存せず、メーカーの垣根を越えてシステムを構築できるシステムです。パソコンやUNIXコンピュータなどを使って構築します。オープン系のシステムを担当するプログラマーには、JavaやC、C++、VB.netなどの技術が必要となります。企業の基幹システムは、かつては汎用コンピューターを使って構築されていましたが、最近ではオープン系が主流となっています。

【4】Web系プログラマー

Web系のプログラマーは、ユーザーが直接目にし、操作する「クライアント」部分を担当するプログラマーと、Webサービスの処理を動作させる「サーバー」側のプログラムを担当するプログラマーに分けられます。 どちらのプログラミングも担当できるプログラマーも、片側に特化しているプログラマーもいます。クライアント側のプログラマーにはJavaScriptやCSSなどの技術が必要とされ、サーバー側ではJavaやPerl、PHPなどの技術が必要になります。

【5】ゲーム系プログラマー

ゲーム系プログラマーは、ゲームの基盤によって使用するプログラミング言語が異なります。ゲームのプログラミングではC++が使われていることが多いものの、スマホのゲームではC#が主流となっています。ゲームのプログラミングでは、アプリケーション系のプログラムとは異なる動作環境や動作が多いので、ゲーム以外のプログラマーに比べると論理的思考力や高度なプログラミングスキル、コミュニケーションスキルが問われます。

プログラマーの仕事におけるやりがい

プログラミングは、プログラムというモノを作る「モノづくり」の仕事です。プログラム完成時に達成感を得られるので、モノづくりが好きな人に向いています。日常生活の中にも多くのIT技術が取り入れられているため、自分が携わったシステムを多くの人が使っている姿を見て、満足感を得られます。最先端のIT技術を取り入れていくため、世間よりもいちはやく最先端技術に触れられることに喜びを感じる人もいます。

プログラマーの仕事の大変なところ

プログラマーにはやりがいがある反面、大変さを感じるところもあります。ここでは、プログラマーの仕事が大変だと考えられる点について解説します。どのような仕事でも、大変だと感じられる点はいくつかあるはずです。プログラマー特有の事象なのか、プログラマーが特に大変なのかなどを考えながら参照してみてください。

納期によって残業がある

プログラム開発には納期があり、納期までにプログラムが完成しないと、契約違反となってしまいます。納期に対して、プログラミングの進捗が遅れていると、どうしても残業、休日出勤などで対応しなければなりません。かつては、プログラミング関連の仕事は、常に長時間勤務をしているイメージがありました。最近は働き方改革の指導により、かなり改善しています。それでも納期間近には、長時間勤務となってしまうことがあります。

仕事内容によって忙しくなる

プログラマーという職種は、本来システム開発の「下流」を担当します。「上流」は顧客のニーズ分析や設計部分で、システムエンジニアが担当します。 プロジェクトによっては、上流と下流の担当分けがあいまいなこともあり、プログラマーが設計に携わったり、システムエンジニアがプログラミングしたりすることもあります。プログラマーは設計に不慣れなため、労力を余分に使わなければならず、忙しくなってしまいます。

プログラマーに必要な3つのもの

プログラマーとして認められるために、特別な学歴や資格はありません。プログラマーとして働いていくためには、知識や技能が重視されます。ここでは、プログラマーという職種に就くために必要とされる内容を解説します。

【1】プログラミングの知識

プログラマーになるためには、プログラミング知識は必須です。プログラミングに対する知識が深まれば、スキルアップにもつながります。 複数のプログラミング言語を扱えれば有利ですが、1つのプログラミング言語を極めるという方向で知識を蓄える人もいます。また、言語知識だけでなく、わかりやすくミスが入り込まない記述方法などのノウハウも大切です。

【2】コミュニケーションスキル

プログラマーにはコミュニケーションスキルも必要です。プログラマーというと1日中コンピューターだけと会話しているイメージもありますが、実際には仕様担当のシステムエンジニアや同じ開発メンバとのコミュニケーションが必要になります。プログラムにバグを作りこまないためにも、仕様の意図を読み取ったり、疑問を解決するために的確な質問をぶつけたりできるコミュニケーション力が求められます。

【3】プログラマーの三大美徳

プログラマーには「三大美徳」と呼ばれる「怠惰」「短気」「高慢」の精神を身につけておくと、プログラマーの道が近づきます。「怠惰」は「怠け」と理解するのではなく、「労力の削減」と捉えます。失敗や戻り作業を減らす努力を指しています。 「短気」は「気が短いこと」ではなく、周囲からのアクションに対する返しの速さを意味しています。「高慢」は「高飛車」な振る舞いではなく、自分の仕事に責任を持って行動することです。

プログラマーに役立つ資格

プログラマーになるために必須の資格というものはありません。プログラマーとしての知識を備えている証明となるのは、経済産業省が認定する情報処理技術者試験です。国家資格であり、認知度が高いので、IT系の求人では資格を保持していることが条件となっていることもあります。 プログラミング言語やデータベースを扱う技術を証明できる資格には、各ベンダーが主催している認定資格があります。

出典:基本情報技術者試験|独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

仕事に役立つプログラミングを勉強する5つの方法

プログラミングの知識や技術を、仕事に活かせるレベルまで高めるためには、スキルアップの努力が必要になります。スキルアップのための勉強法には、小学生のうちから取り組めるものもあります。「進学」という形で、本格的に取り組む方法もあります。ここでは、仕事に活かせるレベルのプログラミングスキルを習得するための勉強方法を5つ紹介します。

【1】プログラミング学習ができるアプリ

小学校でプログラミング教育が必須化され、プログラミング学習への興味も高まっています。プログラミング学習用のアプリなら、小学生でもゲーム感覚で取り組めます。プログラミング学習アプリには、小学生や初心者から取り組めるものも、現役のプログラマーが知識・スキルアップのために使うものもあります。 お子さんのプログラミング教材として検討している保護者の方は、目的やレベルがマッチするアプリを探し、与えてください。

【2】楽しみながら読める書籍

プログラム教育に興味を持たせるために、お子さんにプログラミングに関する本を読ませるのも有効です。ただし、大人がプログラミングを学ぶために手に取る本と同じものでは、難しすぎて拒否感を植え付けてしまう可能性もあります。お子さんでも楽しみながら読めるプログラミング書籍が多数販売されています。中学生や高校生でも、「プログラミングってどんなものだろう」という基本の基本を知るために、軽い気持ちで読めるためおすすめです。

【3】学習サービスで勉強する

自宅にパソコンやタブレットなどの学習環境があれば、学習サービスを利用してプログラミング学習をすすめられます。学習サービスには学校の教材と使っているものも、無料で利用できるものもあります。学習サービスを使えば、思い描いた結果になるよう、試行錯誤しながらプログラミングと改善を繰り返せます。保護者も一緒にプログラミングを理解していけます。

【4】プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールやプログラミング教室に通えば、わからない点を講師に質問できるため、習得スピードを加速させることが期待できます。スクールや教室によって、扱っているカリキュラムが異なるため、お子さんの興味がある分野のプログラミングを教えてくれるところを選びましょう。

【5】専門的に学べる大学や専門学校に進学する

プログラミングを使う仕事に就きたいという強い希望があるお子さんの場合は、進学時にプログラミングや情報工学などを学べる学校を選ぶこともできます。専門学校ではプログラミングに特化して集中して学べ、大学の情報系学科では情報関連の知識を幅広く学べます。専門学校で学んだ場合は、就職後の即戦力となり得ますが、知識が特化しているため職種変更は難しいといえます。大学の場合は、希望する職種変更はしやすいものの、即戦力としては弱いといえます。

プログラミングをしっかり学んで将来に活かそう

プログラミングを学習して得られるものは、プログラミングの知識だけではありません。なかなか身につかない、身につけるのに時間がかかる、といわれる論理的思考力やコミュニケーション力も育むことができます。プログラミングの知識は、プログラマーとしてだけでなく、現代のあらゆる仕事の中で活かしていけます。将来の仕事のことも見据えながら、プログラミングをしっかりと学んでおきましょう。

監修プロフィール

お子さまに関するお悩みを持つ
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