動画ライブラリ 健康

一緒にお料理、お手伝い!

ベネッセ教育情報サイトには、ご家庭での子どものお手伝いに関する悩みや相談が、数多く寄せられています。なかでも、料理を子どもに手伝ってほしいと考える保護者のかたが多いようです。しかし、どこまでのことを任せられるのか、何歳の時に何ができるのかなど、不安な点も多くあります。そこで、料理研究家の上田淳子先生に相談にお答えいただきます。また、実際に子どもと料理をしながら、子どもに任せるお手伝いの内容や、子どもと作る料理の楽しさをご紹介します。

【オープニング】

第1回 はじめてのお手伝い

お手伝いは何歳くらいからできるのでしょうか? 子どもが「お手伝をしたい」というサインを出し始める3歳ごろには可能です。それでは、いったい何歳の時にどんなお手伝いができるのか……など、さまざまな質問に上田先生が答えます。また「ステップ別お手伝い表」をもとに、Step1の「ちぎる・混ぜる」などの練習として、「レタスの卵ドレッシング(シーザーサラダ風)」を子どもと一緒に作ります

第2回 刃物の扱い

5歳になると手先が器用になってきますので、刃物を持たせても大丈夫です。しかし、刃物が危険なものであることは、しっかり教えましょう。今回は、Step2の「道具を使っての作業」の練習です。まだ包丁は危ないので、ギザギザの刃のナイフを使って「バナナとクリームチーズのサンドイッチ」を子どもと一緒に作ります。上手においしくでき上がるでしょうか。

第3回 お米を炊く

お米を炊けるようになれば、もしもの時に自分だけで一食済ませられ、生きる力にもつながります。また、お米を炊いてもらうのは、保護者にとっていちばんうれしいお手伝いです。今回はStep3「お米をとぐ・炊く」の練習として、「チキンのトマト煮かけごはん」を作ります。お米をこぼさずにとぐ方法や、とぐ意味について習い、野菜や肉の準備もします。

第4回 包丁の使い方

第3回に続き、「チキンのトマト煮かけごはん」の続きを作ります。前回よりも難しいStep4の包丁の使い方(中級)を習います。包丁を使わせる際に保護者が注意すべきこととは、どのようなことでしょうか? 鶏肉とたまねぎを炒め、炊き上がったごはんと一緒に器に盛ります。安全な鍋の使い方についてもお伝えします。

第5回 保護者へのメッセージ

上田先生に、お手伝いを長続きさせるコツや、保護者へのメッセージをいただきました。お手伝いの最初は箱の中からお菓子を出して並べるような、簡単なことから始まります。小さい子どもは「危険」に対する意識がまだ足りないため、保護者が隣で見守ることが大切です。お手伝いは少しずつの積み重ねであり、また料理のお手伝いならではのよさがあるのです。

プロフィール

上田淳子

スイス、フランスなどのレストランで修業後、東京でシェフパティシエとして活動。現在は料理研究家として雑誌やテレビ出演などで活躍する一方、子どもの「食育」についての活動も行う。