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Benesse進学フェア2016 私立中高一貫校 合同相談会&講演会

2016(平成28)年5月、東京国際フォーラムで開催された『ベネッセ進学フェア2016』講演会をダイジェストでお送りします。講師は、時事問題のスペシャリスト早川明夫氏、森上教育研究所所長の森上展安氏、ベネッセ教育総合研究所の小泉和義氏です。

【2017年度入試 押さえておきたい時事問題】

講師・早川明夫氏

社会科入試問題の専門家、早川明夫氏が、2016(平成28)年度入試に役立つ時事問題対策について、詳しく解説します。

1 時事問題とは

入学試験における時事問題は、主に受験する前の年に起こった国内外の重大な出来事です。今、6年生ならば、今年起こった出来事の中から出題されることが多いです。入試の年の前年(2016年)からさかのぼって節目のよい年の出来事はしばしば問われます。

2 時事問題の出題傾向

時事問題を出題した中学校の割合や、グラフなどから読み解く特徴的な問題について解説します。

3 出題される時事問題の特徴

時事問題では、「社会科の学習内容と関連しているもの」「社会と理科の両方で取り上げられている内容(自然災害など)」が多く取り上げられることが特徴だといえます。

4 時事問題対策

「参議院議員選挙」「伊勢志摩サミット」など、2017年度入試での出題が予想される事項を解説します。

プロフィール

早川明夫

社会科入試問題研究の第一人者。大学附属中学・高等学校の教頭を経て、現在、文教大学で社会科の教員養成にあたっている。『考える社会科地図』『総合資料日本史』など、テキストや参考書の監修・執筆多数。小中学生向けニュース誌『ジュニアエラ』の総監修者。

【2017年度入試 後悔しない受験校選び】

講師・森上展安氏

私学教育研究の第一人者である森上展安氏が、受験校選びのポイントをお話しします

1 変わりゆく入試問題

将来普及することが予想される人工知能に負けない頭脳を作るため、知識を使って問題を解く力を付けねばなりません。入試問題も、考える力を問うものに変わっていきます。

2 学校選びのポイント

進学先は、自分の持つ文化との親和性がとても大事です。一方で、海外大学への進学など、異文化との交渉もなくてはならないものになります。

3 これからの学習指導要領

新しい学習指導要領に含まれたアクティブ・ラーニングには、「クリティカル・シンキング」と「アーギュメント・エッセイ」という2つの大きな要素があります。

プロフィール

森上展安

早稲田大学法学部卒業。1988年に民間の教育研究所「森上教育研究所」を設立。私立中学の動向に詳しく、民間教育の立場から幾多の提言を行う私学教育研究の第一人者。「わが子が伸びる親の『技(スキル)』研究会」で、受験生の保護者のための講演会を実施している。

【これからの大学入試制度改革を踏まえて準備しておきたいこと】

講師・小泉和義氏

ベネッセ教育総合研究所の小泉和義氏が、教育環境の変化に対応した受験対策についてお話しします。

1 子どもたちが生きる未来社会とは

あと10~20年のうちにいまある職業の多くが人工知能にとって代わることが予想されます。そのため、これからの子どもたちは、主体性を持って考える姿勢が必要になります。

2 教育環境の変化

現在進められている教育改革では、自分で解決していく力を付けることが大きな軸になっています。また、英語教育では4技能を重視した改革が行われています。

3 主体的な学びに必要なこと

主体的な学びに必要な3つの要素である、「学習意欲」「自己理解」「学習方法」について、具体的にお話しします。

4 子どもとの関わり方

子どもとの関わり方において大切な「ほめる」「考える」「決める」の3つのキーワードと、効果的な方法についてお伝えします。

プロフィール

小泉和義

ベネッセ教育総合研究所副所長。全国の小学校、中学校、高等学校などの現場を取材し、子どもたちの実態や学校での指導課題を踏まえ、「今」と「これから」の教育に必要なことは何かを発信し続けている。