動画ライブラリ 受験対策
Benesse進学フェア2015 私立中高一貫校 合同相談会&講演会
【2016年度中学入試 押さえておきたい時事問題】
講師・早川明夫氏
社会科入試問題研究のスペシャリスト・早川明夫氏が、2016年度の中学受験における時事問題の傾向と対策を解説します。
2 周年問題(1) 節目の年の歴史的な出来事
受験する年(2016年)あるいは前年(2015年)からさかのぼって節目のよい年の出来事はしばしば問われます。今年は「戦後70年」で出題の可能性が極めて高いといえます。
3 周年問題(2) 出題が予想される1945年の出来事
1945年7月26日の「ポツダム宣言」発表後、9月2日に日本は全面降伏しました。1945年の出来事を並び替える問題の出題が予想されますので、流れを頭に入れてしておきましょう。
7 教科の枠を越えた横断的な学習
「社会」「理科」の枠にとらわれない、横断的な学習が求められるようになっています。たとえば、ロケットの打ち上げ基地が、より赤道に近い沖縄ではなく、種子島にある理由は、横断的な学習から明らかになる事項です。
第2回 中学で英語が得意になる!
講師・杉山愛氏、杉山芙沙子氏
元テニスプレーヤーで、現在はスポーツキャスターとして活躍中の杉山愛氏。そして、愛氏のお母さまで、スポーツ教育研究者として選手の指導を行っている杉山芙沙子氏が、お子さまのやる気を引き出すヒントについて教えてくれます。(司会:円城寺佳子)
1 テニスと勉強を両立させるために
4歳でテニスを始めた愛氏。本格的にテニスの道を志したのは小学2年生のころだった。しかし、学校の宿題も多く、集中して宿題の時間を割いたりして、大変だったとお話しくださいました。
3 プロになるために続けていたこと
毎日その日のベストを尽くす、気分が乗らない日も、うまくいかない日もがんばる力を付けることが大切。気分が乗らなくても受け入れ「ワクワク・スイッチ」を自分で入れて楽しめるよう工夫するのもひとつの手です。
4 がんばる力に結び付くルーティン・ワーク
25歳の時、愛氏にスランプが訪れました。その際に積み重ねたのが、日常生活、試合の時、それぞれの「ルーティン・ワーク」。これらは心と体の準備をして、よいパフォーマンスや練習に結び付けるために必要なことです。
5 大きな実を結ぶ小さながんばり
芙沙子氏によれば、たとえば小学生の子どもが帰宅した時、靴をそろえたり、かばんをしまったりする——こうした小さな積み重ねが大切で、入試の日に必ずしも調子がよくなくても、どこか助けられる部分があるという医学的な証明があるそうです。
【2016年度 中学入試・後悔しない受験校選び】
講師・森上展安氏
私学教育研究の第一人者である森上展安氏が、受験校選びの秘けつについてお話しします。
1 学校選びで後悔しないために
入学して「この中学は合わない」と考えるなら、なるべく早く学校を変えたほうがよいでしょう。クラブや技能教科で活躍ができると、お子さまは根城ができますので、それは合っている学校だといえます。
2 リーダーシップを養成できる中学校時代
中学時代、機会があれば、小さい集団でリーダーシップをとる経験をしておくとよいでしょう。入学後も努力を怠らず、成績上位になれるように、勉強は続けなくてはなりません。
4 今後求められるグローバルな人材
グローバル化が進み、今後は大学入試に「TOEFL(R)テスト」などが導入され、自分の言葉でプレゼンテーションする力が必要になります。また、プロの教育者から指導を受けていることが大事だといえます。
6 中学・高校の業績を問う多面的評価
少子化などで競争率が低くなり、入学が容易になる一方、海外の学生と競争する世の中に変わります。そのため、数学や英語の素養をしっかり身に付けさせてくれる学校を選ばねばなりません。
【幸せな中学受験をつかむ家庭の力】
講師・松島伸浩氏
受験・教育相談の実績で、保護者のかたから絶大な支持を集める塾講師・松島伸浩氏が、中学受験における親子の関わり方についてお話しします。
1 事例から考える「幸せな中学受験」タイプA
まず、「甘えん坊・ぐずぐず男子×物量作戦大好きママ」の事例を考えてみましょう。ただたくさんやらせても効果は上がりません。第三者のアドバイスを聞き、上手にコントロールすることが大切です。
2 事例から考える「幸せな中学受験」タイプB
次は「まじめ・優等生タイプ男子×お膳立て先回りママ」の事例です。第一志望に合格しましたが、中高では勉強から逃避してしまいました。自分で達成感を持ち、乗り越えていくのも中学受験の財産なのです。
4 話をしっかり聞くことの大切さ
話を聞いている量の差が、学力の差につながります。ですから、低学年時代は「聞く習慣」を身に付けねばなりません。家庭での会話は家庭教育の第一だといえ、一つひとつの言葉をしっかりとらえて、話すことができるようになります。
5 やらされている勉強は身に付かない
小学3~4年生までは、楽しく学ぶことが大事です。5年生は鍛える時期ですが、勉強が面白いと感じた経験が多いと、鍛錬の時期も乗り越えられます。また、得意教科などの強みがあれば、かなり有利になるといえます。
6 他人との比較ではなく自分との戦い
子どもはしばしば他人との意味のない比較をしがちです。また、もし点数が悪くても、よいところをひとつでも見つけ、フィードバックすることで、子どもが何かに気付くこともあります。保護者のかたは中身を見てあげることが大切なのです。