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社会

世界の料理で献立計画

今日の食事はどの国からきたの?

  • 対象学年(おすすめ年齢)小学校高学年〜中学生
  • かかる日数(目安)1〜2週間

食を通して国や地域、世界への理解を深める自由研究。国旗や言語、気候などを加えたり自分の興味のあることと結びつけたりしやすいから、オリジナルのまとめが作れます!

親に嬉しいポイント

献立のマンネリ脱出!食事中の会話が弾む!

どんな学びがある?

料理が世界に目を向けるきっかけになり、文化の多様性や類似性に気づくことができます。また、好きなものと国、食事を結びつけてまとめれば、テーマを決めたり必要な情報を探したりする調べ学習のスキルも上がります。

こんな声かけで学びを後押し!

  • お米を食べる国って、どのくらいあるのかな?どこにあるのかな?
  • パスタとうどんってどっちも小麦なのに全然違うね! どうしてだろう?
  • じゃがいもって世界中で使われているみたいだよ。どんな料理があるのかな

楽しみながら取り組むアイディアを紹介!

STEP01

どの国の料理を調べるか決めよう

好きなものと結びつけて調べる国を決めると興味もアップ! 関心がもてるきっかけを見つけよう。

  • 好きなスポーツの強豪国を数カ国選んで、それぞれの代表的な料理を調べる
  • 好きなマンガやアニメの舞台になっている国を選んで、それぞれの代表的な料理を調べる
  • ラーメンが好きだから世界の麺料理を調べる
  • ファミリーレストランのメニューから発祥の国を調べる

代表料理の参考

  • パスタ・ピザ=イタリア
  • ポトフ=フランス
  • ハンバーグ・ジャーマンポテト=ドイツ
  • チャーハン=中国
  • パエリア=スペイン
  • チヂミ=韓国
  • 生春巻き=ベトナム
  • スコッチエッグ・フィッシュアンドチップス=イギリス

※国名は略称です

STEP02

何を調べるかを決めよう

目的の国の料理や、料理の発祥の国を調べるときは、合わせて紹介する情報も決めておくとスムーズ。調べやすく、まとめるときに迷ったり収集がつかなくなったりしづらくなる。

  • 「国旗」「言葉(文字)」「スポーツ」「有名人」などを一緒に調べる(低学年〜中学年向け)
  • 珍しい郷土料理、気候、特産品、各国の「おいしい」の言い方を調べる(高学年以上向け)
  • 料理の由来や特徴を調べる

例)

  • 低学年:各国の情報を加える(国旗、言葉(文字)、スポーツ、有名人 など)
  • 高学年:さらに詳しい情報を調べて加える(各国の「美味しい」の言い方、珍しい郷土料理、気候、特産品 など)
  • 高学年〜中学生:料理について掘り下げる(作り方を調べる、使う材料や調味料のことを調べる など)

STEP03

楽しく調べられる本やサイトを見つける

わかりやすい資料を選んだり、複数の資料を参考にしたりして、情報をまとめる力をつけよう! 複数の資料をチェックすることで、重要な事柄がはっきりしたり、誤った情報に気づくことができる。

  • 図書館で資料を探す
    どんな本があるか、資料になるか幅広く把握できる。本を探すときは図書館のスタッフに聞いてみてもいい
  • インターネットで資料を探す
    どんな検索ワードで調べると情報が見つけやすいか、いろいろ試してみる。子ども向けの資料を探す

楽しみながら、取り組むアイデア

「世界の献立の日」を決めて カレンダーに書き込もう

献立を考えたら、カレンダーに書き込んでいこう。バンバーグやカレーなど作り慣れたメニューを中心にするのが気軽に実践するコツ。市販品や外食を入れると幅が広がりやすくなります。

自由研究のまとめかたのコツ

世界地図を使ってわかりやすく

  • 世界地図をプリントして国の近くに料理の写真を貼る
    ※コンビニのコピー機でA3用紙へのプリントアウトもできる

写真を使って見栄えのいいまとめに!

  • ファミリーレストランのメニュー風に
  • なるべく大きくプリントして大きな模造紙にぺたぺた
  • イラストを描いたりコピー/プリントして貼ったりしても

情報を加えてオリジナルのまとめに

  • 料理だけでなく、その国の文化や歴史を調べてみる
  • 各国の「給食」「行事食」など自分と比べやすいテーマを加える
  • 日本でこんな料理に変身した(和風ハンバーグ、たらこスパゲティ、あんぱんなど)も書く
  • 気候や人口などのデータを地図帳などで調べると、より高学年向けのまとめになる

コメントの書き方は個性に合わせて

  • 気づいたことをたくさん書く「その国で育つものが主食になる」「主食はほとんど穀物」「塩は世界中で使われている」など
  • 比較して書く「日本のしょうゆのような調味料だ」「作り方はだいたい同じなのに味が全然違う」「和食はどこの国とも似ていない」など
  • 感じたことを情緒的に表現してもいい「皮で包む料理がたくさんあってびっくり」「大好きな料理が生まれた国と知って身近に感じた」など

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最後に・・・

何気なく食べている料理にも、各国の歴史や日本とのつながりが隠れています。始めは調べ学習のサポートなどが必要だと思いますが、進めるうちに慣れて学習スキルも上がっていきますよ!

監修:親野智可等(教育評論家)

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