夏休み、冬休みの自由研究の
まとめ方のコツ、
すべて紹介します!
自由研究
9項目と書き方
自由研究9項目を意識して、
カンタンにまとめよう
「どうやって書こう?」と悩む前に、自由研究の基本9項目(①タイトル ②研究のきっかけ ③予想/調べたいこと ④方法・道具 ⑤結果 ⑥わかったこと ⑦感想 ⑧参考にしたもの ⑨日付・名前)をチェックしておけばまとめやすくなります。実験の結果や調べたことを書き出すだけでなく、「なぜそのテーマにしたのか?」「この結果から、どんなことが導き出せるのか?」など、自分なりの考えを伝えることが大切です。項目はそのままでなく、テーマに合わせて書きやすいようにアレンジしてください。
実験・観察
自由研究9項目と書き方
理科系の自由研究は、手順や道具の説明に広めのスペースが必要になることがあります。実験をいくつか行うときは、方法と結果を一つにまとめても。結果は表にするなどして見やすさを心がけ、結果からどんなことが考えられるのか?も記入しましょう。
まとめに必要な9項目
- ①タイトル
- ②研究のきっかけ
- ③予想/調べたいこと
- ④方法・道具
- ⑤結果
- ⑥わかったこと
- ⑦感想
- ⑧参考にしたもの
- ⑨日付・名前
上級編3項目
- ①今後の課題
- ②注意点
- ③発展研究
①タイトル
タイトルは大きくわかりやすく。「○○なのはなぜ?」「○○の秘密」など、興味をもってもらえるようなタイトルもGood。テーマのどんなことに注目したテーマなのかが伝わるように。
②研究のきっかけ
きっかけは「本で読んだから」「友達に聞いて」などでOK。「なぜこの研究テーマを選んだのか?」「テーマのどんなところに興味を持ったのか?」と研究の動機を書きます。
③予想/調べたいこと
気になったこと、調べたいことに対して「こうかもしれない」と自分なりに予想したことを書きます。それが合っているかどうか、実験・観察で検証します。
④方法・道具
どんな道具を使ってどのような実験・観察を行うのか書きます。図解や写真を使って、見る人にわかりやすく説明しましょう。実験と結果を分けにくいときはセットにします。
⑤結果
実験や観察の結果を書きます。数値で比較できる場合は表やグラフにすると見やすくなります。「結果」には事実のみを書き、それに対する自分の考えは別の項目に。
⑥わかったこと
「結果」から導き出される考察、新たに生まれた疑問点などを書きます。ヒントになるような知識・資料があれば、合わせてこちらで紹介しても良いでしょう。
⑦感想
感想を短い言葉でまとめます。実験・観察前の予想と結果を比較して、「予想通りだった」「意外な結果になった」など自分の考えも入れても良いでしょう。
⑧参考にしたもの
研究の参考にした本やWEBサイトがあれば題名・URLを記しておきましょう。研究に協力してくれた人がいれば、「謝辞」として感謝の言葉も書いておきます。
⑨日付・名前
自由研究をまとめた日付・自分の名前を書いておきます。まとめ方合わせてどこに書いてもいいですが、タイトル近くがわかりやすくておすすめです。
ステップアップ!
上級編3項目
研究しているうちに新たな疑問が生まれたり、「今度はこれを調べてみたい!」と思うのはよくあること。9項目に加えて記入すると、さらに発展した自由研究になります。
①今後の課題
「○○についてはわかったが、××について疑問が残ったので次回調べてみたい」など、今後の研究への意欲などを書いておきましょう。
②注意点
自由研究を見た人が、「自分もやってみたい」と思うかもしれません。例えば「スライムをつくる洗濯のりはPVA入りを使う」など、注意点があれば書いておきます。
③発展研究
テーマからは外れるけれど、「スライムに砂鉄を混ぜたらどうなるか調べてみた」などの実験もしたのであれば、発展研究として簡単に紹介します。
調べ学習の
自由研究9項目と書き方
調べ学習の自由研究は、調査結果がたくさんあってまとめ方がむずかしいことも。タイムスケジュールや表にして、大事なポイントが伝わるように工夫しましょう。大きな絵を中心にしても良いですね。
まとめに必要な9項目
- ①タイトル
- ②研究のきっかけ
- ③調べたいこと
- ④調査方法と道具
- ⑤調査結果
- ⑥わかったこと
- ⑦感想
- ⑧参考にしたもの
- ⑨日付・名前
上級編3項目
- ①今後の課題
- ②補足情報
- ③謝辞
①タイトル
自由研究の「顔」となるタイトル。まずは「○○の観察」など基本のタイトルを考え、「〇〇の不思議」など「こうしたら面白そうかな?」とアレンジしてみましょう。
②研究のきっかけ
きっかけは「TVで見た」「恐竜が好きだから」などでOK。「なぜこれについて調べようと思ったのか?」「テーマのどんなところに興味を持ったのか?」と研究の動機を書きます。
③調べたいこと
テーマについて、どんなことが気になって、調べたいのかを書きます。例えば「日本の城」について調べるのなら、建物についてなのか、歴史についてなのかなどしぼりこんでいきます。
④調査方法と道具
調べたいことに合わせて、誰かに取材する、資料を探すなど調査の方法を書きます。見学に行くのであれば見学先の名称や場所なども書いておきましょう。
⑤調査結果
調査の結果を書きます。インタビュー形式にしたり、ポイントを個条書きにしたりしましょう。「結果」には事実のみを書き、それに対する自分の考えは別の項目に。
⑥わかったこと
調査から導き出される考察、新たに知りたくなったことなどを書きます。ヒントになるような知識・資料があれば、合わせてこちらで紹介しても良いでしょう。
⑦感想
「わかったこと」を短い言葉でまとめます。調査前の予想と比べて、「思っていた通りだった」「意外なことを知った」など自分の感想も入れても良いでしょう。
⑧参考にしたもの
研究の参考にした本やWEBサイトがあれば題名・URLを記しておきましょう。
⑨日付・名前
自由研究をまとめた日付・自分の名前を書いておきます。まとめ方に合わせてどこに書いてもいいですが、タイトル近くがわかりやすくておすすめです。
ステップアップ!
上級編3項目
研究しているうちに新たな疑問が生まれたり、「今度はこれを調べてみたい!」と思うのはよくあること。9項目に加えて記入しておきます。
①今後の課題
「○○について知ることができたが、××に興味がわいたので次回調べてみたい」など、今後の研究への意欲などを書いておきましょう。
②補足情報
取材の過程で知った情報やお知らせしておきたいことがあれば書いておきます。コラムとして入れても良いでしょう。
③謝辞
取材時におせわになった人や団体などがあれば、感謝の気持ちを記します。
学年別
保護者のかたが
サポートする際のポイント
低学年(小1〜3)の場合
低学年は「調査結果」を丁寧にまとめることを心がけましょう。その際、まとめ方に工夫ができるといいですね。観察日記にしたり、新聞のようにまとめたり、絵や図を使ったりと工夫してみましょう。
また、「調査結果」から「わかったこと」を詳しく考察するのはまだまだ難しい時期。「予想と比べてどうだった?」など、保護者がインタビュアーのように質問して引き出していくのもいいですね。
高学年(小4〜6)の場合
高学年になったら、実験や調査の前に仮説を立てることを意識しましょう。「どんな結果になると思う?」など質問を投げかけてみるのもいいですね。仮説と結果の違いに気づくことで、研究の楽しさも実感できるはずです。仮説をたてることで、結果の考察もより一段と深まったものとなるでしょう。
自由研究まとめ方のコツ ヒント集
アシスタント
まとめ博士
自由研究が大好きな博士。
まとみ
自由研究には毎日挑戦している!
まとむ
自由研究に初挑戦する小学生。生き物が好き。