2013 家族で盛り上がる!夏のお楽しみ

2013年7月1日更新

梅雨が明ければ、いよいよ夏本番ですね!
夏は七夕、海の日、お盆に土用の丑の日と、なにかと年中行事やイベントの多い季節。でも、その由来は意外と知らなかったりしませんか?
今月は、親子で話したくなる夏の行事の由来からイベント、休日にも役立つ情報をお届けします!

夏の行事のはなし

行事の由来

身近な行事に込められた意味や歴史をご紹介します。

七夕

日本と中国の伝統行事がドッキング

七夕は、三月三日の桃の節句や五月五日の端午の節句と同じ、季節の節目を示す節句のひとつ。由来には諸説ありますが、日本では昔お盆の準備として旧暦の7月7日に若い女性が織物をおる風習があり、そのとき使われていた織り機が「棚機(たなばた)」と呼ばれていました。一方、中国では7月7日の夜だけ天の川を渡って会えるという織り姫と彦星の伝説や、織り姫にちなんで裁縫が上達するように願う乞巧奠(きっこうでん)という行事があり、これらが合わさって現在の日本の七夕のスタイルになってきたと言われています。

もとは芸や技術の上達を願う行事

七夕が日本で庶民に広まったのは江戸時代。もとは織り姫にちなんだ祈りの行事なので、本来は裁縫をはじめ、芸事や書道などの上達を願うものでしたが、「大切な人に会う」という大きな願いを叶えたふたりにあやかって、現在ではさまざまな願いごとが短冊に書かれています。

旧暦? 新暦?

七夕は、もとは旧暦の7月7日に行われていました。今は新暦の7月7日に行うことが多いものの、この時期は雨が降りやすいため、旧暦に近くて人の集まるお盆の時期にイベントを行う地域もあります。また、国立天文台では旧暦の7月7日に当たる日を「伝統的七夕」として公表。2013年は8月13日です。

お盆

お盆にはインドの仏教と日本の習慣が混在

お盆の語源は仏教用語の「ウランバナ」。この言葉は死後の世界での苦しみから人を救う法要をあらわしていて、インドから日本に伝わったときに、日本に古来からあるご先祖をまつり、敬う風習と一緒になり、今のような形になったといわれています。13日の夕方、迎え火を炊いて故人・ご先祖の霊を招き入れます。そして、15~16日ごろになると送り火、灯籠流しなどで故人・ご先祖を送ります。

旧暦? 新暦?

旧暦の7月13~16日・17日(新暦ではたいてい8月中)が本来のお盆。近年は企業が8月の15日前後を「お盆休み」として一斉に夏期休業するようになったため、帰省やイベントもこの期間に集中し、「お盆」は8月の印象が強くなりましたが、旧暦の7月に行う地域もあります。

海の日

海を理解し、感謝する日

海の日は1996年にできた、新しい祝日。当初は7月20日でしたが、いわゆるハッピーマンデー法によって2003年から7月の第3月曜日になりました。7月20日は、もともと「海の記念日」として、いろいろな行事が行われていた日で、国民の祝日に関する法律では「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。」と定められています。

「海の日」と「海の月間」

「海の日」がある7月は、「海の月間」でもあり、海上保安庁や国土交通省の海事局の行う式典をはじめ、さまざまなイベントが行われています。金管バンド演奏や、展示会、この日にあわせて海開きをする海水浴場もあります。

土用の丑の日

今年はひと夏に2回!

土用は、四季の変わり目(立春・立夏・立秋・立冬)の前18~19日間、年に4回あります。さらに日付には十二支が順番に当てはめられていて、この土用の期間中で、「丑」に当たる日が「土用の丑の日」となるのです。丑の日は12日間隔でやってくるので、夏の土用の期間中2回あることも。2013年は、7月22日と8月3日です。もちろん春、秋、冬にも土用の丑の日がありますよ。

なぜ、うなぎ?

鰻を食べる習慣は、諸説ある中でも江戸時代の発明家・平賀源内が夏に暇になる鰻屋をたすけるために考え、広めたアイディアというものが特に有名。鰻の旬は、実は秋~冬だけれど、そもそも夏バテ対策になるビタミンA・B群が豊富なので夏に食べる利点もあるのです。

夏祭りファッション

ゆかたの帯の結び方とヘアアレンジのヒント

夏祭りや花火大会で活躍する簡単アレンジ。

へこ帯の結び方

基本のちょうちょ結び

帯を腰に2巻きくらい回して、ひと結びします。
下になっている帯(たれ)を丸めて、上になっている帯(手先)をかぶせて間から引き出し、ちょうちょ結びをします。
最後にリボンを整えて、出来上がり。

※羽根を大きく広げるとボリュームが出て華やかに!

変わり結び

基本のちょうちょ結びをします。
このとき、はじめに手先が短め、たれが少し長めになるようにします。
ちょうちょ結びで余ったたれを結び目の下から上に通して、結び目を隠すようにかぶせます。

ヘアアレンジ

女の子も男の子も、少し手をかけてあげるだけで、ぐっと雰囲気が変わります!

女の子の定番、おだんご

高めの位置でポニーテールを作り、ゴムでしっかり留めたら、毛先を結び目にくるっと巻き付けてピンで留めます。
かわいい飾りのついたゴムをつけると華やか!
ポニーテールを引き抜ききらず、毛先を散らしてもかわいい。

※アシンメトリーなおだんごにしたり、ふたつでのおだんごなら飾りもいっぱいつけられます。

短い髪の場合

女の子は、トップからの編み込みや飾りピンがおすすめ
男の子も、整髪剤をちょっとつけて。
くしゅくしゅっとくせをつけて立てたり、流したりするとお兄ちゃんぽい印象に。

子どものゆかた おたすけ体験談

子どもにゆかたを着せるときに役立つ、みなさんからの体験談です。

髪のセットは、ゆかたを着る前に!

ゆかたを先に着ると、髪をセットしている間に崩れてしまうし、整髪剤がゆかたに飛びそうで落ち着きません。女の子なら、大きめの髪飾りをつけてあげると人ごみでも目立っていいですよ。

インナーを着せています

暑そうだけど、汗をしっかり吸ってくれるので、かえって楽みたい。ゆかた用のスリップもあるけど、うちは普通の肌着です。

大きすぎるゆかたは注意!

裾上げしたり肩をつめたりするのが大変だし、織り込む布が多くなるのでどうしてももたつきます。でもワンシーズンというのももったいないので、少し大きめくらいがいいかなと思います。

動き回る子にはセパレートタイプをおすすめ

ゆかたの上下が分かれていて、下がスカート状になっているのではだけません! これのおかげで甚平を卒業できました。

いろいろ試し履きして鼻緒の部分があまりきつくないものを

下駄を履かせたら靴擦れでかわいそうなことになったので、翌年はできるだけいろいろ試し履きして鼻緒の部分があまりきつくないものを選びました。さらに足袋型の靴下で何度か履かせていたら、なじんだのか、今度はまったく痛がりませんでした。

夏の元気レシピ

いつもの食材ワンランクアップ!

夏に食べたい食材を、おいしく調理するアイディアです。

うなぎは電子レンジよりフライパンで!

スーパーなどで買ううなぎは、電子レンジで加熱するとかたくなってしまうことがあります。フライパンに鰻を入れて酒をふり、ふたをして中火~強火で酒蒸しにすれば、ふっくらして味、香りもよくなります。

冷たい麺は氷で冷やす

そうめんや冷やし中華、冷製パスタなど、夏にうれしいのが冷たい麺類。作るときのポイントは、しっかり冷やして麺を引き締めること。流水でしっかり洗ったら、氷水につけます。これだけで食感が全然違います。

刺身なし手巻き寿司

子どもと一緒の手巻き寿司なら、刺身にこだわらず自由な具材で楽しみましょう! うなぎ、ハム、ウインナー、ツナ、納豆、きゅうり、アボガド…。ミートソースや唐揚げ、豚キムチ、海老フライなどのお惣菜も人気です。

かき氷バイキング

フルーツの缶詰やシロップを用意して、好きなものを好きなようにトッピング。作るのも食べるのも楽しくて、おやつタイムがちょっとしたイベントになります。

夏の食材を探そう

夏が旬の食材について、買い物や料理をするときにお子さんと話してみませんか?

枝豆

肉をつくるタンパク質や骨を丈夫にするカルシウムがいっぱい。ビタミンCも含まれます。冷凍の枝豆も便利だけど、この時期には房になった生の枝豆もある。

きゅうり

ハウス栽培で一年中出回りますが、旬は夏。水分補給や体を冷やす効果もあり。利尿作用があるので、トイレが近くなるほど食べ過ぎないように気をつけて。

とうもろこし

ビタミンC、ビタミンEが豊富で、食物繊維やマグネシウムも豊富です。生が手に入る時期は意外と短いとうもろこし。だんだん甘みが薄れていくので、買ったら早めにゆでて。

トマト

老化防止や抗ガン作用が注目されるリコピンに加え、ビタミンA、ビタミンCが豊富。生でも加熱しても美味しく、アレンジ自在の食材。家庭菜園でも人気の野菜です。

パプリカ・ピーマン

ビタミンCが多くて風邪予防、疲労回復に効果を発揮。小さいうちは苦手な子が多いけれど、揚げたり、肉と合わせると甘みが引き出されて食べやすくなる。

あじ、あゆ、すずきなどが旬。DHA、EPAなど、子どもの成長に必要な栄養素がいっぱい!

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